ある中学校の3年生Gくん。

 

特別支援学級に在籍している多くの生徒に共通している「こだわり」が強い。

 

受験校を親が希望している学校へは見向きもしない。

 

その高校の説明を聴こうともしない。

 

自分が行きたいと思っているフリースクールがあるから、それ以外は一切興味なし。

 

 

 

周囲は、さぞかしそこでしかできないことがあるんだろうなあ。それは何かなあとぼんやり考えていた。

 

人って、その「あるんだろうなあ」という自分で勝手に想像したことで自分を納得させていることってないですか?

 

思い込みというか、勘違いというか。

 

そこに気づいたので、思い切って訊いてみた。

 

「何がしたいの?」

 

『・・・いや、別に』

 

なんと!(・・?)

 

特にこれといった理由はないらしい・・・なんと!

 

周囲が勝手に「そこにこだわる理由がきっとあるんだろう」と思い込んでいたのだ。

 

でもよくよく訊いてみると、本当はピアスを開けたいらしい。

 

親が希望している高校ではそれができないから、フリースクールに行きたいといっていたらしい。

 

ちなみに、あごと、耳には大きな穴を開けたいって。

 

結局、親はフリースクールを認めて、無事に卒業していった。

 

やれやれ^^;

 

 

 

教訓として、きちんとこちらが理解できるまでしっかり話を聴かないといけないということ。

 

思い込みや想像で決めつけてはいけないということ。

 

その誤解が、言葉で気持ちを表現することが苦手な子どもたちを苦しめてしまう可能性がある。

 

今回の件では、理由が分かったからよかったものの、これが周囲が理解できなかったとしたらGくんの将来はどうなっていたことか。

 

口は一つだけど耳は二つある。話す時間の2倍の時間をかけて聴きなさい。

 

そんな言葉を読んだことがある。

 

肝に銘じます。