本日万聖節前夜。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。


私は友人とお茶会を開催する予定でしたが、仕事が微妙に忙しく時間が取れない為流れてしまいました…

いいんです、11月に別件でお茶会することにしたから。

ううでもやっぱり悔しい。


そんなこんなで。

悔しさを紛らわすようにここ最近この時期恒例のブラットベリ再読祭りを一人開催しておりました。


やーもう好きですねーブラットベリ。


レイ ブラッドベリ, Ray Bradbury, 中村 融
塵よりよみがえり
レイ・ブラッドベリ, 大久保 康雄
何かが道をやってくる
レイ・ブラッドベリ, 宇野 利泰
10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

「塵よりよみがえり」は例の一族ものの集大成。

もともと私は異端を描いた物語が大好きですが、その中でもこれはちょっと特別かも。

人ならざる一族の中ただ一人普通の人間の少年でしかないティモシー。

異端の中の異端。

その切なさが好きです。

短編集なわけですが今年もやっぱり「生きるなら急げ」が一番好きだったなー。



「何かが道をやってくる」

物語はまさに万聖節前夜…ハロウィンから始まります。

カーニバルやサーカスって考えると怖いですよね。

日常にそっと入り込む異端。

モチーフとしてこれ以上なく好き。

いわばまれびと。


「10月はたそがれの国」

これはいうまでもないですね。

処女短編集「闇のカーニバル」が収められてることからブラッドベリ好きは多分必ずおさえているのでは。



3冊読んでどっぷり世界にはまらせて頂きました。

本当に…なんだろうねぇ、郷愁を刺激される作家さんです、ブラッドベリは。

いつかどこかで感じたこと。見た風景。幻視なんですけど。

そういうものを思い出させてくれます。

大好き。