松尾貴史のちょっと違和感 職員自死の質疑中ニヤニヤ私語 この品性に命預けられるか
毎日新聞 2020年3月29日 02時20分(最終更新 3月29日 03時29分)
https://mainichi.jp/articles/20200329/ddv/010/070/022000c
北海道で会社が新型コロナウイルスの影響で倒産に追い込まれる事態が相次いでいる。北海道のみならず、全国にこの波は広がっていくだろうし、製造業だろうがサービス業だろうが、この大波はあらゆるところに及んでいくことは確かだ。
操業を停止したり、資金繰りができなくなったりで、そもそも限界ギリギリのところで持ちこたえていた中小企業は、愚かしい消費増税と忌まわしい新型コロナウイルス感染拡大の駄目押しダブルパンチが重なり、これから先もドミノ倒しのように次々と潰れていってしまうだろう。もちろん、そこで働く従業員とその家族も路頭に迷うことになる。すでに光熱費や電話代、家賃など、毎月固定で出ていく支払いすら滞って家計が破綻している人も多く出ている。当たり前のように迅速な対応が求められるはずが、政府の対応はとてもそうは思えないいびつなものだ。西村康稔経済再生担当大臣は、検討している国民への現金給付について「早くても5月末に」などと寝ぼけたことを言っている。
ならば、今はどう考えても、消費税を停止することが優先だろう。火の車の台所事情を抱える家庭にとっては救いになるし、余裕のある人たちへは不動産や自動車など大きな買い物をする背中を押すことにもなって、経済に良質の刺激を与える可能性が高い。まずは生活支援が必要な層への配慮が急務なのに、「消費税の減税は即効性に乏しい」という理由で、雀(すずめ)の涙ほどの商品券給付に拘泥する意味がわからない。
新型コロナ不況になぜ1人20万の給付金が必要なのか 反緊縮・経済学者の提言を読む
毎日新聞2020年3月29日 06時00分(最終更新 3月29日 06時00分)
https://mainichi.jp/articles/20200328/k00/00m/040/121000c
新型コロナウイルスの感染拡大による経済的な影響が広がる中、「反緊縮」を訴える市民グループの経済学者らが緊急提言を出した。現状を「消費増税・新型コロナショックで、非常に深刻なデフレ不況の危機」として、1人当たり20万円の給付金支給、消費税の停止など計55兆円規模の財政支出を政府に求める内容。発表3日目の24日にはウェブ上で賛同人が2万人を超えるなど、反響が広がっている。
最大六十数兆円の「増税なき財政支出増が可能」
財政法第5条
すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引き受けさせ、又(また)、借入金の借入については、日本銀行からこれを借り入れてはならない。但(ただ)し、特別の事由がある場合において、国会の議決を経た金額の範囲内では、この限りでない。
首相、新型コロナで「終息いつか答えられる世界の首脳は一人もいない」 会見全文
毎日新聞2020年3月29日 05時00分(最終更新 3月29日 05時00分)
https://mainichi.jp/articles/20200329/k00/00m/010/001000c
安倍晋三首相は28日、首相官邸で記者会見を行った。記者会見の発言は以下の通り。
欧米は「対岸の火事ではありません」
「数字となって表れたときには制御できない」
「長期戦を覚悟していただく必要がある」
「四つの薬で観察研究としての投与を開始」
「かつてない強大な政策パッケージを実行に」
「困難を乗り越えるため給付金制度を用意」
五輪延期「申し訳ない気持ちでいっぱい」
記者との質疑
「感染拡大抑制されれば大胆な需要喚起策」
緊急事態巡り「瀬戸際の状況が続いている」
森友問題「行政府の長として責任を痛感」
「ターゲットをある程度置き思い切った給付」
解散「そういうことは一切、頭の中に置かず」
学校再開は「地域地域によって」専門家判断
