赤江瀑の短編傑作選が発売されているのを見た。
調べたところによると、短編集は2月3月も発売され、合計3冊発売されるようだ。
先月も確かそれとは別の文庫を目にした覚えがある。
熱狂的なファンがいるにも関わらず、絶版していて読むのに苦労する作品の多い作家だったので素直に嬉しいと思った。
とても好きな作家の一人だったからだ。
同時にふと佐々木丸美のことを思い出した。
とても人気のあった作家。
ある一時期からまったく作品を発表しなくなり、それまで発表されていた作品も全て絶版になり。
それでも人気は衰えず、ずっと読者から復刊が望まれていて。
けれど他ならぬ作者本人が復刊を拒んでいた。
その佐々木丸美の作品が昨年12月から順次復刊されている。
…作者が亡くなったからだ。
読みたかったから復刊は嬉しい。
でも作者が許さなかったそれを死と同時に解禁されることはとても切ない。
一体物語にとって作者とは何であるのか。
躊躇われてまだ復刊された作品は手にとれていない。
そしてもう一つ頭によぎったもの。
Angeloのツアーでキリトさんがいっていたこと。
今年PIERROTの作品がベストだか何だかの形でまた発売されるって。
でもキリトさんは全然それに絡んでなくてもとの事務所の利権の問題で。
ようは金儲け。
発売されたら。
私買わないでいられるかな。
音源だったら我慢できると思うけど。
映像だったら自信がない。
でも買ってしまったらメンバーに申し訳なくてどうしたらいいかわからない。
なんて発売される前から悩んでもしょうがないのだけれど。
ちょっとナーヴァスになってしまった。