1票の格差 違憲状態判決「奇跡に近い」
毎日新聞2018年2月7日 22時50分(最終更新 2月8日 05時32分)
https://mainichi.jp/articles/20180208/k00/00m/040/183000c?inb=fa
昨年の衆院選小選挙区の「1票の格差」を巡る一連の訴訟で、名古屋高裁が7日、区割りを「違憲状態」と初めて判断した。原告側の弁護士グループは判決後の記者会見で「司法が役割を果たした」と評価した。
国会の姿勢、疑問視
行政敗訴判決、度々出し注目…藤山裁判長
自民改憲本部 9条2項とも譲らず 維持・削除課題残る
毎日新聞2018年2月7日 23時26分(最終更新 2月7日 23時26分)
https://mainichi.jp/articles/20180208/k00/00m/010/195000c?inb=fa
自衛隊の存在を明記する憲法改正を巡って自民党内で綱引きが続いている。9条第1項と第2項を維持する安倍晋三首相の方針に沿って条文案をまとめたい党憲法改正推進本部に対し、石破茂元幹事長らは第2項の削除を譲らない。推進本部のある役員は7日の議論を「交わる気配がない」と評した。
仮想通貨流出 複数取引所立ち入り通告 金融庁
毎日新聞2018年2月7日 23時54分(最終更新 2月8日 00時10分)
https://mainichi.jp/articles/20180208/k00/00m/020/200000c?inb=fa
仮想通貨取引所「コインチェック」から580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が不正流出した問題を受け、金融庁は7日、コインチェック以外の複数の取引業者に対し、資金決済法に基づく立ち入り検査を行うと通告した。週内にも実施する。不正流出後の調査で他の取引所でも安全管理上の不備がある可能性が浮上したことから、立ち入り検査で早急に実態を把握する必要があると判断した。
流出ネム、闇ウェブで資金洗浄か 不正送金先の口座、不穏な動き
「共同通信」2018/2/7 22:31
https://this.kiji.is/333949739383243873?c=39546741839462401
仮想通貨取引所コインチェックから約580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した問題で、不正送金先の口座の持ち主が「ダーク(闇)ウェブ」と呼ばれる匿名性の高いインターネット空間で、他の仮想通貨との交換を持ちかけていた形跡があることが7日、分かった。実際に取引が成立しているかは不明だが資金洗浄を図る動きの可能性がある。
福島・富岡 缶バッジで町応援、カプセル自販機で販売
毎日新聞2018年2月8日 08時30分(最終更新 2月8日 08時38分)
https://mainichi.jp/articles/20180208/k00/00m/040/216000c
「富岡は負けん!」、町キャラクターなど20種類
東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が昨年4月に大部分で解除された福島県富岡町を応援する缶バッジが、ひそかな人気を呼んでいる。デザインは全町避難中に、まちに掲げられていた横断幕のメッセージ「富岡は負けん!」、町のマスコットキャラクター「とみっぴー」、町のシンボル・サクラの柄など、富岡ならではの20種類。まちづくり会社「とみおかプラス」が町内にある事務所のカプセル自販機で販売している。
東芝、原発向け機器輸出再開へ ウクライナ企業と協議
「朝日新聞」2018年2月8日05時32分
https://www.asahi.com/articles/ASL275DR9L27ULFA01L.html?ref=rss
東芝が、海外の原発に使う主要機器の輸出に向けて、ウクライナの企業と交渉を始めたことがわかった。昨年3月に米国の原発子会社ウェスチングハウス(WH)が経営破綻(はたん)し、海外の原発を丸ごとつくる事業からの撤退を決めたが、原発関連機器の納品だけなら再び巨額損失を出すリスクは小さいと判断した。
原発避難訴訟、東電に賠償命令「故郷で生きる利益侵害」
「朝日新聞」2018年2月7日20時51分
https://www.asahi.com/articles/ASL275FM5L27UTIL02K.html?ref=rss
福島第一原発事故による避難で故郷での生活を奪われ精神的な損害を受けたなどとして、福島県南相馬市の小高(おだか)区などに住んでいた321人が東京電力に1人約3300万円、総額約110億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が7日、東京地裁であった。水野有子裁判長は「生活基盤がある場所で安定的に生活する権利を侵害された」と認め、事故時に海外などにいた3人を除く318人に計約11億円を支払うよう命じた。
北陸大雪、原因はJPCZと低気圧の停滞 8日も警戒を
