ukkaラストライブ「Final Chapter」
— ukka(うっか) (@ukka_music) 2026年5月24日
終演いたしました。
本日会場へ足を運んでくださった皆さま、そしてこれまでukkaを支えてくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。
皆さまにとって、ukkaがこれからも大切な存在であり続けますように。#ukka pic.twitter.com/mDAFgH4rlr
と…? pic.twitter.com/S2cWGgyzS0
— 茜空 (@3akanesora) 2026年5月30日
▲実は演出か?、天然か?、おもしろマジメか?、意識が飛んだのか?、東京女子流解散ライブの山邊未夢に匹敵する、(可愛い顔して超強気の)若菜<こはるトチリ伝説>。
続きです#ukka pic.twitter.com/e5TUniqhBV
— オーノカズナリ (@ohno_kazunari) 2026年5月25日
おまけ#ukka pic.twitter.com/l4asmDGyOQ
— オーノカズナリ (@ohno_kazunari) 2026年5月25日
歴代最高到達点を更新した、わずか一瞬、というより濃密で充実した、凄い解散ライブでした。
— ukkafor_ (@DD292891144520) 2026年5月24日
ukkaには『TOP OF THE GIRL'S POPS』の称号をあげます。
もうこんなつねに闘い抜くアイドルグループは現れないんだろうな。
オマエら最高だったよ★★★ https://t.co/eSEabKoDDz
5・24 ukka『Final Chapter』
— ukkafor_ (@DD292891144520) 2026年5月24日
ukka11年間の全部出し!
ちゃんと僕らのハジマリとBelieveやったのも良かった。代表曲はぜんぶやったかな。
東京女子流の山邊未夢と共に、若菜こはるまで伝説を作るとは(笑)。@ukka_music #ukka#村星りじゅ #茜空 #芹澤もあ #結城りな #葵るり #宮沢友 #若菜こはる
入ってくる入ってくる新メンバーが実はスゴく優秀な人材ばっかで、その新メンバーも「お姉ちゃんたち」とずっと闘い続けてるってのもukka伝説。
— ukkafor_ (@DD292891144520) 2026年5月24日
最後は東京ドームの敷地で反逆の狼煙(のろし)をぶち上げまくったってのも、最後の最後まで<オレたちのukka>だったよな。
Wリンドバーグとこはる伝説も
ukkaにTikTokでバズれ、数値がとか、フォローワー数がぁとか(笑)、展望がない、とか美容しまくれとか(笑)。
— ukkafor_ (@DD292891144520) 2026年5月24日
ukkaには、ロッキンでれるようにどんどんバンドとコラボしろ!とすべきだったんだがな(笑)。DJスタイルとかバンドセットとか、本物の対バンとか、こっちでしょ(笑)。
ukka ラストワンマンライブ
「Final Chapter」
東京水道橋・Kanadevia Hall
【SET LIST】
出演:ukka
(村星りじゅ・茜空・芹澤もあ・結城りな・葵るり・宮沢友・若菜こはる)
Sound rehearsal:Rising dream〜10th ver.〜
00. overture
01. アフタヌーン・グラフィティ〜10th ver.〜
02. エビ・バディ・ワナ・ビー
03. オスグッド・コミュニケーション
04. コズミック・フロート〜10th ver.〜
05. さいしょのさいしょ
06. まわるまわるまわる
07. 僕らのハジマリ
08. こころ予報
09. 恋、いちばんめ〜10th ver.〜
10. Glow-up-Days〜10th ver.〜
11. Overnight Rainbow
12. WINGS〜10th ver.〜
13. TAiLWiND
14. 透明
15. Believe
16. Re:RAY
17. ボクエール
18. それは月曜日の9時のように〜10th ver.〜
19. AM0805の交差点〜10th ver.〜
20. Rising dream〜10th ver.〜
21. キラキラ〜10th ver.〜
22. ラプパレード〜10th ver.〜
【ENCORE】
EN1. Viva La Vida
EN2. タリルリラ
EN3. Aonity
EN4. リンドバーグ〜10th ver.〜
【DOUBLE ENCORE】
DE1. リンドバーグ~10th ver.~
いいライブだった……絶景!絶景!小規模のライブハウスからスタートした桜エビ~ず=ukkaがKanadevia Hallをまるで自分たちのホームのように躍動している様は痛快至極!だった。
新衣装、きらびやかな照明、直筆の歌詞が表示されたLEDセンタースクリーン、3日間で完成された音響、メンバーそれぞれの愛着のあるアイテムが点在する七色の舞台セット、CO2ジェット、生中継のカメラ──すべてメンバーがファンに喜んでもらうために<叶えた夢>だ。
もちろん、桜エビ~ずからukkaに改名した1年後の2020年12月6日に、ukkaはCOVID-19下で延期を重ねながらも、先陣を切ってLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で単独公演をやったことがある。けれども、久々にして、ukka『New Chapter “7”』では初めてのホールライブは過去最大規模。ukkaは今夜の「Final Chapter」で11年間分の夢の大感謝祭を実現したのだった。
そう、今夜5月24日のKanadevia Hallで、ukkaは日テレらんらんホールもZeppTokyoも、かの渋公LINE CUBE SHIBUYAも、舞浜アンフィシアターも、ヒューリックホール東京も、恵比寿ザ・ガーデンホールも、サンリオピューロランドのフェアリーランドシアターも、KANDA SQUARE HALLも<のりこえて>、ライブパフォーマンスの歴代最高到達点をやすやすと更新した。
いつも通りのukkaのライブパフォーマンス、だがKanadevia Hallは激震した。ukkaはこのいつも通りのパフォーマンス、なんならアップテンポの曲をふんだんに盛り込んだセットリスト・演出・歌とダンスの中に、みずからの<魂の遍歴>をビルトインしてのぞんだのだ。すべての曲にメッセージを盛り込みながら(直筆の歌詞テロップをふんだんに使ったのもそのためだったに違いない)、聴衆・視聴者三万人に向けて見事ukka11年間のすべてをさらけ出したのだった。
まさに、ukkaの愛とロマンと情熱のオンパレード❗️ 私は不屈のukkaの執念をみた! スゴかった!