「文化、芸術、スポーツ重要。給付金も」
予算は「緊急事態となった時を想定」
マスク「必要の高い施設はしっかり供給」
「ロックダウンはあくまで『要請』と『指示』
学校再開「当然変わることはあり得る」
消費税「全世代型社会保障にどうしても必要」
感染者「隠しているのかというと違う」
最期の別れに親戚も呼べないなんて…新型コロナで葬儀縮小、会食中止 棺不足も
毎日新聞2020年3月29日 10時30分(最終更新 3月29日 10時32分)
https://mainichi.jp/articles/20200328/k00/00m/040/132000c
新型コロナウイルス感染症の影響が、葬儀にも及んでいる。葬儀の会食を見合わせたり、告別式を断念して火葬する「直葬」に変更したりするケースが相次いでいる。中国製が多い棺の確保も課題になり、葬儀会社が対応に追われている。【木許はるみ/統合デジタル取材センター】
参列者は激減 供花は増加
「直葬」の割合増 後日のお別れ会相談も
中国製の棺が調達困難 同業者から「譲ってほしい」
火葬後にする葬儀「後葬」もある
新型コロナ、世界で死者3万人超 高齢化社会の2カ国直撃 米ホプキンズ大集計
毎日新聞2020年3月29日 09時47分(最終更新 3月29日 09時47分)
https://mainichi.jp/articles/20200329/k00/00m/030/024000c
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が28日、世界全体で3万人を超えた。20日に1万人を超え、25日には倍増して2万人を上回ったばかり。感染者も65万人を超え、世界的大流行は依然として続いている。
各国発表によると、死者が群を抜いて多いのは1万23人のイタリアで、5690人のスペインが続く。両国で世界全体の死者の約半数を占める。いずれも平均寿命が約83歳と世界でも屈指の高さで、高齢化社会を新型コロナが直撃している。
新型コロナ 外出自粛 都心、週末ひっそり 飲食店「客は3分の1」
毎日新聞2020年3月29日 東京朝刊
https://mainichi.jp/articles/20200329/ddm/041/040/080000c
「週末の外出自粛」が始まった28日、東京都内の繁華街や観光スポットは、店や施設の休業が相次ぎ、人の往来が大幅に減った。新型コロナウイルスの感染者が爆発的に増えることを警戒する小池百合子知事らの呼び掛けに、首都はさらなる感染拡大を恐れ、厳戒ムードに包まれた。【南茂芽育、井川諒太郎、川上珠実】
銀座
渋谷
上野
イタリアの死者、1万人超える 累計感染者は9.2万人
朝日新聞 2020年3月29日 9時56分
https://www.asahi.com/articles/ASN3Y349LN3YUHBI001.html?iref=comtop_8_02
新型コロナウイルスの爆発的感染拡大が続くイタリアで28日、死者が1万23人に達したと政府が発表した。同国の高等衛生研究所によると、死者の8割以上が70歳以上という。国別の死者が1万人を超えたのは、イタリアが世界初となる。累計感染者も9万2472人に上り、1日5千人以上のペースで増えている。感染者が最も多い北部ロンバルディア州では、死者が5944人に達した。
空気感染しないコロナ、換気なぜ必要?漂う粒子を見ると
朝日新聞 2020年3月29日 10時00分
https://www.asahi.com/articles/ASN3X7D4VN3CPLBJ006.html?iref=comtop_8_01
新型コロナウイルスの感染が広がっている。ライブハウスのような場所など換気の悪い密閉空間での集団感染を防ぐために、屋外から空気を取り入れる換気が大切だとされている。新型コロナウイルスは「空気感染」はしないといわれているが、換気の勧めに科学的な根拠はあるのだろうか。
せきの20分後、ウイルスは?
