皆さんは、"ベジブロス"や"野菜だし"
という言葉を聞いたことがありますか?
ベジブロスとは、
今まで捨てていた野菜の皮や
ヘタなどの切れ端を水で煮込んだ出汁
のことですが、
実はこの野菜の切れ端こそが
栄養の宝庫だという話を
今日はしていきたいと思います。
ベジブロスの魅力から、
作り方、使い方、注意点までを
伝えていきますが、
長くなるので、2回に分けます。
最後までどうぞお付き合いください♡
ベジブロスの魅力
🔸その1🔸
老化や病気を予防する
ファイトケミカルが豊富!
ベジブロスには、第7の栄養素
と呼ばれるファイトケミカル※
(フィトケミカルともいいます)
が豊富に含まれていて、
次のような効果が期待できます。
・抗酸化作用による老化予防
(アンチエイジングによる美容効果も✨)
・代謝の促進
・免疫力向上
・脳機能の強化
などなど。
※ ファイトケミカル:たんぱく質、
炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル、
食物繊維の6大栄養素に次ぐ
第7の栄養
〜ファイトケミカルの
栄養素の種類〜
- ポリフェノール
- 含硫化合物
- カロテノイド
- テルペン類
- 多糖類
ファイトケミカルの栄養素は
大きく分けて5種類に分類されます。
それぞれ期待される効果・効能は
少しずつ異なりますが、
共通しているのは抗酸化作用がある
ということ。
抗酸化物質を摂取することで
酸化を防ぎ、老化や様々な病気の
リスクを低下させることに
繋がります。
美容の観点から見ても
ファイトケミカルを摂ることは、
"アンチエイジングの効果がある"とか
"エイジングケアに役立つ"
とも言えるので、女性には嬉しいですね
具体的に何がファイトケミカルかというと、
ブルーベリーや茄子のアントシアニン、
お茶のカテキン、
にんにくや玉ねぎ・長ネギのアリシン、
トマトのリコピンなどなど…
よく耳にするこれらが
ファイトケミカルです
🔸その2🔸
どんな料理にも使える!
出汁と言えば、
昆布だしやかつお出汁ですが、
これらが合う料理は和食です。
一方、ベジブロスは、和食だけでなく、
洋食、中華となんでもいけちゃいます!
ほんのりと野菜の甘みや旨味があって、
クセがなく、それでいて
まろやかな味わいなので、
どんな料理にも合うのです😊
べジブロスの作り方
【作りやすい分量】
・野菜くず 300〜400g
・水 1リットル
・酒 小さじ1 (野菜の臭みを取るため)
✳︎写真は、冷凍保存していた野菜くず。
一度に野菜くずが集まらない場合は、
都度冷凍してためておいたものを
使うのでも◎
【手順】
1. 野菜くずを水でよく洗い、
汚れを落とします。
2.鍋に水1リットルと野菜くず300〜400g
を入れ、お酒小さじ1を足して
火にかけます🔥
3.沸騰しそうになったら弱火にし、
そこから20~30分煮込みます。
4.火を止め、粗熱を取ってから
ザルで野菜をこし、冷蔵庫で保存します。
※濃厚なベジブロスとして、その後お料理に使うなら、こちらのやり方がオススメ↓
"煮込んだ後に一度火を止め、
粗熱を取った後、強火で再度10分ほど
煮出す"→4.へ
ただし、苦味の強い野菜を入れた場合は
より苦くなるのでおすすめしません。
いかがでしたでしょうか?
野菜くずを集め、煮出すだけ。
意外と簡単ではないでしょうか。
次回は、ベジブロスの使い方と
注意点についてお伝えします