だから私はこの27曲が体感は一瞬だったにもかかわらず、濃密で充実しゆったりと時が流れるかのようにも感じた。おそらくメンバーと同じく、(例えば「コズミック・フロート」)ここで早々にこの曲か、これでこの曲の最後の披露なのだな……時が止まってほしい……と思いながらも、それにもまして濃密で充実した時がゆったり流れる、まったく真逆の摩訶不思議な二つの時間軸の中を旅するようなライブだった。
桜エビ~ずデビュー以来の11年間の集大成にして、現体制New Chapter “7”の、まさに「Final Chapter」にふさわしい幕切れだった。よくぞがんばった★★★★★★★
君たちこそが『TOP OF THE GIRL'S POPS』だ!、そう確信させてくれた。
私は思った、もうこんな大勢の仲間たちそしてレコードレーベルに支えられながら、けれども、なんのバックアップもされなかった“持たざる者”(ゆいいつの“ご褒美”は解散ライブを一番遅らせてもらったこと、だけ)、──こうした“持たざる者”としてつねに闘い抜いてきた、こんなにも闘い続けるアイドル、いや、闘い抜く様がひときわ美しいアイドルはもう金輪際現れないんだろうな、と心震えた。
オマエら最高だったよ!
初期桜エビ~ずから残った3人──村星りじゅ、茜空、芹澤もあ──ukka改名後に加入した結城りな、葵るり、さらにメジャーデビュー後に加入した宮沢友、若菜こはる……こんにちからとらえ返すならば、入ってくる入ってくる新メンバーが実はスゴく優秀な人材ばかりで、彼女たち新メンバーも「お姉ちゃんたち」茜空・村星りじゅ・芹澤もあと、いつしか固く腕(かいな)を結び、ずっと逆流に抗して闘い続けてきたのも、ゆいいつ無二のukka伝説に違いない。
私は即自的に(向自的の逆、あえて言うと直観的かつ感性的に)最後は東京ドームシティの敷地であるKanadevia Hallで彼女たちは、──迷い、友情、愛、挫折、誓い、自立、希望、やさしさ、あたたかさ、ヒューマニズムを、もっと大きなステージに起てなかった悔しさと、だが11年のキャリアで初めて万人から認められた今この瞬間の喜びを、海よりも深い愛と感謝を──さながら反逆の狼煙(のろし)をぶち上げまくるように会場を激震させっ放しだった。私は思うのだ、最後の最後まで<オレたちのukka>だったよな、と。このukkaに<オレたち>は惚れぬいてきたんだよな、と。
断っておくが、ロックやブルースとは音圧が高いことや、カッコいいことや、コード進行や、音楽ジャンルではない。愛や哀しみや歓びや悔しさや葛藤や決意や感謝を、声を大にして魂を込めて歌うならば、それはわれわれにブルースやロック総じてポップスとして、心に灯りを点すのだ。すなわち、ukka(=桜エビ~ず)とは、すぐれてブルースでありロックなのだ、これこそが<ukkaゴールデン・ドラマティック・ポップス>の本質なのである。
もう一度言おう、君たちukkaは、最後の最後まで<オレたちのukka>だったよな、と。このukkaに<オレたち>は惚れぬいてきたんだよ!、と。まさしく、これぞオレたちのukkaだった!
最後はもはやハチャメチャな!(笑)ダブル『リンドバーグ』、演出か天然か定かではない最後の挨拶でまんまと間違えちゃう見事!としか言いようのない若菜<こはる伝説>。3月31日に開催された東京女子流のかの解散ライブ「東京女子流 LAST LIVE ~*キセキの物語*~」をすぐに想起した。ダブル『キラリ☆』の2度目の披露で、山邊未夢が大サビのブレイクで歌い出しを間違え先走ったことが「伝説」化した解散ライブ。
<R&Bの女王>が東京女子流なら、ukkaは<TOP OF THE GIRL'S POPS>。しかもリンドバーグのハチャメチャな披露で会場を一体とし大激震させ、(名言連発の葵るり挨拶と)若菜こはるトチリ伝説で会場の爆笑をかっさらって大いに盛りあがったのも、本当にukkaらしくて心から楽しかった★★★
こうしてukkaは桜エビ~ず結成以来11年間の有終の美を飾った。だが、私は思う! ukka伝説はわれわれの記憶に生き続ける、そして思うのだ、君たちは(きわめて低予算ながら🤬)すべてのアイドルが目指すべき記念碑的ライブを実現してくれた。
一瞬にして濃密な、時が止まったような3時間弱、心から嬉しかった。
