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藤沢周平から怒濤の日本映画へ

「蝉しぐれ」を読んだ。
藤沢周平 文春文庫

読んでみたら映像がみたくなり、映画公開中なのは知っていたがNHKドラマ版がDVD化されてるはずだと思いツタヤに行ってみた。
いくら探してもなくて、店員さんに検索してもらっても置いてなかった。
がっかりしつつもうろうろツタヤの店内をうろうろしていたらいいもの見つけました。

「隠し剣鬼の爪」。
藤沢周平原作で山田洋次さんが監督してます。
これはまだ原作読んでないんだけど、「たそがれ清兵衛」のスタッフがからんでいるということだったので借りて見てみました。「たそがれ~」は最近の日本映画のなかで最高だなと思っていたからその系譜がきちんと描かれているだろうという読みで。
あたりです。いい映画です。山田洋次さんっていい映画つくるな。
架空の東北海坂藩もの。まず土地の言葉で台詞を言ってくれるのがいいっす。
おかげで原作読んでいなくてもすんなり入り込めるんだよね。
登場人物たちが自分と等身大に思えて、それでいていろいろ考えさせられる映画でした。
今度は原作を読んでみて物語の細部を自分なりに考えてみようと思います。


で、見終わって放心状態だったんだけど、もう少し心温まる映画に触れていたいというか、そういう思いがあってなにげにスカパー!で探していたらちょうどやってました。

「瀬戸内少年野球団」

言わずと知れた夏目雅子さんの代表作の一つです。
戦争のやり切れなさや哀しさを基調としながらもからっと爽やかな気分が満喫できました。
導入の大滝秀治さんをみてるだけで涙があふれてきました。なんでだろう?
もちろん夏目さんの演技もいいし、主人公の少年たちの顔もいいしみどころはたくさんあるんだけど、岩下志摩さんが艶っぽくていい感じです。

日本映画ってあらためていいなと思えた一日でした。

今度は劇場に「蝉しぐれ」みにいくことにしよう。

CL第2節

まだ見てない試合も多いけど、2節で気になった試合について書きます。

グループE
シャルケ04対ミラン 2-2ドロー
アレーナアウフシャルケ

開始3分で両チーム1点ずつを取り期待にスタジアムの雰囲気も一気に最高潮。ドイツのスタジアムは本当にどこも雰囲気がいいね。サポーターたちも気合入ってます。
開始21秒。ミランはカカとセードルフのワンツーからセードルフがロングシュート。さすがにセードルフのロングシュートは迫力あるね。低い弾道のボールが回転しないままキーパーの目の前で落ちるようないいシュート。ゴール。
前半3分。ゴール前の攻防で流れて来たボールをラーセンがどんぴしゃのシュート。同点です。
後半59分。マルディーニがサイドを駆け上がり、右足できれいなクロス。シェフチェンコがきれいに頭で合わせてミランリード。
後半70分。直前にエルンストと交代で入ったアルティントップが右サイド遠目から豪快なロングシュート。ゴール。シャルケが追いついた。
試合はこのまま2-2のままドロー。シャルケはかろうじてホームで勝ち点1をもぎとった形。
この試合よかったのはシャルケの前線からのプレス。中盤でもカカを徹底的にポールセンがマークして仕事させてなかったし。カカもうまいだけの選手じゃないってことがあらためて見れた。絶対にマッチアップする相手選手には負けないという気迫がこもったいいプレーでした。

やはりフットボールって気持ちの部分がしめる割合って大きいなってつくづく思いました。技術や華麗なテクニックだけではここぞっていうときの踏ん張りが違うんだよね。
いい試合でした。

寅次郎

衛星放送で「男はつらいよ 私の寅さん」をみた
岸恵子がマドンナのやつ。

いいねえ、岸さんっていい顔するね。素敵です。
寅さん見てるとつくづく「日本語って美しいな」って思ってしまいます。僕だけかな・・・

48本いっきに見るのは無理があるけど、3ヶ月に一回ずつぐらいなら見たいな。

牛タン

昨日牛タンを食べに行った。
四谷三栄町の「忍」。
うまいんだよね、ここの牛タンが。前回行ったときは牛肉輸入制限のからみで一人が食べられる牛タンの数を限定されていて思うように食べられなかったのが悔しかったよ。
今回は制限なんて全然なく、思いっきり食べてきましたよ。
大学の時の先生とそのかつての教え子達(僕も含めて)で行ってきました。

