モスク閉鎖、自宅で礼拝…イスラム諸国がラマダン入り 過ごし方一変
毎日新聞2020年4月24日 09時35分(最終更新 4月24日 09時36分)
https://mainichi.jp/articles/20200424/k00/00m/030/021000c
サウジアラビアやエジプトなど多くのイスラム諸国で24日、1年で最も神聖な月ラマダン(断食月)が始まった。日中は飲食せず、日没後に親族や友人らと集まって食事し、モスク(礼拝所)で集団礼拝するのが伝統的な過ごし方。今年は新型コロナウイルスの影響で様子が一変しそうだ。
迷走続く新型コロナ対策 政府は基本戦略と戦術の道筋を早急に描け 古賀伸明・前連合会長
毎日新聞 2020年4月24日
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20200423/pol/00m/010/004000c
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、政府は4月7日、7都府県を対象とした緊急事態宣言を発出した。そして、9日後の16日、その宣言の対象を全都道府県に拡大した。
一定の目安といわれる4月7日から2週間後の21日現在、感染が確認された人数は1万1000人を超え、東京では1日で新しく感染が確認される人数は、100人を上回る日が8日間続いている。
残念ながら、不十分な結果と言わざるを得ない。まさに容易ならざる事態となっており、中長期的にこのウイルスとの対応は続く覚悟を持つ必要がある。
アベノマスクの大きな疑問
より困難な人に手を差し伸べよ
目に余る迷走ぶり
首相は自分の言葉で説明を
未配布の“アベノマスク”を全量回収へ 伊藤忠など、検品強化を発表
毎日新聞2020年4月24日 00時47分(最終更新 4月24日 01時48分)
https://mainichi.jp/articles/20200424/k00/00m/010/003000c
新型コロナウイルスの感染防止策として政府が配る布マスクに汚れがあった問題で、マスクを納入した興和(名古屋市)と伊藤忠商事は23日、未配布分を全て回収すると発表した。検品体制を通常よりも強化する方針も示した。
汚れなどの不良品は妊婦への配布分で相次ぎ発覚。その後、全世帯用でも配布前の確認作業で見つかっていた。これまでの厚生労働省の説明によると、2社はどちらについても納入している。
職場のトラブルどう防ぐ? コロナ禍で「自宅待機か休業か」給料はどう変わる? 井寄奈美・特定社会保険労務士
毎日新聞 2020年4月24日
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20200423/biz/00m/020/011000c
A夫さん(43)は専門商社に勤める営業マンです。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月中から時差通勤や自宅待機をするようになりました。4月に入ると会社からテレワーク(在宅勤務)ができない人は休業扱いにすると言われました。A夫さんは「自宅待機」と「休業」の明確な違いがわからず戸惑っています。
自宅待機で業務なし
可能な限り社員の出勤を減らす
「自宅待機」と「休業」の違い
NY州民、約14%が陽性か 感染者数、公式発表の10倍? 無作為の抗体検査で判明
毎日新聞2020年4月24日 09時03分(最終更新 4月24日 09時16分)
https://accounts.mainichi.jp/login?ru=https%3A%2F%2Fmainichi.jp%2Fpremier%2Fhealth%2Farticles%2F20200423%2Fmed%2F00m%2F100%2F006000c
米東部ニューヨーク州のクオモ知事は23日の記者会見で、新型コロナウイルス感染歴の有無を調べるため無作為抽出で行った抗体検査の結果、約14%が陽性だったことを明らかにした。州の感染者は公式発表の10倍の推定約270万人に上る可能性があるという。
実践!感染症講義 -命を救う5分の知識- 新型コロナ 懸念される「欧州型」の重症化 谷口恭・太融寺町谷口医院院長
毎日新聞 2020年4月24日
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20200423/med/00m/100/006000c?pid=14542
ついこの前まで東京オリンピックを予定通り開催すると言われていたのが遠い昔のようです。国際オリンピック委員会(IOC)が延期を決定したのは3月25日、東京・大阪を含む全国7都府県での緊急事態宣言発令が4月7日、その後宣言は全国に拡大されました。
では、世間は自粛ムードで覆われ国民全員が最大限の警戒モードに入っているのかというと、どうもそうとは言い切れないように感じられます。なかには、営業を続けているパチンコ店もあるとか。言論の分野でも、一部の保守系の雑誌ではいまだに「楽観論」が主張されているようです。ですが、もはや新型コロナを楽観すべきではありません。それを示すいくつかの「証拠」がみつかっています。また、私自身も警戒レベルを2月の頃よりも大きく引き上げています。そして「過去の認識が甘かったこと」を自覚しています。今回は私自身の反省も込めてコラムをお届けします。
中国の30歳代医師の死亡が転機
変異したウイルスに三つのタイプ
3月中旬以降の感染者は重症化しやすい?
