なんとか「幻想即興曲」は形になるようになりました。
意地になってハノンを通して練習した甲斐がありました。
ショパンの「幻想即興曲」は私が一番初めに弾きたいと思って練習した曲です。
だからすごく思いいれが強い。
それまでは発表会とか先生にいわれるままの曲を弾いていたけど、この曲で初めて意思を主張したというか。
私のピアノ人生において転機になった曲。
なぜだか私はベートーヴェンが向いてるといわれていてそれまでずっとベートーヴェンを弾かされることが多かったのです。
でも実は私ベートーヴェンがあんまり好きじゃなくて…もっとはっきりいうと嫌いで。
(取り組んだ曲で唯一完成できなかった曲も「ワルトシュタイン」という有様で)
そのベートーヴェンの曲を発表会に持ってくるのはとてもとても苦痛だった。
ので、自分で主張して勝ち取った(笑)「幻想即興曲」がとても大事です。
(それからはショパンばっかりになりました。「革命」やらエチュード系)
そんな私の生涯の目標の曲はショパンのピアノソナタ第3番のフィナーレ。
ピアノを辞めて何年もたって、技術もおちて…なかなか実現するのは難しくなってきているけど、もう一回真面目に取り組んでみようと思う。
つたなくてもいい、なんとか形にできるように頑張ってみたいと思います。
とはいえ、まだまだもとの技術を取り戻すための練習優先ですけど。
ハノンとソナチネと。毎日、他に一曲小品をさらうことをしばらく続けていこうと思います。