ふぅの葬儀は

家族でのお別れ

個別火葬そして拾骨をした

 

ふぅと本当にお別れの時がきた

その頃になると

私の中で

少しだけ気持ちの変化があった


火葬をし

ふぅの身体は失くなる

でも、、、

ふぅはずっと私の側にいる


側にいる、、、というよりも

私の中にいる、、、という感覚の方が

しっくりくるような

不思議な感じだった




でも

火葬炉の扉が閉まる瞬間は

そのまま目を向けていられず

目をつむり

横を向いて

手を合わせることが

精一杯だった



ふぅちゃん、、、ひとりで行けるの?

寂しがりで

甘えん坊のふぅちゃん、、、

ひとりで大丈夫?

心配だよ、、、


もう

あのふわふわの毛

甘えた顔

いつも握っていた手

ふぅの匂い、、、

全部失くなっちゃうんだ


身体中の力が抜けるようだった








お骨になってしまったふぅ、、、

係の方に教えていただきながら

拾骨をした

小さなしっぽの骨は

一番最初に

大切に拾った



さぁ、、、ふぅちゃん

帰ろう

これからは

ずっと一緒だよ



小さくなってしまったふぅは

ねぇちゃんに抱っこされて

お家に帰った





ふぅの病気が分かったばかりの頃は

「死」について思うことなど

絶対にできなかった

「生きる」事だけに目を向けていた


放射線治療をして

元気に過ごした一年が過ぎる頃

上手く説明できないが

こんな風に思うようになっていた



『生きる』ということは
                『死ぬ』ということ

『死ぬ』ということは
                 『生きる』ということ



人間も
動物も

いつかみんな死ぬんだし

毎日「生きて」いくその先に

「死」があるんだし、、、

泣いてもいい

でも、、、

「死」への恐怖心に

囚われてばかりいないで

一緒に生きている「今」を

笑って

楽しんでいきたい


生きている今も

死んでしまった未来も

何も変わらない

そう思うようになっていた


その頃から

私は葬儀の事を考え始めた



初めから

個別火葬・拾骨はしたい

そう決めていた

いくつかの候補の中で

ホームページ

口コミを見て

そして下見をし

今回の所に決めた


ふぅが亡くなり

悲しみと動揺の中

色々調べ、決める事は難しかったと思う

後悔のない葬儀をしたいと

強く思っていたから

余計に

事前に決めていて良かったと思う


ふぅが亡くなって1時間後には

もう電話をかけて

分からないことを教えて頂いていた

そのおかげで

それからの時間は

ふぅとゆっくり過ごすことができた



まだ生きている時に

葬儀の事を考えるのは

とても罪悪感があった

でも

私は

決めておいて

とても良かった

安心してふぅを送り出せて良かった

そう思っている




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