「今の私ってどう見えますか?」


「視野が広がったのかなって思うよ。」


気付いていると思っていた。


上司はきっと、私の迷いや不安に気付いていない。


何から話したら良いのだろう…。


少しずつ、少しずつ私の心を打ち明けてみる。


それでも私の苦しみは伝わらなかった。


どうしても言えなかった。

言ってしまえば全てが終わると思った。


「苦しくて、苦しくてずっと言えなかったんですけど…」


言うつもりはなかったけれど、全てを伝えてみようと思った。


「誤解しないで下さいね。」


まるで告白のようだった。


「私、本当は・・・」


言葉が詰まる…。


たった一言。 その一言が三年間言えなかった。


「××をやりたいと思えないんです…。」


ついに打ち明けてしまった…。 ずっと隠していた私の心…。


泣きながら打ち明けた私の気持ち。

ずっと苦しかった心がたった一言でとても軽くなった。


上司の顔は見れなかった。


「俺もずっと××をやるつもりはない。」


上司の答えは私の心を軽くしてくれた。


「好きなことをする為に××を踏み台にすればいい。」


今の私は××の存在が苦しかった。


「××を利用すればいい」


その考えは私にはなかった。


これから先、私は迷うことはあっても、立ち止まる事はもうないでしょう。

今の事業部を成功させて、私は新しい事にチャレンジします。


突っ走りたい。


久しぶりにそう思えた。

私の迷いを消してくれた恩人、Mさんの話をしました。


上司は今度会わせてくれると言ってくれました。


人それぞれ、悩みも不安もある。

私を支えてくれる全ての人に感謝したい。


私は今、胸を張って「見守っていて下さい」と言えます。

勉強して、経験を積んで、技術も実力も自信も身につけて夢に向かいます。