「朝日新聞」2018年2月7日23時30分
https://www.asahi.com/articles/ASL274DC5L27PTIL01G.html?ref=rss
記録的な大雪に見舞われた北陸地方は、7日も交通機関や市民の暮らしへの影響が続いた。福井、石川、富山3県などによると、7日夕方までに3県で計3人が死亡、34人が重軽傷を負った。石川県から福井県にかけての国道8号では車両の立ち往生が24時間以上に及んだ。強い寒気の流入は8日も続き、断続的に雪が降る見込みとなっている。
湯島天神の梅もまだ一分咲き、見頃遅れる梅名所
「読売新聞」2018年02月08日 07時43分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180208-OYT1T50004.html?from=ytop_ylist
全国的に厳しい寒さが続く中、東京都心でも冷え込む日が多く、都内の梅の名所では、見頃が遅れ気味だ。
約20種類、約300本の梅がある湯島天神(東京都文京区)では、例年ならこの時期は二~三分咲きというが、今年は7日現在、一分咲きにとどまっている。
金正恩氏妹が訪韓へ=平昌五輪開会式に合わせ-北朝鮮
「時事通信」2018/02/07-21:42
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020700947&g=int&m=rss
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の妹・金与正氏(2017年10月8日付の労働新聞電子版より)
【ソウル時事】韓国統一省は7日、北朝鮮が高官級代表団の一員として、金正恩朝鮮労働党委員長の妹・与正氏を韓国に派遣すると通知してきたと発表した。代表団は金永南最高人民会議(国会に相当)常任委員長が団長を務め、9日から11日まで韓国に滞在。金永南氏は平昌冬季五輪の開会式に出席する見通しで、与正氏も同席する可能性がある。
【世界の街から】平壌のメディアスクラム 外国人記者見て触発か
「共同通信」2018/2/7 16:002/7 16:01updated
https://this.kiji.is/333865146399474785?c=39546741839462401
「そこ、どけ」「前に立つな」。北朝鮮の平壌国際空港に怒号が飛んだ。物騒な話ではない。昨年12月に日本で行われたサッカーの東アジアE―1選手権で優勝した北朝鮮女子代表の“凱旋”を取材する報道陣の小競り合いだ。
三菱マテ系で新たな不正か 複数社でデータ改ざんも
「共同通信」2018/2/7 23:43
https://this.kiji.is/333978984197162081?c=39546741839462401
三菱マテリアルが、子会社で新たな不正の疑いが浮上したため調査していることが7日、分かった。調査対象はアルミニウム合金などを手掛ける子会社の立花金属工業(大阪市)など複数社で、製品データの改ざんとみられる。8日にも発表する見通しだ。
ヘリで銃撃「虐殺」認定 韓国、80年の光州事件
「共同通信」2018/2/8 01:35
https://this.kiji.is/334008755685459041?c=39546741839462401
【ソウル共同】1980年5月に韓国南西部の光州で軍が民主化を求める市民を武力鎮圧し160人以上を殺害した光州事件をめぐり、韓国国防省の特別調査委員会は7日、当時軍のヘリコプターが上空から丸腰の市民に無差別に機銃掃射を加え殺害していたことを確認したと発表し、この行為は「虐殺だった」と認めた。
シニアと女性は貴重な戦力 岩手県「プチ勤務」推進 沿岸部の労働力不足補う
「河北新報」2018年02月08日木曜日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180208_32007.html
東日本大震災で被災した岩手県沿岸部の労働力不足を補おうと、県や地元自治体がシニア層や子育て世代の女性に着目している。就労の鍵はシフトや業務の細分化で短時間だけ働く「プチ勤務」だ。育児や介護、家事との両立が可能で、仕事のブランクがある人も挑戦しやすい働き方として企業に導入を促す。
【大船渡】企業が働きやすさPR 就職相談会
「岩手日報」2018/02/07
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/news.cgi?hi=20180207_1
企業と求職者との個別面談が行われた就職相談会。企業側は働きやすい職場環境のアピールに力を入れた
東日本大震災後、深刻な人手不足が続く大船渡市内で5日、就職相談会(気仙地区雇用開発協会など主催)が開かれ、参加企業は人材確保につなげようと残業時間短縮など「働き方改革」の取り組みの紹介に力を入れた。
<福島第1>被災者支援策改善へ 関係9府省庁、6月まで取りまとめ