<「響いてく序章 君と奏でたら/どんな旅もここから紡ぐんだ」メジャーデビュー作『青春小節』のリード曲『アフタヌーン・グラフィティ』で幕開け、まさかの飛び道具!旧桜エビ~ずのぶち上げ戦闘宣言『エビ・バディ・ワナ・ビー』から始めた、アイドルライブ史に刻まれる、非の打ち所のない、絶妙なオープニング>
──これぞ変わらぬ<ukkaの流儀>
円陣の声が聞こえる。私たちukkaは今日のライブでは聴衆・視聴者と一緒にみんなで円陣を組むのだ。それを証拠に、ライブ冒頭のVTRでは7人のメンバー1人1人が私にとってのukkaを語ったあと「届けたい みなさんと一緒に作り上げてきたukkaのすべてを。」のテロップが記されている。こうして青春小節<最終章フェト(フェスティバル)>の序章が始まった、それと共に、overture「We are...」が会場・画面越しにおごそかに響きわたる。
01. アフタヌーン・グラフィティ〜10th ver.〜
02. エビ・バディ・ワナ・ビー
03. オスグッド・コミュニケーション
04. コズミック・フロート〜10th ver.〜
05. さいしょのさいしょ
オープニングのイントロはステージと客席が一体となって大合唱するukkaの<青春のアンセム>。「響いてく序章 君と奏でたら/どんな旅もここから紡ぐんだ」──メジャーデビュー作『青春小節』のリード曲『アフタヌーン・グラフィティ』で幕開けだ。予想通り、桜エビ~ず11年間の、現体制New Chapter “7”の「Final Chapter」にふさわしいのはこの曲しかありえない。ラゾーナ川崎プラザのフリーライブで改めて披露していたのはこのためなのだ。満を持して贈る、大合唱(コールアンドレスポンス)から始まるアンセムにして、アメリカン・ポップならびにサイケデリック・テイストの詩情豊かなこの曲こそがukkaの本質。茜空の「私たちと素敵な青春を過ごしていきましょう」の前説と共に、結城りなから若菜こはるの抜群の歌唱リレーそして、芹澤もあから村星りじゅ、さらに茜空が「あらすじだけで分かったフリ」「しないで♥️」(の歌い方を優し気に変えたのは今日実際に来てくれているから)「ここに来てよ」、そして葵るりと宮沢友の極上のハーモニィ──こうして現体制7人の歌唱リレーから始まったのがukka屈指のメロディアスなサウンド『アフタヌーン・グラフィティ』。
♪
Whoa, whoa(葵)
図書室と夕暮れが合図だ(宮沢)
Whoa, whoa(芹澤&ALL)
ここで落ち合うと決めてた(結城)
♪
かつて桜エビ~ず⇒ukkaの曲が無数のアイドルファンの心を鷲掴みにした根拠は、軽快なサウンドの中に聴衆の気持ちを揺さぶる叙情性と詩情が溶けあっていたから。──約束どおり来てくれてありがとうね──今夜のこの曲のこのパートでは、聴衆にまるで<語りかける>ように愛とロマンが滲みでている。いつしか黄昏の中に<秘密>の約束がついに果たされゆく多幸感。そのことでモノクロと天然色が交じり合い、キラキラと光を放つ。
ukkaの良い時は、まるで綿あめを手のひらに乗せるかのやうに、メロディに自然にふわっと歌声が乗る。さらに、それぞれの個性ある歌声が互いを信じ合い、チームとして機能する。その時、あたたかく優しく絶妙なハーモニィを奏でる。これが誰にも負けない真のukkaの持ち味。
本来の<ukkaドラマティック・ポップス>の秘密は、軽快な中に心を揺さぶる叙情性があることだ。その結果、オーディエンスの記憶に残る激的かつ劇的なステージが生まれる。
オープニングが「響いてく序章 君と奏でたら/どんな旅もここから紡ぐんだ」だとしたら、ここからがダブルスタンバイさせていた本当のオープニング、イントロから結城りなの「ぶちかまして行くぞ!」の雄叫びが轟いた「エビ・バディ・ワナ・ビー」には驚いた!
まさかの飛び道具! 旧桜エビ~ずのロックンロールぶち上げ戦闘宣言『エビ・バディ・ワナ・ビー』を選び、しかもダブルオープニングに持ってきちゃうこのセンス(笑)、恐れ入谷(おそれいりや)の鬼子母神とはこの事だ。
だって!、解散ライブなのに、歌詞の最後が
♪
エビ・バディ!
夢は夢ですが、
やっと出会えた「今」がオンリーワン
「どーむ?
ありーな?
しんこくりつ?」
ベイビー
いつかキミと見てみたいなぁ…
♪
だよ! 怖いもの知らず(笑)。まるで現に今、夢を叶えている最中であるかのよう!
