政府、新型肺炎を「指定感染症」に 28日にも武漢チャーター機 茂木外相「現地に560人」
毎日新聞2020年1月27日 10時07分(最終更新 1月27日 11時47分)
https://mainichi.jp/articles/20200127/k00/00m/010/051000c
安倍晋三首相は27日午前の衆院予算委員会で、中国での新型コロナウイルスによる肺炎などの感染症を、指定感染症に指定する方針を表明した。強制的な入院や就業制限が可能となり、28日の閣議で関係政令を決定する。政府は、封鎖された湖北省武漢市に滞在している日本人の希望者全員を帰国させるため、チャーター機を早ければ28日にも現地に派遣する方向だ。
新型肺炎死者80人に 患者2744人、61人は重症 中国、春節連休を延長
毎日新聞2020年1月27日 10時46分(最終更新 1月27日 10時46分)
https://mainichi.jp/articles/20200127/k00/00m/030/062000c
中国の国家衛生健康委員会は27日、新型コロナウイルスによる肺炎の死者が中国本土で24人増え80人になったと発表した。感染者は769人増の2744人。また中国政府は同日、30日までだった春節(旧正月)に伴う大型連休を2月2日まで延長することを決めた。
MERS以来の「指定感染症」 入院勧告や就業制限可能に
朝日新聞 2020年1月27日 11時23分
https://www.asahi.com/articles/ASN1W3JJDN1WUTFK008.html?iref=comtop_8_03
中国・武漢市(湖北省)で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の拡大をめぐり、安倍晋三首相は27日の衆院予算委員会で同ウイルスによる感染症について、28日の閣議で感染症法上の指定感染症などに指定する方針を示した。
新型肺炎、中国の死者80人に 春節休暇を3日間延長へ
朝日新聞 2020年1月27日 9時52分
https://www.asahi.com/articles/ASN1W34B7N1WUHBI00J.html?iref=comtop_8_04
中国の湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、中国国家衛生健康委員会は27日、湖北省でさらに24人が死亡し、全国の死者は計80人になったと発表した。感染者も全国で769人増えて計2744人に達し、ほかに5794人に感染の疑いがあるとした。
中国政府は27日、全国的な感染の拡大を受け、今月30日までだった春節(旧正月)の休日を2月2日まで延長すると発表した。各地の幼稚園や小中高校、大学の授業再開も延期される。
感染力、弱いと言われてきたが…新型ウイルス「変異」か
朝日新聞 2020年1月27日 5時00分
https://www.asahi.com/articles/ASN1V73G5N1VULBJ00B.html?iref=comtop_8_08
これまで比較的弱いと言われてきた新型コロナウイルスの感染力が強まっているという。中国当局が26日、明らかにした。症状が軽い人が多く、感染に気づかずに広がっている可能性があるという。
感染初期は軽い症状
新型肺炎国内4例目、武漢から来日の40代男性…バスで関西など観光後に判明
読売新聞 2020/01/27 07:39
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200126-OYT1T50160/
厚生労働省は26日、中国・武漢市から旅行で愛知県内を訪れていた40歳代の男性について、新型コロナウイルスによる肺炎の感染が確認されたと発表した。日本国内の感染者は4例目。
患者急増、隔離追い付かず 武漢当局「1万人」に備え―中国・新型肺炎
時事通信 2020年01月26日00時17分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020012500494&g=int
25日、北京の地下鉄駅で、体温を測る中国の治安当局者たち(EPA時事)
25日、閉ざされた北京の寺院の門前で、張り紙を見詰めるマスク姿の人々(AFP時事)
【北京時事】1年で最も重要な節目の春節(旧正月)を迎えた中国では25日、新型コロナウイルスによる肺炎患者が1300人に達し、死者も41人に増えた。中でも発生地である湖北省武漢市の状況は深刻で、患者の急増に病院の受け入れ能力が追い付いていない。市当局は25日、国営メディアを通じて「市内の病院から追加徴用し、月内に1万床を確保する」と約束。1万人規模の患者発生に備えざるを得ない現状を示唆した。
フランスも武漢から国民退避へ 帰国後は2週間隔離―新型肺炎
時事通信 2020年01月27日12時27分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020012700540&g=int
26日、パリで新型肺炎への対応を協議するビュザン保健相(前列右)ら(AFP時事)
【パリ時事】フランスのビュザン保健相は26日、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎感染拡大を受け、「武漢市在住の仏国民のうち希望者全員をフランスに帰還させる」と明らかにした。今週半ばに武漢からの直行便を手配するという。
オアシスのとんぼ ベストセラー「反日種族主義」に書かれていないこと 澤田克己・外信部長
毎日新聞 2020年1月27日
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20200124/pol/00m/010/015000c
ベストセラーとなっている「反日種族主義」は、文在寅(ムン・ジェイン)政権によって圧迫される保守派からの反撃という政治的な性格の強い本だ。取り上げられている「反日」は確かに見当外れだったり、事実誤認だったりで批判されてしかるべきものだろう。ただ、筆者たちの主眼は進歩派攻撃にあるので、「自分たちの側」の事情については目をつむっている。
前回のコラムでは李承晩(イ・スンマン)時代の「反日」が等閑視されている点だけを簡単に紹介したが、その他にも資料の一面的評価といった問題点も散見される。前回のコラムを補完するものとして、「何が書かれていないのか」を見ておきたい。
慰安所従業員の日記に関する恣意(しい)的な記述
山形唯一の百貨店「大沼」が破産 創業300年超の老舗
朝日新聞 2020年1月27日 12時14分
