「NANA」の新刊を読みました。


読んでいて思ったのですが、私ナナ(大崎さん)が嫌いらしいですよ…。
連載当初はそうでもなかったんですが、BLACK STONEがデビューして以降、単なる身勝手女にしか見えなくなってきたっていうか…。

いや、身勝手暴虐非道なキャラって嫌いじゃないんですが。


ナナはなんかこういつも後悔をどこかに抱えてるっていうか覚悟決めてるようで結局覚悟決めきれてない甘さが鼻につくっていうか…。


歌に対する執着とレンに対する執着のアンチノミーな感情の合間で翻弄されてるからなのでしょうが。


それにしてもねぇ。


歌に対する執着がなかったらきっとナナは普通にレンと幸せになれたのにねぇ(でもそれじゃお話になんないの)


レンに愛されることにアイデンティティを見出すことができなかったのがナナの悲劇かなと思ったり思わなかったり。


ま、でも人にアイデンティティを見出すなんて怖すぎですけどね。

……


多分惰性で完結するまでコミック購入してしまうのでしょうが。


これからきっとだーっと悲劇の連鎖が続くんでしょうねぇ。