「河北新報」2018年02月08日木曜日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180208_71019.html
東京電力福島第1原発事故の被災者の生活再建に向けた関係9府省庁会議の初会合が7日、東京・霞が関であった。原発事故から7年となるのを前に、府省庁間の連携を改めて強化することを共有。2019年度予算の概算要求をにらみ、6月までに従来支援策を点検、改善した施策を取りまとめる方針を確認した。
論説 【ロボット研究拠点】住民理解で事業促進へ(2月8日)
「福島民報」2018/02/08 08:25
http://www.minpo.jp/news/detail/2018020849015
南相馬市と浪江町の一部に建設される「福島ロボットテストフィールド」全体の起工式が6日に行われた。本県復興への核となる事業がいよいよ目に見えて動きだした。ただ、未知の世界の「ロボットのまち」が本当に地域の雇用や経済活性化につながるのか疑問視する声は消えない。ロボット関連催しの地元への広報が少ないとの声も聞く。新たな事業の成否には、住民の理解と協力が不可欠だ。国や県、関係自治体は、住民が理解し、住民に応援してもらうためにさらに努力が必要となる。一方で、住民も自らが関心を持ち、関わる気持ちを持ってほしい。
20周年記念しシンポ 23日、福島の荒川づくり協
「福島民報」2018/02/08 08:23
http://www.minpo.jp/news/detail/2018020849006
シンポジウムへの来場を呼び掛ける(左から)斎藤、渡辺、高橋の各氏
ふるさとの川・荒川づくり協議会設立20周年記念シンポジウムは23日午後1時から、福島市の福島テルサで開かれる。入場無料。
協議会主催、国土交通省福島河川国道事務所、県、福島市、東北地域づくり協会の共催、福島民報社などの後援。水質調査で7年連続日本一に輝いた荒川を多くの人に知ってもらう狙い。
【千葉】東日本大震災 避難者交流サロン移転 補助金頼らぬ運営目指す
「東京新聞」2018年2月8日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201802/CK2018020802000146.html
昨年12月、黄色いハンカチで忘年会を楽しむ東北地方からの避難者ら=松戸市で
東日本大震災復興支援松戸・東北交流プロジェクト(古宮保子代表)は、松戸駅西口に開設、運営する常設型の避難者交流サロン「黄色いハンカチ」を三月いっぱいで閉鎖し、松戸市東平賀のJR北小金駅近くのアパートに移転する。現在のサロンを閉鎖後、一カ月ほどの準備期間を経て、五月の連休明けに新たに開所する予定。今後は飲食物の販売やイベントの開催などで収益を上げ、補助金に頼らない自立した運営を目指すという。 (林容史)
「不満分子」強制移住か 北朝鮮 平壌人口5%減の方針
「東京新聞」2018年2月8日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201802/CK2018020802000159.html
【ソウル=城内康伸】北朝鮮が今年、首都・平壌(ピョンヤン)の人口を5%減らす方針を決めた、と北朝鮮関係者が明らかにした。体制に不満を持つ人々を地方に強制移住させるといい、約十四万人を減らすことになる。地方との経済格差を背景にした首都への人口集中を抑制する目的とされるが、建国七十周年を九月に控え、平壌を金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長に対する忠誠心が高い住民で固め、政権基盤を揺るぎないものにする狙いもあるとみられる。
元工作員、金賢姫元死刑囚 「北には圧力しか通じない」 BBCインタビュー
「東京新聞」2018年2月7日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201802/CK2018020702000261.html
金賢姫氏=共同
【ロンドン=沢田千秋】ソウル五輪を妨害するため大韓航空機爆破事件を実行した北朝鮮の元工作員、金賢姫(キムヒョンヒ)元死刑囚が、平昌(ピョンチャン)五輪を前に英BBC放送のインタビューに応じ、北朝鮮には「圧力しか通じない」と、五輪を巡る北朝鮮の融和姿勢を批判した。
-39度の寒気、嶺南に大雪警報 福井、今季最低氷点下5・1度
「福井新聞」2018年2月8日 午前9時35分
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/291674
排雪場所となっている河川敷=8日午前、福井市
福井県嶺南地方の大雪の峠は越えたが、福井地方気象台は8日昼前にかけて大雪による交通障害に警戒を呼び掛けている。また、屋根からの落雪や除雪作業中の事故などにも注意が必要。
午前9時現在、同地方に大雪警報が出ている。
阿波踊りの損失補償せず 徳島市、2018年度以降
「徳島新聞」2018/2/7 14:15
