澁澤 龍彦
暗黒のメルヘン

澁澤が自らの好みによって選出した幻想小説アンソロジー集。


現在ではほぼ定番といってよい作品ばかりが収録されている。


言い方をかえれば澁澤の選出がそれらを定番としたといってもよいのかもしれない。



以下収録作品



龍潭譚(泉鏡花)-神隠し譚。水の母性に対する憧憬。鏡花の作品の中では私は一番好きだ。

桜の森の満開の下(坂口安吾)

山桜(石川淳)

押絵と旅する男(江戸川乱歩)-同じ世界にありながら違う世界を生きている存在。異境を覗く魅力。


瓶詰の地獄(夢野久作)-構造の妙。ドグラマグラが代表作だろうが、この作品を読んだ時の衝撃の方が大きかった。


白蟻(小栗虫太郎)


零人(大坪砂男)

猫の泉(日影丈吉)

深淵(埴谷雄高)

摩天楼(島尾敏雄)

詩人の生涯(安部公房)-阿部公房を好きになったきっかけの作品。シュール。


仲間(三島由紀夫)

人魚紀聞(椿実)

マドンナの真珠(澁澤龍彦)

恋人同士(倉橋由美子)

ウコンレオラ(山本修雄)