足を洗うの意味 | 足から健康 櫻井寿美

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足と靴の専門店を経営しながら足と靴の研究にも携わっています。
日本人の足の環境をさらに良くして、
「元気で100歳」を一緒にめざしましょう。

昨日の続きのような、そうでないようなお話です。

 

語源由来事典というサイトに、「足を洗う」の語源や由来が載っていました。

 

それによると、足を洗うというのは、修行のため裸足で歩いた僧が、寺へ帰り、泥足を洗うことで俗界の煩悩を洗い清め仏業に入ったところから、悪い行いをやめ正業につくことを意味するようになったとのこと。

 

また、仏教だけでなく、イエス・キリストは弟子の足を洗い、「互いに足を洗う事で、信頼関係を結びなさい」というメッセージを残したとも言われているそうです。

 

昨日紹介した、親孝行のため、親の足を洗うという行為は、儒教からきているそうで、色々な宗教がある中、いずれも「足を洗う」ことを大切にしていることが分かります。

 

そう考えると、「足のケア」という仕事が非常に奥深い、崇高なものであると思えてくるのです。

 

これまで30年ほど、足をケアし続けて参りましたが、そのような仕事をさせて頂いているというのは、非常にありがたいことである。今更ながら、そのことを改めて認識したのでした。

 

さらに、私の敬愛する坂村真民さんは、「人間一日一度は素足になって素直になれ」とも仰っています。

 

素足になること、一日働いてくれた足をねぎらいながら洗う事。

 

これこそがフットケアの原点であると思ったのでした。

 

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