EURO2020 レーヴの旅の終わり | 徒然芝 -tsuredureshiba-

EURO2020 レーヴの旅の終わり

思えば随分ほったらかしたものだ。

 

2016年にEUROの出場国が24国に増えて

DAZNとかいう破落戸の所為で

ブンデスとかCLとかの放送がシッチャカメッチャカにされて

ゲッツェの不遇とかエジルの差別の問題などなど

footballへの熱が醒め2018年のW杯でのドイツの失態

さらに進む商業主義なfootball云々かんぬん

とfootballについて少々ほったらかした言い訳はこれくらいにして

(ただそれなりにBVBは追いかけてましたがコレまたファブレが...)

 

ということでコロナ禍で遅れたEURO2020

正直ドイツ代表への期待は薄かった。

W杯以降のレーヴによる強制的なミュラーとマッツ、ジェロームの引退で

無理やり世代交代を図るも失敗は大きい方針転換で

ミュラーとマッツを復活させたのは良いが準備不足は否めない。

更に僕のマルコ・ロイスがEUROを辞退。

BVBの為にはありがたいけどこれでより代表への期待は薄れる

そんな中で初戦のフランス戦

 

圧倒的なタレント軍団フランス相手に手応えのある戦いが出来て

これならば決勝トーナメントは行けそうなんて思える試合

 

ただ懸念材料のFWが...

スペースを消されたニャブリの1トップ

ドイツ7不思議の一つEUROで無得点のミュラー

チェルシーでのゴール欠乏症で自信なさが顔にモロに出ているヴェルナー

シュートチャンスを譲ってしまうフォラント

スペースを与えられないザネ

と誰がゴールを奪えんだ?

 

繋ぐことに拘りすぎて相手に時間を与えてしまい前線でのスペースは無く

それをこじ開けれるCF、そして誰もが想像できないアイデアと技術を持つ魔術師も不在

 

多少戦えるが不足点が目立つ

ポルトガル戦はドイツの3バックにしてサイド2人が嵌ってくれたから良かったものの

ゴーセンスが下がってハルステンベルク出てきての代表不慣れの浮き足立ち感は酷い

 

キミッヒのサイド起用を文句言われるけど

右サイドで彼ほど出来る素材が見当たらないのも現実

ギンターSB起用しても2CBにマッツがいるとスピード不足の懸念も正直ある。

イングランド戦は球際での強さを見せたけれども

フンメルスを浮かせて3バックで守備強化というのは理解は出来た。

 

総じて感じたことはヴェルナー、ギュンドアン、ニャブリ、ザネに色濃く出たが

代表で戦うというアドレナリンが出すぎるほどの緊張感が無い

結局目立つのはミュラーが前から当たれという指示が届かない虚無感

 

その中でハヴェルツ、ゴレツカ、ゴーセンス、ムシアラといった希望が観れたのは大きい

 

BVBファンからしたらCF問題はロイスがいたら違ったかもとは言っておかねば

ゴール前でのアイデアだったらオランダで輝きを取り戻しつつあるゲッツェを

ああいった国際大会で選ぶのも良かったかも。とも言っておかねば

 

イングランド戦はやられた感あるけど

後半のシュート機会得点取られたとこだけ

ミュラーのゴールが入ってれば...

たられば言ってもしょうがないけどよく見てみたら運命は紙一重

タレント軍団のフランスがRound16で敗退しちゃうのがfootball

なんて負け惜しみを言うけれど結果は結果

 

レーヴには感謝しかないけどW杯優勝以降の代表の状況は厳しく

修正するにも関係性が深くなりすぎたために変化するのが難しかった。

レーヴとの旅も終わり新しく旅立ちは結構楽しみが多い

 

ミュラー、クロース、フンメルス、ノイヤーの去就はきになるが

次のW杯まで約1年半という微妙な時間しかない代表引退には少し早い気がする

ただ彼らが去ったとしても先に述べたムシアラ、ハヴェルツ、ゴレツカに

下の世代のヴィルツ、エンメチャ、バルトシュミットだったり

今期うちのダフートも良くなってきたしと楽しみな素材はいる

さらにCF問題だがフリックが新しく提案するfootballにより求めるCF像も変わる

それに来季、もしハーランがBVBを去ったならば愈々ムココを本格的に実践を積んで貰えばいい

D・ミュラーから始まったルンメニゲ、フェラー、クリンスマン、ビアホフ、クローゼ、T・ミュラー

のFWの系譜はムココがしっかりと引き継いでくれるはず

マルコ・ロイスもいい年になり選手としての時間も徐々に無くなる中で

ドイツ代表の不遇の時間がまたやってきたりしているが

今回のEURO以降より自分の中でドイツ代表応援熱が高まってきた。

 

2014年以降燃え尽き症候群だった自分にまたしても心の灯火が再燃してきたのが嬉しく思える

 

Footballやスポーツの金銭主義には辟易するが

"football anticlimax"

改めてこの言葉を意識することになった。

 

とりあえずサンチョはBVBを去るらしい

でも大丈夫ユリアン・ブラントの復活が待っている。

とりあえず今大会のEUROはエリクセンの事故で男を上げたディレイニーのデンマーク

アザール兄弟のベルギー、アカンジのスイスなどなどを楽しむことにする

それにしてもグループ3位突破がベスト8に3チームってコンペティションって...