北京、厳しさを増す厳戒態勢 習氏が恐れる崩壊の足音
朝日新聞 2020年3月29日 8時00分
https://www.asahi.com/articles/ASN3V3RLLN3SUHBI026.html?iref=comtop_8_06
中国の首都・北京は、新型コロナウイルスの感染封じ込めに一定程度成功しているにもかかわらず、人の往来などの移動制限が厳しさを増している。旗を振るのは習近平(シーチンピン)国家主席。厳戒態勢の裏には、「政治の中枢都市」という理由だけではない、複雑な事情があるようだ。
3月11日、住民の出入りを厳格に管理しているという北京市郊外の黒庄戸郷郎各庄村に足を運んだ。広さ1・5平方キロメートルの村全体がぐるりと壁に囲まれた構造で、中へ入る唯一の門の脇には、大きなプレハブの「登記所」が設置されていた。
一度外出した住民が村内へ戻るには、煩雑な手続きが必要になる。
まず、体温測定と消毒をその場で済ませる。次に、過去14日間に汚染が深刻な地域に入っていないことを証明する。これは、中国の携帯電話会社が無料で提供を始めたGPS履歴サービスを利用する。それもクリアすると、健康状況などの問診を受け、顔認識機能付きのカメラでデータを記録した後に、ようやく門が開く仕組みだ。
ススキノのスナック「売り上げほぼゼロ」 資金ピンチ
朝日新聞 2020年3月29日 9時30分
https://www.asahi.com/articles/ASN3Y2QJKN3WIIPE003.html?iref=comtop_latestnews_05
新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込む中小企業の資金繰りが厳しくなっている。北海道内の金融機関に寄せられた融資の相談は1万件を超えた。政府は緊急の支援策を打ち出したが、感染拡大が収まらない状況では、売り上げの回復は見通せず、経営者の不安は高まっている。
28日の新たな国内感染者、22都道府県で202人…死者は計65人に
読売新聞 2020/03/29 11:24
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200328-OYT1T50248/
新型コロナウイルスの感染拡大で、国内では28日、22都道府県で計202人の感染が新たに確認された。1日当たりの感染者数としては、これまでの124人を上回って最多を更新した。また、千葉県では初めて1人が死亡したほか、東京都や兵庫県でも各1人の死亡が判明。亡くなった人はクルーズ船の乗船者を合わせて計65人となった。
中国・雲南省で急死の労働者から「ハンタウイルス」…バスで長距離移動中に体調不良
読売新聞 2020/03/29 08:55
https://www.yomiuri.co.jp/world/20200328-OYT1T50231/
【北京=比嘉清太】中国雲南省臨滄市の保健当局は、今月23日に急死した労働者から、ネズミが媒介する病原体として知られるハンタウイルスが検出されたと発表した。
共産党機関紙・人民日報系の健康時報(電子版)などによると、感染者はバスで長距離を移動中に体調が悪くなり、急死した。バスにはほかに29人が乗っていたが、感染の広がりは確認されていないという。
感染症の権威、米国民が信頼 トランプ氏の誤り指摘も―新型コロナ
時事通信 2020年03月29日07時33分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032800351&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
トランプ米大統領(左)と並んで記者会見に出席する感染症の権威、アンソニー・ファウチ氏=24日、ホワイトハウス(EPA時事)
【ワシントン時事】新型コロナウイルスが猛威を振るう米国で、政府の対策を指南するアンソニー・ファウチ氏(79)への注目が高まっている。記者会見での平易な解説と、トランプ大統領に対しても誤りを指摘する率直さで、国民の信頼度が急上昇中だ。
1984年から国立アレルギー感染症研究所長を務めるファウチ氏は、エイズウイルス(HIV)やエボラ出血熱など過去の感染症対策でも時の政権に助言してきた。
マスク100万枚戻らず 自衛隊、「自主製造」も検討
時事通信 2020年03月27日19時56分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032701070&g=pol
河野太郎防衛相は27日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、新品での返却を前提に自衛隊が民間に提供したマスク100万枚について、期限だった同日までに返却されていないことを明らかにした。防衛省幹部によると、災害派遣などの今後の活動に影響が出る可能性もあるため、自衛隊が自らマスクを製造する案も浮上しているという。
