靴が悪いとわかっていても… | 足から健康 櫻井寿美

足から健康 櫻井寿美

足と靴の専門店を経営しながら足と靴の研究にも携わっています。
日本人の足の環境をさらに良くして、
「元気で100歳」を一緒にめざしましょう。

今朝の京都地方は、濃霧注意報が出ていました。朝ランで立ち寄った東山の丸山公園には、薄っすらと靄がかかり、少し残った紅葉がかすんで、何とも言えない幻想的な雰囲気を味わえました。

 

先日、街を歩いていて見かけた男性、靴のかかとを踏みつけたまま靴を履き、その靴も靴底は片べりし、それはそれは、見ているのも情けないような状態でした。が、私がこのように感じるのも、「足と靴」の仕事をしているからで、今の仕事をしていなければ、もしかしたら自分もおじさんのような靴の履き方をしているのかもしれないのです。

 

また、働く女性に多い、巻き爪やタコ、ウオノメなどの足トラブル。私がこの仕事を始める前に、自分自身もたくさんの足トラブルに見舞われましたが、当時は、何でそんな事になるのか、自分では見当もつかず、また、今のように「ググル」という便利な検索機能もなく、ずいぶん経ってから、それが靴から来ているということがわかりました。

 

しかし、今ではそれらの足トラブルが「靴」からきていることは、誰もが気づけるようになり、それはそれで良いのですが、大切なのはその先。

 

多くの女性が、「今履いている靴が原因」とわかっていても、仕事上の制約、自分自身の思考や嗜好が邪魔して、思い切って靴を変えるという行動にまで踏み切れないのが現状です。

 

このような方々の背中を少し押してあげる、これが私たちの一番大切な仕事なのかもしれません。

 

今日も、ご相談に来られた方の背中を押してあげたいと思います。

 

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