予想外に多い「無症状者からの感染」
押印担当が続ける週1出社 コロナでも「ハンコの壁」
朝日新聞 2020年4月24日 9時00分
https://www.asahi.com/articles/ASN4R6TH7N4QULFA02H.html?iref=comtop_8_01
新型コロナウイルスの感染拡大で、在宅勤務(テレワーク)が急速に広がるなか、出社しなければならない大きな理由が、様々な書類に必要な「ハンコ」だ。押印のため出社する人はまだ多いが、政府は感染防止のため外出自粛を強く求めており、押印を廃止して電子契約に移行するケースが目立ってきた。
シャープのマスク、抽選販売に変更 27日にサイト再開
朝日新聞 2020年4月23日 21時14分
https://www.asahi.com/articles/ASN4R71VFN4RPLFA00H.html?iref=comtop_list_biz_n05
シャープは23日、自社製マスクの販売方法を抽選に切り替えると発表した。21日に個人向けに売り出したところ、専用サイトへのアクセスが集中して購入できなくなっていた。27日にサイトを再開し、まずは3万箱を用意する。当選者は1箱だけ買える。
1回目の申し込みは27日午前0時~午後11時59分。どの時間に応募しても「当選確率は同じ」という。当選者には29日までにメールで通知。購入手続き後2~7日で届く見込み。同一人物が複数申し込んだ場合は応募を無効にする。今後も順次販売する。
未配の布マスク、納入2社が全て回収に 不良品見つかり
朝日新聞 2020年4月24日 9時38分
https://www.asahi.com/articles/ASN4S32MTN4SOIPE002.html?iref=comtop_8_02
新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、政府が全世帯に配布する布マスクの一部に汚れなどの不良品が見つかった問題で、納品した興和と伊藤忠商事は、未配布分を全量回収すると23日に発表した。全量チェックなど、検品体制を強化するという。
「視界ゼロ」の経済運営 政権に強気さ消えて焦燥感
朝日新聞 2020年4月24日 6時00分
https://www.asahi.com/articles/ASN4R75CLN4JULFA02P.html?iref=comtop_8_04
新型コロナウイルスの感染拡大で暮らしや経済活動への影響が深刻になる中、政府が4月の月例経済報告で、景気の「急速な悪化」を認めた。コロナショック前の強気の姿勢は消え、政府は危機対応にかじを切っている。巨額の経済対策で政策を総動員しているものの、景気がいつ底を打つかは、感染の収束次第。当面は「視界ゼロ」での経済運営が続きそうだ。
「急速に悪化」「極めて厳しい」。4月の月例経済報告では、かつて経済危機の時に使われた深刻な表現が並んだ。西村康稔経済再生相は記者会見で、「原因は新型コロナウイルス感染症、この一言に尽きる」と強調した。
下水からウイルス、パリで検出 感染拡大の察知可能に?