聴衆に悲しい思いをさせず息つく間もなく叩みかける。それはメンバー自身が感傷的になりたくないからなのだろう。実際、1曲目で感情があふれそうだったメンバーの表情も、結城りなの「だってまだ!まだ!!」のヤンチャな雄叫びから、7人全員、一気にギアが入って爆発していったように見えた! 葵るりの「ブロッコリーとチキンのリピート」から茜空「コミット」宮沢友「百鬼夜行」、さらに結城りなのパートをはさんで芹澤もあ「お腹すいたあ」、ここでもう一度戻ってきて葵るり「きっと見つかるはずのアンビシャス」の歌い回しがまるで変わったんだもん(笑)。会場のコールもますます、どっと湧き返る! もはや村星りじゅも最後のパート「いつかキミと見てみたいなぁ」で満面の笑みを浮かべ、ドヤ顔(笑)。
すなわち、詩情豊かな文学性もukkaなら、問答無用のヤンチャな愛と情熱のむきだしもukka。ukkaはオープニング4曲で、まんまとこの両側面を嫌というほどぶちかましちゃったのだ。
ワナ・ビーに続いて、あのハード・ロックな(笑)イントロで芹澤もあが「さあさあ!まだまだみんな暴れたりないんじゃないですか!〜」と煽ったのは、初期桜エビ~ずが2019年8月25日「@JAM EXPO 2019」ブルーベリーステージで会場を激震させ、最後にはアンコールがエンドレスで鳴り止まかったかの伝説的なステージでも選曲した、「オスグッド・コミュニケーション」。実は『エビ・バディ・ワナ・ビー』もこの曲も、今から3日前、5月21日の私立恵比寿中学×ukkaツーマンライブ通称<えびukka>で選曲しておいたことで、ちゃんと<えびちゅうfamily>にも認知させる布石を打っていた、という訳だ。B級飛び道具連発! とはいえ、今の深化してきた7人がやるとB級には見えないくらい、楽曲が生命力を放ってパフォーマンスが完成されているのも、また事実だ。
ここでukkaの伝家の宝刀「コズミック・フロート」。会場のムードが一瞬で壮大な雰囲気に染めあがる。アップテンポのアゲ曲!と思われがちだが、実はミドルテンポのクラブミュージックおよびオルタナティブR&Bナンバー。2023年アイドル楽曲大賞2位にukkaが返り咲く金字塔を樹ち立てた。この曲でukkaはついに桜エビ~ず時代の名盤『octave』の呪縛から解き放たれた傑作中の傑作だ。
すなわち、これぞukka版の『ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)』(1980年代当時にテクノ・ポップをサザン流に解釈したビート・ロックの国宝級の傑作)、2020年代現在のEDMナンバーのukka流解釈の極北。ライブでの無敵のキラーソングをここで出しちゃうのかよ!もったいな!とも思っちゃうのだが、コレがukkaだ!と言わんばかりのukka<勝利の方程式>をあえてド頭に持ってきて聴衆・視聴者に向け問答無用に叩みかける、この自信。
改めて言おう! ミドルテンポのEDMで始まるがサビへ向けて黒っぽくアップテンポに変わってゆくこの曲(LOVE SONG)は圧倒的だ。マドンナが『Erotica』(エロティカ)ならukkaはこの曲で<ロマンティカ>を対置できる。それくらいukka特有の焦燥感と希望と愛とロマンと情熱が逆巻くうねりを上げ、ついには見事ドラマティックに調和し、ステージ上から客席に向け有無を言わせず波動となって押し寄せてくる。2曲目から3曲ぶっ通しでぶっ飛ばしてきたので、やや肩で息もしているが、今日のukkaは一歩も引かず攻めに攻める。会場も大合唱で弾け飛ぶ! おまけに結城りな、2曲続けて、アウトロ終わりに、コテコテのドヤ顔(笑)。このセトリ、ワタシとりじゅさん⤴️で考えたのよ、ドヤ!と言わんばかり(笑)。
解散ライブオープニング4曲目ラストは、もうなんでもお好きに暴れなさい、と思っちゃったとこで、『さいしょのさいしょ』よ!!(笑)。オリジナルメンバー村星りじゅが自称喉が不調だったが、しっかりとブルージィな良い声を聴かせてくれていのだが、声がかすれそうな時もほぼほぼオリジナルメンバー茜空(時に芹澤もあも)がハーモニィを重ねて見事カバー。ここは叩き上げの元祖桜エビ~ずメンバー3人の結束力も感じて、いやー!名場面の数々だった。特に、「♪一番大事なとこ確かめようよ!」の落ちサビは最近の若菜こはる(もすごく良いのよ!)ではなく、ここでも桜エビ~ず・村星りじゅ。
初めて出会った瞬間を振り返りながら、最後はなんかイイねで終わりたいね。そんなセンチメンタルでノスタルジックなひとときもが去来する、今この時。この事をukkaは声を大にして歌いたかったに違いない。
まさに、アイドル解散ライブ史に刻まれる、非の打ち所のない(と、断言しちゃおう!)、絶妙なオープニング4曲となった。
06. まわるまわるまわる
07. 僕らのハジマリ
08. こころ予報
09. 恋、いちばんめ〜10th ver.〜
10. Glow-up-Days〜10th ver.〜
11. Overnight Rainbow
現体制New Chapter “7”の到達点をみせてくれたのが2ndブロック。3日前の私立恵比寿中学とのツーマンライブ<えびukka>でも、メンバー全員の名前を呼ぶ公式コール曲&<タオル振り回し>曲として披露し伏線を張っておいた『まわるまわるまわる』。さらに良くぞ選曲した!桜エビ~ず初のオリジナル曲にして初期ザ・ビートルズを彷彿とさせる『僕らのハジマリ』、大事なことはいの一番にキミに伝えるよそれが僕らのハジマリ。そして同じく、もがき苦しみながらも憧れの“アナタ”のように羽ばたいてゆきたい『こころ予報』は「今日もSmileです」。これらはすべて“これまで”と“ここから”さらに<“これから”>を描いたメンバーひとりひとりの今の思いでもあった。それと、確かに違うのだ、かつての桜エビ~ず時代とはパフォーマンスのレベルが雲泥の差なのだ。それはひと言で言って、現体制New Chapter “7”が、“私たちの事が描かれた、キミと私たちの歌”としてこの曲をパフォーマンス出来ているからに他ならない。この曲を大切にしっかりと届けている、プロの歌唱パフォーマンス。