まずはゆでタン。味付けは塩こしょうだけ。これにワサビをつけて食べます。
うん、うまい。幸せです。とろけるような食感がたまりません。
あとは焼きタン。これはゆでよりも肉がちょっと薄く、こんがりと焼いてくれたやつを白菜の漬け物と一緒に食べます。この白菜があるのと無いのとでは全然違うんだよね。うまく焼きタンの味を引き締めてくれるというか、おいしいです。
タンシチュー。これはゆでタンと同じような大きさのものがデミグラス系のソースで煮込んであるもの。和芥子をつけて食べるんだけどこれもうまい。
うまいものがあるからビールも焼酎もぐんぐんすすんじゃいます。
この店で一番好きなのはやっぱりゆでタンかな。
おすすめです。

しっかり牛タンを食べた後は魚がおいしい居酒屋で飲み直し。

すっかりできあがって帰るころにはもう終電間際。
最寄りの駅についたはいいが、なんとなくまだ飲みたい気分。
1年ぶりぐらいでとあるバーに一人で入る。
ジントニック。ちゃんとトニックウォーターとソーダ水のハーフアンドハーフで作ってくれた。
辛口で僕の好きな味です。なかなかここのバーテンはいい仕事するな。
調子に乗ってジントニックもう一杯。さらに調子に乗ってバーボンソーダを2杯飲む。
バーボンはターキーを使ってもらった。
酒のあてにオムレツを出してくれたんだけど、これがまた絶品でした。ワインでもいい感じだな。

おかげでだいぶ飲み過ぎです。
夜になるまで生ける屍状態の二日酔い。

ま、でも久しぶりにいい酒飲めたからよしとするか。

ウディネ-ユーヴェ戦

ウイークデイの試合があるときつい。
3時間ぐらい寝て備えた。

第4節ウディネーゼ 0-1 ユベントス 3:30キックオフ
スタジオ・フリウリ
ウディネーゼはよく戦ってたな。中盤も最終ラインもユーベがこじ開けることはできなかった。
同様にユーベの守備もすっごく良かったからウディネーゼがユーゼのディフェンスを切り裂くシーンも見られなかった。
前線のイアクィンタがいないのはコズミ監督も痛恨だったかもしれない。先週のCL開幕戦でみせたハットトリック男のイアクィンタがいればもっとユーベを苦しめられたかもしれない。

得点はヴィエラのヘッド。すっごくいい感じ。
ヴィエラはプレミアから移籍してきても審判のやり方とかすっかり馴染んでる感じ。エメルソンとのコンビは最高だね。

ちょっと残念なのはネドヴェドが今ひとつだったこと。ヴァロンドール獲得したときの輝きがもう消えかけてる、そんな感じ。疲れてるのかな。それとも選手としてのピークが過ぎてしまったのか。

両チームとも中盤最終ラインの守りが良くて緊迫した試合が見れて結構楽しかった。点は最小得点しか入ってなかったけどね。

さすがに昼ぐらいから4~5試合も見てると疲れる。
これから少し寝ます。

人間らしい生活?

このところ、というか金曜の午後ぐらいからずっと寝てた。
ベッドでごろごろしつつ本を読んでいるととてつもなく眠くなりそのまま爆睡し、何時間か寝ると腹が減ってのそのそ起き出して飯を喰らい、またベッドで本読みながら寝て、って生活をしていたらさすがに背中が強ばって痛くて今朝は6時に起きてしまった。

何か心無しかやせた気分。Tシャツを着替えようとして自分の身体を見た。気のせいだった。

というわけで朝早く起きてしまっても何もやることないから自転車乗ってきました。いつものTDL周り。
なんだかんだで約一週間ぶりか。さすがに足が重い。飛ばしてないのに呼吸もゼイゼイ言い始めた。たった一週間でもやらなくなるととたんに体力が無くなってしまうね。
いけませんな。

朝の日差しは確実に秋だね。それもそっか、昨日が十五夜で今週秋分だし。
朝の光の中で海がきれいでした。晴海あたりに向かう船が何艘も浮かんでいます。
潮風が気持ちいいっす。いつのまにか背中のこりはとれてたみたいだな。

今日こそは普通の時間に寝よっと。

西海岸みたいな



今日も自転車で走ってきました。

ディズニーランドの周遊道路をのんびりそれほど飛ばさずに走ります。
いつもジョギングや自転車でここを走るたびに思うんだけど、ディズニーランドの周りはなんだか日本じゃないみたいな気になります。
目隠しされて連れてこられたらホノルルとか西海岸とか思ってしまうかも。(笑)

