梨木 香歩
家守綺譚


「ほんの少し、100年くらい昔のお話」です。


怪異が日常に溶け込み、理解できずともありのままを受け入れている登場人物達が愛しいです。


そして物語を語る日本語の豊潤さに魅せられます。


同じ物語でも語る言葉が違えば感じるものもまったく異なる。


日本語とは美しいのだなと実感しました。


美しい言葉をもっと蓄えていきたい。


そう思います。




内容についてはただ「読んでください」と言いたい。


感じるもの、考えさせられるものが沢山ありました。


登場人物の品格がとても高いと思うのです。