ノードの概念:node | MAYAメモログ

ノードの概念:node

Mayaの特長ともいうべき「ノード」についてちょっと一考。


■「ノード」?

こんな意味です > http://eow.alc.co.jp/node/UTF-8/?ref=sa

Mayaでは「ネットワークへの接続ポイント」という意味合いが強いかな。


■シーン=ノードネットワーク

Mayaのシーンはノードのネットワークで出来上がっています。

ノード以外にシーンを構築しているものはありません。ノードを基本に成り立っている。

ノードだけしか無いと聞くとちょっと制限がありそうですが、これはものすごく柔軟なコンセプトです。


■なにがいいのか

Mayaは「ノード」を区別しません(厳密にはDAGとDGという種類は存在しますが、それだけです)。

そのノードが何なのか区別するのは、そのノードを使うユーザーに一任されています。

もちろんノードの機能によって使い方は存在しますが、それにとらわれなければノードをどう扱おうが、基本的にはユーザーの自由なのです。アイディアしだいでいかようにもできるのが魅力的。無茶すると壊れますが・・・。

ノードベースで何が良いかというと、この「全てのノードが同列で扱われる」、という点だと思います。

この利点は、作業を感覚的に単純化できる点です。

Mayaでの制作を説明すると、以下のように言えます。


1.ノードを作る

2.ノード同士を繋げる

3.ノードのアトリビュートを調整する(頂点などの変更もこれに含まれます)

4.そしてレンダリング


これ以外に当てはまる操作はありません。。たぶん。

どの引きだしに何を入れといたか覚えておかなくても、引きだしはそもそも1つしかない、という明快さがあります。

もとがシンプルだと、複雑化したシーンでも感覚的に全容を把握しやすい気がします。