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2018/02/2018_15179800349076.html
徳島市の阿波踊りに多額の累積赤字が発生している問題で、市は7日、主催者の市観光協会が金融機関から借り入れた4億3600万円の損失補償を2018年度以降は行わないことを決め、協会側に通知した。観光協会の特別会計を調べていた調査団から「観光協会が阿波踊り事業を継続することは極めて困難」などとする報告書が提出されたことを受け、判断した。
熊本城修復へ寄付15億円超 「復興城主」代表に感謝状
「熊本日日新聞」2018/2/7 21:00
https://this.kiji.is/333940436006192225?c=39546741839462401
熊本地震で被災した熊本城の修復を支援する寄付制度「復興城主」に善意を寄せた個人や団体への感謝状贈呈式が7日、熊本市中央区のホテル日航熊本であった。
同制度は、熊本城復元整備事業への寄付を募る「一口城主」に代わり、地震後の2016年11月に開始。1月末までに約15億8千万円(約8万6千件)が寄せられている。
「みなし」「在宅」交流を 10日、民間団体が被災者支援で説明会
「熊本日日新聞」2018/2/8 09:21
https://this.kiji.is/334131103529239649?c=39546741839462401
熊本地震の被災者向け支援が届きにくい、みなし仮設住宅の入居者や損壊家屋に住む在宅被災者の交流を目的に、民間団体が計画している支援策の説明会が10日午後3時から、熊本市東区の東部公民館で開かれる。
被災者の見守り活動に取り組む熊本学園大地域福祉ゼミと、市民団体「よか隊ネット熊本」が、民間資金を活用して支援。お茶会や趣味の会などの交流を対象に、費用の一部を助成する。みなし仮設の入居者と在宅被災者の場合、3世帯以上で5千円程度。プレハブ仮設も対象にする。
国策に翻弄された20年「本当に心が痛い」 稲嶺氏、名護市長を退任
「沖縄タイムス」2018年2月8日 07:53
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/206740
退任式を終え、職員の花道を通る稲嶺進氏=7日、名護市役所
沖縄県名護市長選で落選した現職の稲嶺進氏が7日、退任した。職員や支持者500人以上を前に最後のあいさつに臨み、辺野古新基地建設問題について「20年にわたって分断と対立、国策という名の下で市民は翻弄(ほんろう)されてきた。いつまで続くのだろう、と本当に心が痛い」と語った。
8日には渡具知武豊氏が新市長に就任する。稲嶺氏は「公約として掲げた海兵隊の県外、国外移転を日米両政府に強く求めてほしい」と望んだ。
畜舎をレンタル、離島の農家支援 沖縄県、生産増へ設備投資軽減
「琉球新報」2018年2月8日 07:00
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-661243.html
沖縄県農林水産部は2018年度から、沖縄本島以外の離島地域に肉用牛の賃貸型集合畜舎を整備する「沖縄離島型畜産活性化事業」を始める。設備投資の負担を軽減してサトウキビ農家の畜産経営や既存農家の増頭を後押しし、高齢化による畜産農家の減少に歯止めをかける狙いがある。18年度当初予算案で設計費として1112万円を計上した。
<金口木舌>沖縄の平和は世界の平和
「琉球新報」2018年2月8日 06:00
https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryinsertinput.do
「沖縄にまた来れれば、もっと長生きできそうだ」。2001年11月、那覇市の識名園で盛大な歓迎を受けたミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領はこう語った
▼あれから16年余。彼は86歳。執務室の壁の真ん中に、大きな写真を飾っている。カンカラ三線をもらった伝法紀美香さん(当時長嶺小2年)を抱き上げ満面の笑みを浮かべている当時の写真だ。「彼女は今、レディーの年だ」と懐かしんでいるという
▼3度の訪問で沖縄に特別な思いを抱く。その後も来沖を模索したが、体調不良で断念した。「医師が許せば必ず行く」。シベリア出身の亡き妻に「沖縄の海を見せたかった」と涙ぐんだという
▼東西冷戦を終結へ導き、ノーベル平和賞を受賞。米国と交渉し、軍縮も進めた。その功績をたどるドキュメンタリー映画が今秋公開される。監督は巨匠ヴェルナー・ヘルツォーク氏
▼「県民に真実を公開する必要がある」。冷戦時代、米軍の核兵器が沖縄に多数配備されていたことを知り、沖縄へメッセージを送った。核軍縮が揺れる現状の危機感からだ
▼豊かな自然や独特な文化などの潜在的可能性を生かすことで、世界のターミナルになれるという沖縄の将来像も提起した。戦争の前線に置かれ続けている沖縄が平和になることは、アジアや世界の平和につながる。「それを忘れるな」。20世紀の巨人の言葉から、そんな思いを読み取った。