正義かっ!?
悪かっ!?
勝つのはどっちだ!? フットハット・レビュー
満足度 ★★★★・
ストーリー性 ★★★★・
映像性 ★★★・・
音楽性 ★★★★・
笑い度 ★★★・・
泣き度 ★★・・・
感動度 ★★★・・
恋愛度 ★★★・・
セクシー度 ★★★★・
アクション度 ★★★・・
サスペンス度 ★★★・・
恐怖度 ★★・・・
エンタメ性 ★★★★・
メッセージ性 ★★★★・
文芸性 ★★★・・
★あらすじ★宮本信子演じる亮子ちゃんが、港町税務署から国税局査察官(通称「マルサ」)に栄転。
税務署時代に巧妙な脱税を暴けなかった権藤(山崎努)との勝負に挑む!
★レビュー★この映画を見ると…
ぴーひゃら ぴーひゃら ぴ-ひゃという、あのテーマ曲が耳から離れなくなります(笑)。
映画の題材になる主人公たちは、大なり小なり、必ず何かと戦っています。
この映画の主人公が戦う相手は「脱税者」です。
そんなマイナー相手との戦いが、映画になるのか?
と思うのですが、なるんですねこれが。
まるで巧妙な囲碁の試合を見るようです。
伏線を張り、餌をまき、わなを仕掛け、
だまし、だまされ、逃げる、追い詰める…
最後に勝つのは、
えげつない金の亡者…脱税の天才か?
一直線な敏腕査察官…マルサの女か?法的には悪と正義に分かれて戦う二人ですが、
共通するのは、ともに息子を愛してやまないという、
人間的魅力だったりします。
僕が最初に「マルサの女」を見たのは高校三年生の頃でした。
とにかく伊丹監督のエロ描写が嫌いで、この映画も好きになれなかったのを思い出します。
それから何度か見て、先日BS放送を録画したものをまた見ました。
今は僕もアラフォーですし、バブルの時代も若い頃に経験したので、
この映画のすごさに改めて脱帽です。
『マルサの女』は、悪の知恵者と正義の知恵者の戦いを、コミカルにテンポよく観たい人へのお勧め度
★★★★★ の映画です。
余談ですが、山崎努さんと権藤(ごんどう)というと、あの黒澤作品「天国と地獄」を思い出します。あの作品では、山崎さん演じる若き医者が、権藤(三船敏郎)という大金持ちに対決(誘拐)を挑むわけですが、この「マルサの女」では山崎さん自身が権藤という名の大金持ちを演じています。これ何か関係あるんでしょうかね?誰か知っていたら教えてください。もし僕が何かの機会に映画の脚本を書く事があれば、大金持ちの役には「権藤さん」と名づけます。
金持ちになる方法を聞かれ、答えた権藤の台詞
「100万あったって使えば残らない。10万しかなくても、使わなければまるまる10万残るんだからね。
あんた今、ポタポタ落ちてくる水の下に、コップを置いて水を溜めてるとするわねぇ。
あんた、のどが渇いたからって、まだ半分しか溜まってないのに飲んじゃうだろ?これ最低だね。
なみなみいっぱいになるのを待って、それでも飲んじゃダメだよ。いっぱいになって溢れて、たれてくるやつ、これをなめて、我慢するの…。」
マルサの女
(wikipediaより)
監督 伊丹十三
製作 玉置泰 細越省吾
脚本 伊丹十三
出演者 宮本信子
山崎努
津川雅彦
大地康雄
桜金造 他
音楽 本多俊之
撮影 前田米造
編集 鈴木晄
配給 東宝
公開 1987年2月7日
上映時間 127分

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