テーマを書籍にしていますが、レビューではなくただのブログです。
子どもの頃に読んだ、「ツェねずみ」というお話が心に残っています。
▼2009年発売なのでわたしが子どもの頃にはなかった絵本
▼短くて青空文庫でも読めます

ネタバレも何もないかなと思うものの、内容を記載することは控えますが、結果として、
人のせいにしたい気持ちが生まれると、心の中でツェねずみが「償うてください、償うてください」と言い出すようになりました。(まどうてください、です。)哀れなねずみを思うと少し落ち着いて考えることができるようになります。
もちろん言うべきことは言ったほうがいいと思いますが、社会人としてはあまり人のせいにするのもよくない(心の中では人のせいにしがちな性格です)ので、ツェねずみには助けられています。
ただ、身内にはつい責めるようなことを言ってしまうこともあって…。
そんなときも言った後でツェねずみが騒ぎ出して反省します
でも直らないんだよなぁ…。いつもごめんなさい。

クねずみとフウねずみというのもいます。
子どもの頃、実家に全面が絵の具とペンで描いたような絵で装丁されている宮沢賢治の本があって…あれ懐かしいのですが調べても出てこなくて、何だったのでしょう
たしか、「風の又三郎」が標題になっているものが桃色、「銀河鉄道の夜」が紺色で、それぞれ他のお話も入っているハードカバーでした。雪渡り、よだかの星、土神ときつね…独特の表現、美しい情景の描写、癖のあるキャラクターたち、哀しかったり優しかったり怖かったりするお話たち、好きだったな