東北の文化を追っていくと、「おしらさま」のお話しにも触れます。
「おしらさま」は子どものころから名前はよく耳にしていましたが
遠野物語を読んで、きちんと知ることになり
千と千尋の神隠しでは、油屋のお客さんとしてエレベーターに乗っていた、大根の神様が
「おしらさま」がモデルと知った時は、イメージが変わってしまいました。

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でも、それは間違いではなく、おしらさまは、広い地域に様々に伝えられているようで
また、当時の南部、宮古が上方や京、薩摩や琉球、八重山などとの交易が盛んであったことは
言葉の文化にも名残があるようですが
おしらさまの布が上方から入ったものであったり、屋久島に伝わる貝の数珠が使われているとのことで
昨年、「がんづき」が沖縄にもあったことが分かり、東北で黒糖が伝統食材として定着していることなどは
江戸時代の東北の人たちの交流が、想像以上に活発に繰り広げられていたことの物証かもしれません
東北の底力の源流かも。