続いて、ukka中期の傑作「恋、いちばんめ」。「まわるまわるまわる」に続いてこちらもヤマモトショウ提供曲で、モータウン・ビートおよびフィリー・ソウルの傑作だ。前年、ぶっちぎりで<それ9><キラキラ><アルバム『octave』>でアイドル楽曲大賞インディーズ部門1位・アルバム大賞1位・推し箱部門1位の3冠達成(正確には2015年のNegicco以来の3冠を達成)するとともに、さらにはインディーズ楽曲大賞ワン・ツーフィニッシュ達成、楽曲大賞ベストテン半数制覇、翌年桜エビ~ずフィーバーを受けて1グループ1楽曲1票に投票制度が変わっても、
COVID-19下で楽曲大賞インディーズ部門2連覇をかっさらったのがこの曲『恋、いちばんめ』。ヤマモトショウの栄華もここから数年始まった記念碑的なラブソングでもある。新旧ファンが結集した会場・配信3万、ずっと闘い抜いてきたukkaが「♪セカイは味方みたいに」初めて万人から讃えられた瞬間だった。
続く、『Glow-up-Days』曲のつながりが絶妙な選曲、サンバっぽいリズムが印象的な1990年代風ディスコナンバーあるいは初期渡辺美里風。明るく可愛い普通のアイドルソングではない、シンガーが歌うような玄人好みの曲でこれぞukka版「My Revolution」(渡辺美里の代表曲)だと言い切りたい。当時の「エビ中」のプロデューサーが「エビ中」の層を厚くするために自力で企画したプロジェクトユニットだった事から「私立恵比寿中学の研究生的存在」として宿命的に出発せざるをえなかった、<“持たざる者”>ukka=桜エビ~ず。彼女たちの持ち歌69曲のほとんど9割の曲は、見果てぬ夢に向けて自力で這い上がろうとする曲か、キミといつしか同じ景色をみたいと願う歌、そうこの曲『Glow-up-Days』もまたukkaのブルース、ukkaのラテン、ukkaのロックなのである。この曲は初披露時や3rdアルバム『青春小節〜音楽紀行〜』にも4thアルバム『青春小節〜約束と衝動〜』にも収録・再録されているが、現体制New Chapter “7”が完成させた曲と言い切りたい。この歌のサウンド・世界観・歌詞がしっかりと伝わってくるようになった。
♪
かっこ悪い生き方でもいい 今の私が好きだ
誰かと比べなくてもいい
誇れる時がくるから(believe in yourself)
心の声に耳を向けて一歩大人になるんだ
♪
──誇れる時、それはこの解散ライブの今この瞬間に訪れたのを僕たちはみた。そもそも、この曲は何度も見えかけた!のにつかもうとしては逃してしまう幸せを、それでも何度でも這い上がり・なおも追い求めようとするukka(ワタシ)とキミの思いを歌っている。<同じ思いで人が集まった時に生まれるのが、音楽>(桑田佳祐)。この曲は音楽や夢に何度も裏切られそうになった<“持たざる者”>たちにしか気付けないし歌えないそして共感を呼べない曲だ。ukkaの裏の顔ともいうべき、ラテンのレパートリーには、この曲や『TOTOI』『Trip To The TKY』『ガールズナイト』『ニューフィクション』『ファンファーレ』『360°シューティングガール』『結び目』、このあと歌う『TAiLWiND』『WINGS』『透明』『Overnight Rainbow』など、ファン投票にすら入らないいくつもの傑作がある(私はこっちの方が大好きだ)。すなわち、ukkaが11年間つねにもがき起ちあがり・闘い抜いてきたからこそ、オーノカズナリらがディレクションをし続け、「<“持たざる者”>たちにしか気付けないし歌えないそして共感を呼べない曲」が集まり続けたのだ。これを私は<ukkaブルー>、すなわちukkaのブルース、ukkaのロックと呼ぶ。結論的に言って、『WINGS』とこの曲『Glow-up-Days』は、一見タイプの違う曲にみえるかもしれないが、本質的にukkaの両輪、<ukkaゴールデン・ドラマティック・ポップス>の両輪と言い切りたい。
しかもだ! 今夜の『Glow-up-Days』はひと言でいって、もはやツープラトンのダブル歌姫に成長したと断言しよう!、結城りなと若菜こはるの独壇場だったと言い切ってしまおう。7人みんな歌えるukka、だが、結城りなと若菜こはるの緩急抜群のコンビネーション、その反面での柔よく剛を制すとも言うべき歌唱パフォーマンス力が歴代最高到達点を叩き出したのは見事だ!
さらに、今述べたように現体制New Chapter “7”のデビュー曲とも言っていい、1970年代黄金期のスティーヴィー・ワンダーを彷彿とさせる、豊かなグルーヴと・ファンキーでソウルフルなダンスミュージック『Overnight Rainbow』が今夜最初のピークとなった。
♪
セロハンで包んだ(サイレンの音で気付いた) 昔の傷跡
かさぶたになる 重ねた分
少しだけ強くなる
♪
これが新体制ukka幕開けの曲の歌詞だったのよ!
♪
Overnight, Ready go!
魔法かかるイルミネーション 溶けていくわ
終わらない夢でいよう(Let's go!)
fu fu baby fu fu baby
まだ見えてない景色 何度だって見に行こうよ
君のストーリー 私のストーリー
混ざり合うハーモニー
let's go!
