殺人鬼に追いかけられる夢をみました。


デコラティブなお洋服が林立する、とても広い倉庫のような場所です。

窓は一つもないのですが、太陽よりも明るい光に満たされていました。

私は何故か今が真夜中だと知っています。


そんな中でひたすら逃げる逃げる逃げる…時にはお洋服の山に無理矢理隠れることもありました。

隠れて一息つくとすぐそばで物音がします。

こっそり覗くと人影…殺人鬼がお洋服を切り裂いています。


どうしよう…ここにいては見つかるかも。

でも、今ここから逃げ出すと絶対音がする…煩悶していると殺人鬼がこっちに向かってきました。


心臓は早鐘のように動悸を刻んでいます。

貧血を起こして指先は凍りのようです。


怖い…でも、動けない。


そう思ったのが夢の中の最後の記憶でした。




殺人鬼の顔は真っ黒。

とても背の高いひょろっとした男の人でした。