朝日新聞 2020年4月24日 7時00分
https://www.asahi.com/articles/ASN4R5RQBN4RUHBI005.html?iref=comtop_8_08
新型コロナウイルスの感染がどれだけ広がっているのかを、下水に含まれるウイルスの量から察知できるかも知れない。パリの水道公社の研究チームが、下水処理場の水からウイルスを検出することに成功し、感染拡大とともに量が増えたことも確認した。PCRのような検査が限られ、感染歴を調べる抗体検査も開発途上のなか、感染拡大の傾向を知る手段になる可能性があると期待されている。
「第二の就職氷河期世代を作らない」、入社時期は弾力的に対応…経団連会長
読売新聞 2020/04/24 09:04
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200424-OYT1T50049/
経団連の中西宏明会長は23日、新型コロナウイルスの感染拡大により大学で授業の休講が相次いでいる状況を受け、学生の来年3月の卒業時期が遅れた場合には、企業が入社時期をずらすなど弾力的に対応するべきだとの考えを示した。経団連は「第二の就職氷河期世代を作らない」として、会員企業に弾力的な採用・選考活動の実施を要請しており、学生の不安解消に注力する方針だ。
中西氏は23日、萩生田文部科学相とのテレビ会議の後、記者団に対し、感染拡大の影響で学生の卒業が遅れた場合の扱いについて「過去にも経験がある」と述べた。4月入社にはこだわらず、企業が柔軟な対応を取る必要性を強調したもので、さらに就職や採用に関し、学生から意見・要望を聞く場を設けたいとの考えも明らかにした。
長崎停泊中の大型クルーズ船、新たに乗員43人感染…計91人に
読売新聞 2020/04/24 10:09
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200424-OYT1T50095/
長崎市香焼町の三菱重工業長崎造船所香焼工場に停泊中の大型クルーズ船「コスタ・アトランチカ」(乗員623人)で、新たに乗員43人が新型コロナウイルスに感染したことがわかった。乗員の感染は計91人になった。
「封鎖せず」独自路線 自主性尊重、「集団免疫」目指す―スウェーデン・新型コロナ
時事通信 2020年04月24日06時53分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042300702&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
22日、ストックホルムで春の陽気を楽しむスウェーデンの人々(AFP時事)
【ロンドン時事】新型コロナウイルスの感染が深刻化し、多くの国がロックダウン(都市封鎖)状態にある欧州で、封鎖をしない北欧スウェーデンの「独自路線」が注目を浴びている。ソフト対策の背景には、強制より個人の自主性を尊重する伝統が根強いほか、医療制度が充実し医療崩壊の懸念が少ないことなどがある。さらに多数が自然感染して免疫を持つことでウイルスを抑制する「集団免疫」の形成も念頭にあるとされる。
トルコ感染者、欧米除き最多 10万人迫る、巡礼で拡大も―新型コロナ
時事通信 2020年04月24日06時56分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042300612&g=int
22日、トルコの首都アンカラの露店でマスクを着ける買い物客ら(AFP時事)
【イスタンブール時事】世界で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、トルコでの感染者が22日時点で9万8674人となり、10万人に迫った。感染者数は中国やイランを超え、欧米を除けば最多。保健省によれば死者は2376人で、増加に歯止めがかかっていない。当局は週末を中心に外出禁止措置を取るなど対策を強化している。
EU、経済再建へ基金 財源、規模は結論持ち越し―首脳会議
時事通信 2020年04月24日08時40分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042400258&g=int
23日、ブリュッセルで記者会見するフォンデアライエン欧州委員長(AFP時事)
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は23日のテレビ首脳会議で、新型コロナウイルス危機収束後の経済再建策を協議した。イタリアなど打撃が深刻な加盟国を救済するため、基金を新設しEUの次期中期予算(2021~27年)と組み合わせて対応する方向で一致。欧州委員会に詳細の検討を指示した。
欧州メディアによると、欧州委は5月6日までに具体案を提示する見通し。ただ、財源や規模に加え、補助金か融資かなどをめぐり各国の溝は大きく、決定には時間を要するとみられる。
アドレスとパスワード大量流出 WHOにサイバー攻撃急増
時事通信 2020年04月24日08時52分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042400264&g=int
