ひるんで失敗した話 | 足から健康 櫻井寿美

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足と靴の専門店を経営しながら足と靴の研究にも携わっています。
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先週のお雛祭りのこと。

 

 

例年この時期になると、母が楽しみにしているので、「雛飾り」を出していました。子供が小さい頃は、それなりにやりがいもありましたが、今となっては、あの出し入れが、面倒で面倒で仕方ありませんでした。ただただ、母の楽しみのために出していたようなものでした。

 

母が居なくなってしまった今年のひな祭り。母には申し訳なかったのですが、雛飾りはパスさせて頂きました。(きっと怒っていることでしょう)

 

が、その代わりと言ってはなんですが、今年は自分で「ちらし寿司」を作ってみることに、と偉そうにいっても、「市販のちらし寿司の元」みたいなのを使うだけなのですが…。それでも、酢飯を作り、錦糸卵を焼き、その他飾り物を準備し、これだけでも結構手間がかかりました。

 

そして、毎年母が孫たちのためにと、気合を入れていたのが「蛤のお吸い物」でした。毎年どこで買って来るのか、それはそれは立派な蛤がこの時期には準備され、私たちも有難く頂いていたのでした。今年はこれを自分が準備しなければなりません。

 

ひな祭り当日、ここなら立派な蛤があるだろうと、朝から伊勢丹へでかけました。

 

そして、魚売り場をウロウロしていると、ありました!立派な蛤たちが!!ところが、近くへ行ってその価格を見て、私は凍ってしまったのでした。

 

一つ入れたらそれだけで、吸い物椀一杯になるぐらいのりっぱな蛤でしたが、トレイに5つ(貝はどう数えるのでしょうね?)入って3000円と書かれていたのです。

 

「えっ、ということは一つ600円???」買う気満々だったのですが、思わずその前を素通りしてしまいました。

 

他にも無いかしらと売り場を見ていると、大きさはそれよりは小ぶりでしたが、りっぱな蛤が、茹でられて真空パックになったものがありました。こちらは半額の300円ほど。

 

茹で汁も一緒にパックされているので、これなら旨味もあるだろうと、そのパック詰めの蛤を購入したのでした。

 

そして夜。その蛤を昆布だしをとった鍋に入れ、塩加減をみながら吸い物を作ったのですが、

 

「蛤のあの何ともいえない味わいがない…」

 

結局、塩、しょうゆだけではダメで、旨味調味料を足してしまったのでした。

 

こんなことになるなら、せめて「あさり」にでもすればよかった。

 

あの600円にひるんだばかりに、悲しい結末を迎えてしまった今年のひな祭りでした。

 

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