東京五輪、21年7月開幕有力 準備期間優先、米テレビ意向も
時事通信 2020年03月28日23時55分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032800476&g=spo
1年程度の延期が決まった東京五輪は、2021年7月開幕が有力になっていることが28日、大会関係者への取材で分かった。新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大しており、準備期間をより長く取ることが狙いとみられる。
スペイン経済原則停止へ 感染阻止で30日から2週間
共同通信 2020/3/29 09:37 (JST)
https://rd.kyodo-d.info/np/2020032901001267?c=39546741839462401
【パリ共同】スペインのサンチェス首相は28日、新型コロナウイルスの感染拡大阻止のため、30日から4月9日まで国内の経済活動を必須の一部を除き全て停止すると表明した。地元メディアが伝えた。10日は祝日のため、週末を含め事実上2週間の停止。29日の閣議で正式に決定する。
北朝鮮が飛翔体発射、短距離弾道ミサイルか 今月4回目
朝日新聞 2020年3月29日 9時28分
https://www.asahi.com/articles/ASN3Y2G8XN3YUHBI002.html?iref=comtop_list_int_n01
韓国軍合同参謀本部は29日、北朝鮮が同日午前6時10分ごろ、東部の江原道・元山付近から北東の日本海に向けて、短距離弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体2発を発射したと発表した。飛行距離は約230キロ、高度は約30キロと探知した。
東京・多摩など大雪警報 関東甲信、気温急低下―気象庁
時事通信 2020年03月29日10時29分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032900118&g=soc
見頃を迎えた桜と降雪=29日午前、東京都杉並区
新型コロナウイルスの影響で花見が自粛となった上野公園に舞う雪=29日午前、東京都台東区
関東甲信では29日、関東沖の低気圧と上空の寒気の影響で雪や雨が降った。気象庁は東京都・多摩や栃木県北部、長野県北部・中部に大雪警報を発表し、交通の乱れや路面の凍結に警戒するよう呼び掛けた。
「世界人類が平和で…」あの柱の正体は? 〝創始者〟の教祖に焦点、本出版の博士に聞く
共同通信 2020/3/29 07:00 (JST)
https://this.kiji.is/615405736429372513?c=39546741839462401
「世界人類が平和でありますように」。街を歩いているとこんな言葉が書かれた柱をときどき目にする。実はこの柱、「世界約180カ国に20万本以上」存在するとされていること、〝創始者〟がある宗教法人の教祖だということをご存じだろうか。昨年末、これまであまり注目されてこなかった教祖に焦点を当てた学術書が出版された。著したのは40代で大学院に入り博士号(宗教学)を取得した吉田尚文さん(51)。記者自身、いぶかしく思っていた柱の正体について話を聞かせてもらった。(共同通信=松森好巨)
<金口木舌>15歳の巣立ち
琉球新報 2020年3月29日 06:00
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1098004.html
「コッポロー、コッポロー」。南大東島に生息するフクロウの仲間ダイトウコノハズクの鳴き声という。取材で7回訪れたが、残念ながら聞いたことはない
▼高校がない離島では、進学のため15歳で島を離れる。親元を離れての寮生活や一人暮らしなど、島と異なる環境に戸惑う生徒も多いという
▼「15の春」をサポートしようと離島ではさまざまな取り組みがある。与那国町は中学3年生を対象に、食の自立に向けた食育教室を初開催した。本島在住の伊江村出身者でつくる伊江島会は、島を離れる生徒たちに伊江島牛のサイコロステーキを給食で振る舞った
▼南大東村出身者らの南大東会は、高校生の孤立を防ぎ、安心して勉学に励む環境をつくろうと「コッポロー会」を2018年に発足させた。以前あった先輩と後輩の交流の場「アンマク会」を参考にした。方言でヤシガニを「アンマク」と呼ぶ
▼19年の「コッポロー会」では先輩と後輩が同郷の絆を深めただけでなく、村内での就職に関する説明会も開いた。南大東会の西浜完治会長(68)は「どこにいても島のことを思う気持ちを大切にしてほしい」と、コッポロー会が島の発展につながることを願う
▼今春、10人が南大東中を卒業した。島固有のダイトウコノハズクのように自身のルーツを大切に、夢に向かって進んでほしい。15歳の巣立ちを心から応援している。