世界保健機関(WHO)本部=15日、ジュネーブ(AFP時事)
【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)は23日、サイバー攻撃により職員らの電子メールアドレスとパスワードが今週、ウェブ上に大量流出したと発表した。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、WHOへのサイバー攻撃は急増しており、前年同期比で5倍に上っているという。
コロナ自宅療養の患者数把握へ 厚労相、宿泊施設に移行
共同通信 2020.4.24 10:07
https://www.47news.jp/national/new_type_pneumonia/4749666.html
加藤勝信厚生労働相は24日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症で自宅療養中の患者数を把握する考えを示した。埼玉県内の50代と70代男性が自宅待機中に容体が悪化して死亡する事例が発生したことを受けての対応。自治体が用意し、看護師らが常駐するホテルや宿泊施設での療養に速やかに切り替える。
GWの越境自粛要請へ 東北・新潟7県2市、24日中に宣言
秋田魁新報 2020年4月24日 9時20分 掲載
https://www.sakigake.jp/news/article/20200424AK0012/
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、秋田県を含む東北、新潟の7県知事と仙台、新潟の両市長は24日、住民に対して、大型連休中の県境をまたぐ外出の自粛を要請する方針を固めた。「東北・新潟緊急共同宣言」として24日中に発表する。帰省や観光で人の往来が増えて感染が広がらないように圏域で連携する。
<新型コロナ>プロ野球「最初は無観客」 コミッショナーが見解 6月以降
東京新聞 2020年4月24日 朝刊
https://www.tokyo-np.co.jp/article/sports/list/202004/CK2020042402000135.html
プロ野球は23日、12球団代表者会議をオンラインで開き、新型コロナウイルスの感染拡大で6月以降に延期されているセ・パ両リーグの公式戦開幕について協議した。斉藤惇コミッショナーは会議後に記者会見し「状況を見て、最初は無観客で開かざるを得ない」と語った。
5月6日を期限とする国の緊急事態宣言は延長される可能性があるが、斉藤コミッショナーは「(宣言の)内容が緩和されたら(開幕に向け)前向きに取り組む」と述べた。その場合は同11日に開幕日を話し合いたいという。
【東京】<新型コロナ>多摩地域、GWに駐車場閉鎖 観光で訪問自粛を
東京新聞 2020年4月24日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/202004/CK2020042402000113.html
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、多摩地域の多くの観光地で大型連休中の駐車場を閉鎖する動きが広がっている。八王子市は高尾山の登山自粛を呼び掛け、檜原村や奥多摩町も行楽目的での訪問自粛を要請している。
高尾山周辺では、京王高尾線高尾山口駅近くの高尾山麓駐車場などが既に閉鎖されている。高尾登山電鉄のケーブルカーは二十五日~五月六日に運休。リフトは既に休止しており、六日まで利用できない。
<金口木舌>DV被害者を取り残さない
琉球新報 2020年4月24日 06:00
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1112036.html
リーマン・ショック後の2009年、政府は国民一人当たり1万2千円の「定額給付金」を支給した。しかし横浜地裁には給付差し止めを求める仮処分が申し立てられた。申し立てたのは、夫のドメスティックバイオレンス(DV)被害から逃れるため住民票と違う場所で暮らす女性だった
▼給付金を世帯主が受け取ることになっていたため、女性たちは受け取れない状況だった。弁護団は「給付金の趣旨である『生活支援』が最も必要としている人に届かなくなっている」と訴えた
▼同じ境遇の女性は全国におり、各地の自治体は被害者も給付金と同額を受け取れるよう対策を取った。横浜地裁への申し立ても、被害者が同額を受給する見通しが立ち取り下げられた
▼新型コロナウイルスの緊急経済対策で実施される一律10万円の給付でも、同様の事態が懸念されていた。給付金は原則として、世帯主の金融機関の口座に一括で振り込まれるからだ
▼総務省は22日、被害者が避難先の自治体に申し出れば給付金を受け取れることを発表した。ただ受給にはDV防止法による保護命令が出ていることや配偶者暴力相談支援センターの確認書があるなど、要件を満たす必要がある
▼被害者より先に世帯主が受け取ってしまった場合の対応など、課題も残る。政府は困窮者を一人も取り残さないよう制度を整えていくべきだ。