https://www.asahi.com/articles/ASN1W3VD9N1WUZHB008.html?iref=comtop_list_biz_n01
創業300年を超す老舗で、山形県内唯一の百貨店「大沼山形本店」(山形市)が26日の営業を最後に閉店し、同店を経営する大沼(長沢光洋社長)は27日、山形地裁に自己破産を申請した。日本百貨店協会によると、全国の県庁所在地で百貨店がなくなったのは、山形市が初めてという。
同店は市の中心街にあるデパートとして、長年県民に親しまれてきたが、郊外型店舗との競争激化やネット通販の拡大などで売り上げが減少。経営再建を進めていたが、昨秋の消費税率引き上げで業績悪化に拍車がかかり、資金繰りに行き詰まったという。
鉄道は「日帝の残滓」 韓国で進む大改修、文氏に異論も
朝日新聞 2020年1月27日 9時00分
https://www.asahi.com/articles/ASN1R4V2VN15UHBI007.html?iref=comtop_list_int_n02
鉄道開通から120年を迎えた韓国で、幹線の大改修が進んでいる。高速化でソウル一極集中を緩和する狙いとともに、日本統治時代の遺産を「自主独立」の象徴に転換しようと文在寅(ムンジェイン)政権は意識している。(安東=武田肇)
鉄路は「植民地支配の傷痕」
輸入テーブルから落ちる「白い粉末」、覚醒剤と判明…荷物すり替えて送り先まで追跡
読売新聞 2020/01/27 11:53
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200127-OYT1T50119/
密輸した覚醒剤を所持したとして、警視庁は27日、静岡県三島市青木、極東会系暴力団組員で無職、山崎大揮容疑者(32)ら男2人を麻薬特例法違反容疑で現行犯逮捕したと発表した。
発表によると、2人は23日午後、静岡県富士市の運送会社の倉庫で、アラブ首長国連邦から羽田空港に輸入されたテーブルの天板部分に覚醒剤が隠されていると認識しながら、受け取った疑い。いずれも「荷物を受け取ったが、覚醒剤とは知らなかった」などと容疑を否認している。
「こんなに稼げるとは」 渋野選手、スマホで確定申告―女子ゴルフ
時事通信 2020年01月24日15時10分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020012400855&g=eco
一日税務署長を務め、確定申告のスマートフォン専用画面を指さす女子ゴルフの渋野日向子選手=24日、岡山市
女子ゴルフの渋野日向子選手(21)が24日、生まれ育った岡山市の岡山東税務署で「一日税務署長」を務め、スマートフォンを利用した確定申告を体験した。「思ったより簡単だったので、いろいろな人に使ってもらえるといい」と話し、広報に一役買った。
相模原殺傷、被告人質問を実施 「匿名審理、問題を象徴」と主張
共同通信 2020/1/27 12:28 (JST)1/27 12:45 (JST)updated
https://this.kiji.is/594368706612429921?c=39546741839462401
相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた元職員植松聖被告(30)の裁判員裁判第9回公判が27日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で開かれた。24日に続いて実施された弁護側の被告人質問で「裁判で一番言いたいこと」を問われた被告は、被害者を匿名とした今回の審理を挙げ、「匿名裁判は重度障害者の問題を浮き彫りにしている。施設に預けるということは、家族の負担になっているということ」と主張した。
震災追悼式、継続か見直しか市町村も苦悩 参列者減・遺族代表の人選難航…
河北新報 2020年01月26日日曜日
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200127_13025.html
東日本大震災から10年となる2021年3月を最後に、政府主催の追悼式が取りやめとなる方針が明らかになった。「終えるわけにはいかない」。被災自治体の多くは式典を継続する意向だが、参列者の減少といった課題に直面している。
空が真っ二つ、福井で不思議な光景 福井地方気象台「珍しい」
福井新聞 2020年1月27日 午前7時10分
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1017234
直線的に雲が発生し、青色と白色に分けられた上空=1月26日午前9時40分ごろ、福井県福井市東今泉町から撮影
雲が直線的に現れ、上空が真っ二つに割れたような不思議な光景が1月26日午前、福井県内各地で見られた。
福井地方気象台によると、本州南海上にある停滞前線の移動に伴い、前線付近にできた高積雲が移動したことで起こった。高積雲は「ひつじ雲」などと呼ばれ、通常はまだら状や帯状だが、この日は前線の影響で、雲が地上に近いところで分厚くなりびっしりと空を覆った。同気象台は「きれいに一直線になって動くのは珍しい」という。
<金口木舌>パントマイム
琉球新報 2020年1月27日 06:00
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1063635.html
身ぶりや表情だけで表現するパントマイム。見る側はないものがあるかのように錯覚する。喜劇王チャプリンは数々の映画作品でパントマイムを披露し社会を風刺した
▼ないものをあるとしたのは20日の安倍晋三首相の施政方針演説。地方創生の好事例として島根県に移住した農家の男性を実名で紹介したが、男性は年末に県外へ転出していた
▼昨年の首相施政方針も実態と違った。2019年度の国の税収は過去最高62兆円超と強調したが、実際は予測を2兆円下回る60兆1800億円となる見込み。3年ぶりの税収減の見通しだ
▼あるにもかかわらず、ないとしたのは桜を見る会の名簿。野党が出席者名簿を資料要求した日に政府は廃棄した。答弁時には残っていた電子データのバックアップも「公文書ではない」と開き直った
▼例年盛り込まれていた米軍普天間飛行場返還や辺野古移設の文言も首相施政方針から消えた。現在の政府見積もりで移設費用は9300億円、県試算で2・5兆円。避けて通れる議論ではないが、権力はすり替えが得意であることを忘れてはいけない
▼チャプリンの代表作「独裁者」は1940年に制作された。ドイツ政権を掌握したヒトラーを風刺し、終盤でチャプリンは「独裁者はうそをつく」とメッセージを放つ。喜劇王が現代の日本を演じると、どのような結末になっただろうか。