駅伝ランナーの足元 | 足から健康 櫻井寿美

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足と靴の専門店を経営しながら足と靴の研究にも携わっています。
日本人の足の環境をさらに良くして、
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お正月から履き始めた、アルトラの調子がとても良く、今年も変わりなくマラソンを楽しめそうです。

 

マラソンシューズといえば、数年前、箱根駅伝ランナーの足元を一世風靡した「ナイキ」の厚底靴。

 

今年はその割合が減り、アシックスなどで走る選手も随分目につきました。あの当時はエリートランナーだけでなく、市民ランナーまでもが、文字通り「猫も杓子も」ナイキで、厚底ばかりが目について、中には、自分の脚に対してオーバースペックなあまり、転倒骨折などをされている方もおられました。

 

マラソンランナーにとっての靴は、まさに「道具」でなければならないはずで、中にはそもそもナイキの木型が合わない選手もいたはずなのに、結局この世界でも「流行(ファッション)」が優先されていたようです。

 

そんな中、一人ミズノのマラソンシューズを履いて走る選手がいました。

 

今は卒業され、GMOという企業のチームに入っておられる島津雄大選手は、当時からミズノを愛用されていた選手です。周りの雰囲気や流行に乗せられず、靴選びにも確固とした信念を持っておられたようで、なかなか芯のある選手だなあと、密かに応援をしています。

 

靴は、日々の生活や仕事、もっと言えば自分の人生を足元から支えてくれる大切なパートナー。履くのは自分、歩くのも自分、どこかの誰かに仕掛けられた、責任のない流行などに左右されてはいけないものです。

 

見た目や作られた流行に惑わされず、自分の頭で考え、足の感覚を大切に、生きる一歩を一緒に刻んでくれる相棒を見つけましょう。

 

歩きたくなる靴はフットクリエイト。ご相談はTEL075-365-3748、またはこちらよりご予約ください。