先日、何十年ぶりかのお客様が多いという記事を書きましたが、当時のお客様のカルテを出してみると、足のデータがぜんぶアナログな「フットプリント」というものでファイルされています。
フットプリントは、このようなラバーマットの上に足を片足ずつのせて、そのマットの下に敷いてある紙に、足裏の情報が写し取られるという仕組みで採ります。足の周りをこんな風にしてなぞり、しかも片足ずつなので、その都度インクをマットに載せる作業もあり、慣れが必要であり、時間もかかる方法でした。
ちなみに、足の裏にはインクは付かず、足は真っ黒にはなりません。
現在では、両足を同時にスキャンすることができるので、当時から比べるととても便利になりました。
それでも、足アーチの様子を確認したり、指の向きを見たりすることは、足を評価するための、大切な要素であると思っています。