いつか叶えたい夢が いつかでおわらないように
君と私のおかしなストーリー
溶け合って 響きあって Oh baby
La la la…
♪
そう、ukkaは夢半ばでいったん解散する、けれど「Last Message」とラストワンマンライブ「Final Chapter」に「叶えたい夢」をすべて詰めこんだ。笑いたい者は笑うがいい。けれども、僕は現に今、ステージの上で全身全霊<愛と情熱とロマン>を注ぎ込むukkaをこそ、信じられる。彼女たちはSNSでの机上の空論とは違い、現に今リアルに!、ステージで闘い続けている。連日連夜のスケジュールでほとんどのメンバーが体調に不安を抱えている、けれども彼女たちは何ひとつ言い訳をしない。いや、むしろ己の限界をのりこえてゆこうとするukkaはなんと美しいことか! そうだ、そうなのだ、会場に、画面越しに、ukkaを愛してくれるオーディエンスがみつめる限り最後の最後まで、幸せなこの瞬間にすべてを注ぎ込んでいるのだ。
今の君たちの楽曲パフォーマンスはすべて、まるでブルースのように、まるでロックのように、総じて<ゴールデン・ドラマティック・ポップス>にきこえる。
この瞬間を僕は待っていた、そう、11年間待った甲斐があった、今このステージこそ、ukkaの真骨頂だ。
12. WINGS〜10th ver.〜
13. TAiLWiND
14. 透明
15. Believe
16. Re:RAY
17. ボクエール
今夜の、ukkaラストワンマンライブ「Final Chapter」の”肝“はこのブロック。これまでの想い出の写真が詰まったアルバムを紐解くVTRが終わると、「WINGS」から始まり「Re:RAY」と「ボクエール」で終わるこのブロックは素晴らしい。この6曲を通じてukkaの7人が言いたかったのは、きっと「約束を守れなくてごめんなさい」(そんなこたあない!)と、お互いが違う道に進むことになるけれど幸せになろうね、そしてもう一つ……みんなみたいなお客さんに見守られてきたことが嬉しい、こんなに幸せだったことに改めて気づきました、ということなのではないだろうか。
♪
一等賞じゃなくてもさ 君は君でいいからさ
自分だけのカベには怖がらないで
一番星見つけた こんな近くにあったよ
僕からのエール
♪
──『ボクエール』
作詞・作曲・編曲:太田晴之
振り付け:さとみ
この曲はもちろん桜エビ~ずが2017年1月のスタプライベントで惨敗した後に、当初シークレットで歌とダンスの担当が制作してくれた曲だ。一つ疑問に思っていたのは昨年末の「ALLOUT 3rd」公演以来、必ずukkaの”メンバー“は10周年を記念した『Re:RAY』の後に『ボクエール』を披露してきた、私は『Re:RAY』という曲は単に未来を歌っている曲とは思っていないので、メンバーが「約束」を果たせなくてごめんなさいと謝っているようで納得していなかった、特に『Re:RAY』という曲は歴代最高傑作と呼べる完ぺきなポップスなので、メンバーにそれは間違っている何度も謝る必要はないんだよ、君たちukkaはこの半年で最高のダンス&ボーカルグループへと成長し素晴らしいライブを立て続けに行い「輝き続け」てきたじゃないか、と言いたかった。だが、ステージを観ていてふと思った。今、メンバーが「一番星見つけた こんな近くにあったよ」と歌う場合には、これから別々の道へ進むであろうメンバー同士とスタッフ、そしてなによりもこれはわれわれファンのことなのではないか?、近くにいて当たり前のように思っていたファンの存在について、(もちろん力及ばなかったことへのお詫びもそうだが)心の底から感謝の気持ちを歌いたかったのではないか、と思ったのだ。そうすると『さいしょのさいしょ』も含めてすべてつながった。ukkaは楽曲の形式を披露しながら、その内実において、
♪
一番星見つけた こんな近くにあったよ
♪
すなわち、「これまで(もこれからも)本当にありがとう」と歌いたかったのだ。なお夢を叶えられるのだとしたら、この一点──「みんなへの私たちからの応援」という名の、心からの感謝の気持ちを大声で伝えたかったのだ。これがファイナルライブの”肝“となるブロックのすべてなのだ。
歴代最高のパフォーマンスだった『WINGS』。「想いを乗せて」──村星りじゅの第一声から素晴らしい。7人がこの一瞬にすべてを賭けている。会場全体の大合唱(ビッグ・アンセム)が自然発生的にわき起こる。なんと美しい光景なのだろう。ミドルテンポとブルー・アイド・ソウルとの攻めぎあい、一見、爽やかで美しくも、何処か切なくだが意志の強さを感じさせるメロディーライン、3年余りでついに完成を遂げた黄金のコーラス、7人の魂の歌声、すべてが素晴らしい。今日の、この歌、このパフォーマンスはAORどころか、まるでブルースのように聴こえる。7人が内面をさらけ出し聴衆・視聴者に届けとばかりに語りかけているようなのだ。世界を輝かせる歌唱パフォーマンスとはまさにコレだ!
♪
誓いも夢もあの「がんばれ」も
「さよなら」も 夕暮れも
ひとつ またひとつ この翼を染めてゆく
♪
すなわち、対バンフェスで大敗して誕生した「がんばれ」=『ボクエール』も、
「ちょっと背のびをした」=『わたしロマンス』も、
「さよなら」=「メンバーの卒業」も、
「夕暮れ」も=『恋、いちばんめ』『時間。光り輝く螺旋の球。』も、
そのひとつひとつの思いと想いが、「この翼を染めてゆく 鮮やかに」=『リンドバーグ』そして『WINGS』として結実化してゆく。
ラストでは冒頭と同じく、だが成長を遂げた僕たちが「♪想いを乗せて 彼方の空へ さあ、行こう」と羽ばたくのだ。この楽曲構成のなんと胸に染み入ることか!
いつしか自分の漠たる夢や幼くも淡い憧れから出発した「僕たち」は、
♪
さあ 行こう
誰かのために歌う歌がある
この声枯れるまで叫ぶから
羽ばたけ 願いの先でいつか
きっときっと君と
きっときっと君と
♪
と、<あなたに>こそ向けて歌うのだ(=<否定の否定>)。今ここで、世界を輝かせたいから”夢を叶える“のだ、キミと一緒に、と!
ukkaの<ビルドゥングスロマン>とでも呼ぶべきこの曲は、世界を輝かせる渾身のAOR=<ukkaブルー>として完成した。
そして、さらに!、ukkaはラストステージで、集中しみなぎる迫力で、ありったけの愛とロマンと情熱を込めて『WINGS』を<ukkaのブルース>として昇華した。
今流行りのKAWAIIだけでは何ひとつ語り尽くしえない、にもかかわらずあたかも”数字がとれない“”時代遅れ“と恣意的に印象づけられている骨太な音楽世界観。だが、現に今、ukkaは、音楽や夢に何度も裏切られそうになった、<“持たざる者”>たちにしか気付けないし歌えないそして共感を呼べない楽曲パフォーマンスで、会場・画面越しを激震させ一体としたではないか。メンバーカラーなしの白いドレスで、ステージで仁王立ちし熱唱・熱演する7人。これがukkaからの最後の最後の回答だ!
