こんにちは
前回に引き続き、今日も爪の話題を…
前回は年配の方の爪についてのあれこれでしたが
年配の方に限らず、10代20代の若い方でも爪のトラブルでお悩みの方が結構おられます
上の写真は8月に初めて来られた17才の女の子
中学生の頃から「爪が他の人となんか違うな?」と感じ始め、以後ずっと痛みを我慢していたそうです
どちらの親趾も巻き爪の中でも陥入爪といわれている状態でしたが、左足の方は矯正をしなくても
ケアと陥入部分だけをうすーくスライスするようにカットして、定期的なケアで様子を見ることにしました
右足は写真でも親趾の先が赤く腫れていることが分かるように、かなり爪が皮膚に食い込んでいる
状態でしたので、ご相談の上『B/Sスパンゲ』という特殊なプレートを爪表面に貼って
陥入部分を引き上げる巻き爪矯正をすることにしました
ケア直後で爪の栄養オイルを塗っているので、少しテカっていますが
爪の根本に近い所に透明の板を貼っています。これがB/Sスパンゲです。
このプレートは特殊な繊維が層になっており、カーブした爪に貼ると、
プレートが平に戻ろうとする力により、巻き爪を矯正します
ほんとに小さく薄いプレートですが、威力は絶大
この女の子も「帰り道、歩くのがすごく楽になった」と次に来られた時に話されていましたよ
次の写真はつい先日から矯正を始められた25才の男性
半年位前から急に爪が巻き始めたそうです。
良く見て頂くと、爪が皮膚を巻き込んでいるのがわかります
「このまま巻き続けて肉がちぎれるんじゃないか」と不安になり、フットエムを探し出して
ご来店下さいました
同じような爪の方、ご安心ください
肉がちぎれる、ということは現実には起こりません。
が、放っておくと、挟まれた部分に血流が回らず、その上に乗っかっている爪にも
水分や栄養分が届かないため、爪が死んでしまい、
巻き爪であるうえに爪甲鈎弯症にもなってしまう、という可能性は大いにあります
爪甲鈎弯症については以前にお話ししましたね
この男性は最初から矯正希望で来られていましたので、
半年から一年は1~2か月に一度のケアとB/Sスパンゲの貼り換えが必要なことを
ご説明した後、施術しました
上手く矯正の効果がでればいいなと思っています