天気がよくて気持ちよいです。ときたま海からの風が潮のにおいを運んできます。
こんなときはiPod Shuffuleの軽さ・手軽さが気持ち良さを加速させてくれます。

がんばってやせるぞ~♪

うわっ!!!(食事中の人は読まないで)

天敵のゴキブリが!!!
気づいたときには部屋のど真ん中に出現していた。デ、デカイ。どうしよう。
よく見るとなんだかゴキブリも疲れきっているように見えた。まるで村上春樹の小説にでてくる羊男みたいだ。「やれやれ」という顔していたよ。
おそらく食べるものがなくて弱り切っているからそうやって見えたのかも。弱り目に祟り目ですかさずゴキブリ○イ○イを組み立てて、気づかれないように注意しつつ部屋のすみに追い込む。通り道になりそうなところで○イ○イを置いたら奴は一旦立ち止まって、触覚を動かしていい臭いだと思ったらしい。そのまま吸い込まれるように○イ○イのハウスの中に入っていった・・・
恐るべしゴキブリ○イ○イ。集虫力の容赦なさが素敵です。

サッカー中継だらけ

ごぶさたです。

今日は土曜日。相変わらず会社は休んだままです。
土曜だけあって、フットボール中継がすっごく重なっている。ついチャンネルあっちもこっちもまわしちゃうんだよな。

・ブンデスリーガ
レバークーゼンvs.シャルケ
1-1ドロー。両チーム合わせて8枚のイエローカードが飛び交ったらしい。

・スコットランドプレミアリーグ
セルティックvs.アバディーン
2-0 セルティックの余裕勝ち。

・イングランドプレミア
ウエストブロムウィッチvs.ウィガン
1-2。ウィガンがロスタイムに逆転。稲本はベンチ入りもせず。がっかりです。

チェルシーvs.サンダーランド
2-0。チェルシーはサンダーランドを全く寄せ付けず勝利。エッシェンはさすがにいいね。チェルシーは大枚はたいて獲得して正解。

マンチェスターUvs.マンチェスターC
1-1。ドロー。シティのアンディ・コールまだまだ元気です。ユナイテッドのパクチソンは本当に運動量が豊富。イナも負けずにがんばってほしい。

・フランスリーグアン
リヨンvs.モナコ
1-0。(前半終了まで)

これだけ生中継が重なると大変です。全然集中して試合見れません。(笑)
おかげで大事なゴールシーンはほとんど見逃してしまった・・・

この後もパレルモvs.インテル、ヘーレンフェーンvs.ヘラクレス、ミドルスブラvs.アーセナル、マインツvs.ハンブルガーSV・・・と気になる試合が盛りだくさん。
今夜は寝れそうにないな。

本を引っ張り出してみた

7月に実家に戻った時にしまっておいた文庫本を大量にこっちへ持って来た。
まだ段ボール箱に入れたままだったものを最近開いてみた。

不夜城をみつけた。
いつか読もうと思ってるうちに結局読まないままだったのを思い出した。
冒険小説。80年代ならそう呼んだかもしれない。あるいはハードボイルド。
少し違う気がするけど。
でも明らかに80年代から90年代にかけて僕が好んで読んで来た冒険小説、あるいはハードボイルド小説とは馳星周の小説は違う。
船戸与一や大沢在昌、北方謙三などとは違う。大沢も北方も強烈な個性の主人公がいて、脇がしっかりしていて、わくわくしながら感情移入して、主人公そのままの姿になる錯覚を楽しみながら読めたのだが馳は違う。
少なくとも不夜城の主人公に僕は共感できない。脇の連中にも感情が入らない。
でも面白い。なんだか得体の知らない暗がりに放り出されて、足の先に何があるのかわからないところを歩かされているような、足を踏み出したいのに踏み出せないような思いがずっとつきまとっていた。
ページをめくるのが苦痛なのだ。でも苦痛があるのをわかっていながら足を踏み出さずにはいられないというか。
何故そのような印象をもったのかはよくわからない。
読後はほっとしたような、それでいてもっと世界をみたくなるというかそんな感じだった。

不夜城、まだ本棚にしまうのがなんだかもったいなくて枕元に置いたままになっている。
恐いもの見たさで花村萬月にも手をだしてみようと思う。