そして、「願いの先でいつか/きっときっと君と」──ど迫力でアクセルを踏み込んだ若菜こはる・宮沢友、君たちはこの瞬間、水春・川瀬あやめ・桜井美里に優るとも劣らない歌手である事を身を持って証明してみせてくれた。村星りじゅ・茜空・芹澤もあ・結城りな・葵るりが手塩にかけた現体制New Chapter “7”が生み出した国宝級の財産だ。
続いて、ガラリと変わって、清新な風を吹かせるメジャー1stシングルC/Wにして1stアルバムにも収録された『TAiLWiND』。
♪
僕らは未開の道を進むナキムシでもね今はまだ
どんな景色も連れて行きたいって思ってるんだ
きらり星が流れて光はすぐ消えて行ったけど
いつかの願いはここにある
エントランスを吹き抜ける風新しい季節と踊ろう
僕らが選んだ道は少し違ったけどね
いつだって味方でいるよ
♪
♪
そして僕は行く背中を押す風を受けて
選んだ道を行く答えに変えるまで
♪
メンバー同士のエール交換「答えに変えるまで」、そしてみんなもね、また逢えるその日まで。
さらに、メジャー2ndシングルC/W『透明』。EDMがサイケデリックやアシッド・ジャズとしても成立している、ファンタジックな雰囲気と透明感を醸し出しているディスコポップ・ナンバーだ。
♪
眩しすぎるくらいの未来に儚い想いを抱いて
もがいたあの日も溢れた涙も美しい瞬間だってこと
忘れないように
♪
なんとドラマティック(激的)な楽曲パフォーマンスなのだろう。
続いて、『Believe』。
『僕らのハジマリ』をリードとした桜エビ~ず初のオリジナル3曲の内の1曲。桜エビ~ず名義時代から必ず全曲披露ライブ「ALLOUT」公演の劈頭を飾ってきたバラードの傑作。この2曲を最後のライブに選曲してくれたのは本当に嬉しかった。
この曲は現体制New Chapter “7”が切なくも、爽やかな曲に完成させてくれた。かつてのパフォーマンスとはまるっきりレベルアップされた完成形態だと思う。
♪
ねえ…そばにいたいよ この瞬間も
あの日の約束 間違いにしたくない
輝きたいよ 今 この場所で
美しい未来へ きっと繋がってるから
♪
メンバー茜空が最後の配信で語っていたのは、最後の一節
♪
いま 確かにほら 輝いてる
♪
は、デモの段階では、<いつかまたどこかで会える日まで>だったそうだ。この当時ですら、CD-Rが当たるかどうか、そういう状態だったのか。けれども、私は思う。この歌詞の変更は的確だった。そして今このステージを観て思う、みんな最後の最後まで輝き続けているよ、と。だからこそ、これに続く曲はこれしかない。
つまり、『Re:RAY』だ。
『Aonity』がukka版『Born to Run(明日なき暴走)』(ブルース・スプリングスティーン)だとするなら、『Re:RAY』はukka版『Bridge over Troubled Water(明日に架ける橋)』(サイモン&ガーファンクル)だ。サウンド・リズム・メロディおまけに歌詞と、この曲は完璧。東京女子流の『キラリ☆』に匹敵し、タイトル未定の『青春群像』に優るとも劣らない、断トツでズバ抜けたukka歴代最高傑作。アコースティックのメロディが会場を静かに満たす。それにしてもなんと美しいパフォーマンスなのだろう。この曲を観てきて半年、何度も何度も観てきて、そのつどこの曲は違った景色をみせてきてくれた。にもかかわらず、今この瞬間、11年間でもっとも美しいパフォーマンス。メンバーからも感情のカケラがこぼれ落ちる。『Believe』から『Re:RAY』へと<約束>がつながれステージがひときわ輝き続ける。
そして前述した『ボクエール』でukkaは心からの感謝を声を大にして歌ったのだった。
18. それは月曜日の9時のように〜10th ver.〜
19. AM0805の交差点〜10th ver.〜
20. Rising dream〜10th ver.〜
21. キラキラ〜10th ver.〜
22. ラプパレード〜10th ver.〜
努めて感傷的になりすぎないよう、秘蔵写真を紹介して笑いをさそったあと、ここから本編ラストブロックは<ukka勝利の方程式>いわゆる怒涛の煽りブロックだ。『コズミック・フロート』も『タリルリラ』も使っちゃったし、『TOUTOI』『推≒恋』は(それぞれ良い曲で特に前者はukkaのリズム・アンド・ブルースならびにラテンナンバーの最高傑作なのできわめてもったいないことではあるのだが)SNSがらみで良い思い出がなさそう。だとしたら、この5曲で決まりだろう。そう、メンバーが考案したセットリストのもう一つのテーマはいつも通りのukkaの本格的なライブを万人に観てもらって、”いつも通り“のこれぞukkaのライブをする、ということでもある。
桜エビ~ず=ukkaの誰もが知る代表曲『それは月曜日の9時のように』。りなるり加入後初となる6thシングル『MORE!x3』(モアモアモア)のc/w『AM0805の交差点』(はちじごふんのこうさてん)。メロディが展開されてゆくにしたがってアップビートになってゆくポップ・ロックで、初期のザ・ビートルズを彷彿とさせるナンバー。聴衆のコールが止まらない。ukkaロックンロールナンバーの最高傑作『Rising dream』、ここで💯絶妙な選曲『キラキラ』は国宝級の傑作であろう。個人的には何百週目か聴き観てきて、桜エビ~ず名義の曲で最高傑作を選ぶなら、今では、私にとってそれは<リンドバーグ>でも<それは月曜日の9時のように>でもなくて、この曲『キラキラ』以外にはない。この世のありったけの★を献上したい。この曲も<リンドバーグ>と同じく不思議な曲で、片思いの気持ちを告白しようとするラブソングかと思って聴いていると、最後には桜エビ~ずがファンの気持ちをガッチリつかみ、何度でも挑み起ちあがる<桜エビ~ずのビルドゥングスロマン>となっている。ukka=桜エビ~ずの革命歌であり、終盤はまさにブルースだ。
