先月末から募集が始まった「福知山マラソン」。
私もこれまで2度ばかり参加したことがあります。都会の中を駆け抜けるマラソンとは違って、由良川沿いの、のどかな田園風景の中を走る大会で、アクセスが結構大変なのにもかかわらず、過去には1万人規模を誇る大会でした。また、制限時間が5時間30分と厳しく、どちらかというとエリートランナーの練習を兼ねた大会でもありました。
ところが、全国的にマラソン大会の集客が苦戦している中、今年32回を誇る老舗のマラソン大会であっても、ここ数年、エントリーが激減し、昨年は5000人ほどしか参加者がありませんでした。
そして今年。
大会運営側もいよいよ危機感を持ったようで、今年から色々な変更点がありました。
まず、制限時間。5時間30分から6時間へ延長。たった30分じゃないかと思われるかもしれませんが、この30分が大きいのです。5時間以内には走れるという人でも、途中何が起こるか分かりません。突然、膝が痛くなる、突然、もよおす、転倒する…、長い行程中には色々な事が起こるのです。
人生さながら、実にマラソンというのはドラマチックなスポーツです。
さらに、今年からペアマラソンを新設!
一人で42.195はしんどいけれど、2人ならなんとかなるかも。という方もエントリーすることができます。私も過去に京都マラソンで、夫とペアの部に出たことがありますが、襷を繋いで走るのもまた、楽しいものです。その他、10kmのコースも新設され、初心者ランナーも十分楽しむことができる趣向となっています。
まあ、ここまで色々と改革されたなあと思います。これらのチャレンジで、今年はエントリー人数は回復するでしょうか。
ゴールへ向かう最後の坂道がしんどいですが、まだ福知山を走った事が無い方にはお奨めしたい大会です。