無題 指の先から。 爪の先から。 ぐずぐずと腐っていく音がする。 ああ、もうたくさんだ。 目を閉じて耳を閉じてすべてを閉ざして この世界に決別してしまいたい。 逃避の果てにあるものがたとえ虚無でも今はそれすらに憧れる。 さよなら。 見知らぬ言葉を話す人たち。 どこかで鴉がないた