続いて、スペイシーなディスコナンバーで『リンドバーグ』以来、Have a Nice Day!(ハバナイ)の浅見北斗が手がけたナンバーである『ラブパレード』。「♪生命がゆらめく 今 その時を♪」。
こうして、<くり返し>になるけれども、東京ドームシティの敷地であるKanadevia Hallで彼女たちukkaは、──迷い、友情、愛、挫折、誓い、自立、希望、やさしさ、あたたかさ、ヒューマニズムを、もっと大きなステージに起てなかった悔しさと、だが11年のキャリアで初めて万人から認められた今この瞬間の喜びを、海よりも深い愛と感謝を──さながら反逆の狼煙(のろし)をぶち上げまくるように会場を激震させっ放しだった。私は思うのだ、最後の最後まで<オレたちのukka>だったよな、と。このukkaに<オレたち>は惚れぬいてきたんだよな、と。
【ENCORE】
EN1. Viva La Vida
EN2. タリルリラ
EN3. Aonity
EN4. リンドバーグ〜10th ver.〜
【DOUBLE ENCORE】
DE1. リンドバーグ~10th ver.~
アンコールはメンバーのタイトルコールからイントロが始まる『Viva La Vida』(ビバ・ラ・ビーダ)。スカのリズムが印象的なこの曲のホーンはORESKABAND。ここから『タリルリラ』につなげた、ご機嫌なアンコールの流れ。茜空「ありがとうーーーー!」と絶叫。記念撮影とメンバーひとりひとりの感想(メッセージ)をはさむ、もっと大きな景色を見たかった悔しさとファンに支えられた歓びが滲む。この直後の『Aonity』はロックンロールそのものだ、THE BLUE HEARTSのよう。アンコールラストは「リンドバーグ」。──「悲しい時こそ歌うんだ!」「同じ思いでみんなが集まった時にこそ生まれるのが音楽」(桑田佳祐)──悔しいことも、格好わるいことも、みじめなことも、照れくさいことも、幸せも、哀しみも、憤りも、喜びも、感謝も──ukkaはさまざまな人生に光をあて、ただただ愚直なまでに歌に託してきた。たかがポップス、されどポップス、それでもukkaはそうしたポップ・ミュージックの最前線で見事な『青春小節』を紡いできた。
と思ってたら、これもメンバーがやりたかった、桜エビ~ず時代の「初!東名阪ツアー!~2019年は全国的に桜エビが開花するでしょう~」仙台公演以来のダブルアンコール。もはやステージで騒ぎまくる、ハチャメチャに『リンドバーグ』再度披露。これは歴代最高のパフォーマンス、もはや突き抜けてたな。最後にはメンバー一人一人が「〜と」と自分の名前を呼び7人でリレーしてゆく中で、ラストのメンバーが「若菜こはる、と」と思わず「と」をつけてしまい、もう一度初めからやり直しに会場は大爆笑の嵐。<若菜こはる伝説>が三万聴衆・視聴者に”あざやかに“印象づけられたあと「〜宮沢友と、若菜こはるでした、ありがとうございました」とやり直すと、会場からは「ありがとう!」が連呼された。こうして、ukka ラストワンマンライブ「Final Chapter」は幕を閉じた。
私は思う、人それぞれたまたまいつかのタイミングでukkaを知ったことだろう、もしかしたら今夜初めてukkaのワンマンライブに足を運んだり視聴された方もいるかも知れない。メンバーもたまたま「桜エビ~ず」「ukka」という同じグループに入って、同じく活動してきたのが最初の”きっかけ“かも知れない。それは客観的に見たら奇跡のような出来事、それ自体が凄いこと、だと言えるかも知れない。けれども、もっと素晴らしいことは「ukka」という名のその奇跡に、たゆまぬ彼女たちの軌跡に、僕たちは今心から感謝できることだ。
ukkaのメンバーは今、それぞれの針路に進み、新たな旅に出る。順風満帆かどうかは分からない、それは僕たち一人一人の人生もそうだ。だが、きっと「百万人といえども我ゆかん」の精神でとことん闘い抜いてきたukkaだ。これから大スターが誕生するかも知れないし、そこから澎湃とラブコールが巻き起こって、何年も先に《再結成⇒再始動したREBECCA(レベッカ)のように》期限付きのステージもあるかも知れない。
けれども、僕たちの心の中に<ukkaドラマティック・ポップス>というブルースは永遠に生き続ける。たとえ形が変わろうとも、ukkaの魂は不滅である。
あらためて思う。最後の最後まで<オレたちのukka>だったよな、と。このukkaに<オレたち>は心底惚れぬいてきたんだよな、と。愛とロマンと情熱のオンパレードだった今夜最後に幕が降りた時に思った。11年間、5年間、3年間、本当にありがとう★ また逢おうな!、と。
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