日本対サウジアラビア戦は負けてしまいましたね。
どうして、あんなふうになったの…なんて思いませんか?
これって、日本対オーストラリア戦の浅野のゴールにすごく似ているんですよ。
FWの動き出しとしてはすごく参考になります。
そこで、今日は日本の失点シーンから何を学ぶべきか?
そんなことをお話します。
1.日本代表の失点シーン
えっ!もう見たくない?
そんなことを言わず、冷静になって見てみましょう。
これって、吉田がボールウォッチャーになっているんですよね。
なぜかと言うと、いったん吉田の裏のスペースを狙う動きの後で、サウジの選手が止まってしまったからなんです。
でも、日本対オーストラリア戦の浅野のゴールの時も、浅野は似たような動きをしていますよね。
浅野がいったん立ち止まった後で、オーストラリアのサイドバックはボールウォッチャーになったでしょ?
2.吉田とサウジアラビアの選手の動き
(1)吉田の裏のスペースを狙う動き
ここではいったん吉田が付いて行っていますが、これは正しいディフェンスの動きです。
(2)サウジアラビアの選手が立ち止まる
吉田も立ち止まりましたが、この時点のマークは吉田以外にはいません。
そうすると、吉田はボールとサウジの選手の両方を注意しないとダメなんです。
(3)サウジの選手は動かない
ここでの吉田は棒立ちでボールウォッチャーのままです。
本来マークするべきサウジの選手が視界に入らなくなってしまったようですね。
(4)サウジの選手がフリーでパスを受ける
ここで万事休す。
吉田は慌ててプレスに行きましたが、もう遅いですね。
3.日本の失点シーンから何を学ぶべきか?
テレビ中継では「サウジの選手の動きが良かったですねぇ…」と言っていましたよね。
でも、裏のスペースへの抜け出し方が良かったというわけではありません。
DFは必ずボールウォッチャーになる!…という心理を先読みすることが大切なんです。
特にFWが裏のスペースに抜け出す動きは大きく分けて二つしかありません。
(1)ちょこちょことDFを揺さぶってから動く(大迫がよくやるパターン)
(2)いったん立ち止まってから動く(浅野の動き)
特に、日本のサッカー少年はこうしたボールウォッチャーになりやすいDFの心理を学んで欲しい思います。
別の考え方をすれば、DFもボールウォッチャーにならないように注意した方が良いですね。
それにしても、吉田ってザックジャパンのころから、こんなことをやってましたね。
そろそろ成長して欲しいんですけど
それと、くれぐれも誤解しないでくださいね。
吉田だけが悪い!というわけじゃありませんよ。
そもそも、センターバックに守備をさせるような局面を作ってしまった中盤の選手たちにも問題があるんです。
ちょっと意地悪ですが、これはみなさんでぜひ分析してみてください
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