ONE DAY. I MET YOU. -3ページ目

ONE DAY. I MET YOU.

零れては落ちる言葉を必死に繋いでみる。

皆様元気ですか。
恐ろしい震災から早くも1ヶ月以上経ちましたね。
全ての被災者、亡くなった方々、行方不明の方々、
ご遺族の方々、原発諸問題と戦う方々に一刻も早い、
安らぎが訪れる事を心から願っています。
日本中が情報の恐怖に駆られ、実態の見えぬ何かに怯え、
文字通り深呼吸もしづらい日々になってしまいました。
小西の周りは全員無事でした。何も被害はありませんでした。
自分に出来る事を少しずつ始めています。

「日常の灯火を絶やさない、芸術の日を絶やさない様に。
誰も知ってる様に、歴史上、
芸術が否定され、制限される日々の中に、
幸せな時はありませんでした。
こんな時だからこそ、劇場の灯火を絶やさない様にしたいのです。」

そんな事を、大好きな演出家が芝居が始まる前に言っていました。
僕もそう思いました。僕なりのやり方で頑張って行こうと思います。

・・・・

先に書いておきますが、
今までの戯れ言の中でも群を抜いて自分の為の日記です笑
その辺、理解して頂きながら読んで頂けると幸いでございます。



今までの生き方が正しいと思った事は無かったし、
だからといって間違いを正さない事も無かった。
僕はどれだけ他の人達と同じかは分からない。
やっぱりどれだけ考えてみても、
違うという事しか僕には分からなかった。

長い長い学生の期間が終わって、
これまでには無かった長い長い空白の時間があって。
それを殆ど独りで過ごしてみた。

勿論仲間や友人、家族と過ごす時間も多かった。
でも長い時間ネットに浸って、情報や動画を漁り、
本を読み、テレビを見て、漫画を読んで、愛犬と戯れて。

そして昨日はチャリティの路上ライブをしました。
恐らく100人を超えるお客さんに聴いて頂いて、
集まった義援金は10万円を超えました。
音楽の持つ力は、本当にあるんだと実感した。

とても現金な話(ギャグじゃないぞ笑)だけれど、
それは音楽が人に与える感動や、商品価値を感じた。
極端な話、信じて託してくれるだけの商品を提供出来たんだ。
極端な話、僕らが演奏をしていなかったら募金されてない10万。
何かしらの切欠になる力にはなったのだと現実的に実感した。
自分らが一番びっくりした。演奏時間は2時間にも満たないのに。

それから、己の無力さを、文字通り痛感した。とても。
これはどう伝えれば良いか分からないけれど。

それから大好きな演奏仲間達と打ち上がり(勿論自腹だよ笑)、
その後は大好きな大学友達の家で更に呑んでた。
午後は独りでのんびりと過ごしてた。友人宅で。笑

なんて言うんだろうな。
「あ、これは、ここまでなんだ。」と、思った。

独り映画を観ながら、外では風が強くて、日差しが綺麗で。
それはとても不安で、とても寂しくて、でもとても懐かしくて。
それは悲しい事ではないんだ。よくある話。よくある事。

でも、それを音にしてみたくて音楽を始めたんだった。
忘れていないつもりだったし、忘れないつもりだけど、
忘れていたみたい。忘れていた。風の音がこんなに切ないなんて。

言葉にすると、とても陳腐で、臭くて、厨二っぽくて。
それは自分でよくわかっているんだな。自分から出た物だから笑
でも僕の心の中にある景色はそういったものの集合体なんだな。

mixiに残している8年分の日記の殆ど全てにそれが詰まっていて、
勿論昔の自分は恥ずかしいし、どれも核心を外している。
こうやって書いている瞬間も僕の伝えたい事は手から零れて。
でも否定はしない。これが自分自身なんだと強く思う。

ただ、今まで8年間過ごしてきたやり方とは違う歩き方も必要みたい。
だから映画を観た後に煙草を吸って珈琲を呑んだ時に、
「あ、これは、ここまでなんだ。」と、思った。

これを表現する方法を探したり洗練したりするには、
もっと強い意志と、努力と、忍耐とが必要なんだと思う。

大人になろうとは思わない。
憎い人も、嫌いな人も、勿論いる。
愛しい人も、好きな人も、まあまあの奴も、いる。
自分の感情に嘘とかはない、だって滲み出てくるのだから。
でも、もう少し受け入れて、吐き出してみようと思った。
誰が大人なのか僕には皆目検討がつかない。

うまくなりたい。
焦るし、不安だし、分からなくなるし、苦しい。
でもこれが楽しくて、嬉しくて仕方が無い。
心から楽しめない時も、イライラする時もあるけど、
全部どうでも良くなる時もある。
別に良い演奏が出来てる訳じゃないけど。

孤独だと思い続けてきた。未だ振り切れない。
でも、何かで埋めようとするから苦しかったのかもしれない。
突然涙が零れる事があった。理由はわからない。今もある。
でも僕の胸と背中にぽっかり口を開けた孔をそのままにしてみる。
それが僕なんだった。それが原動力の一つだった。

原動力、って言われるとモーターをイメージしていた。
ひとつしかないモーター。それが孔だと思っていた。
でも、これを書きながら、今は、こう思う。
葉っぱとか、枝とか、そういうもの。全部繋がって木になって。
自分の周りや、自分の小さな部分が集まって原動力なのかも。





観てほしい景色がある。聴いてほしい物語がある。
それと即興音楽の美しさと直結するのかは分からないけど、
自分には表現したい事があった。出来れば音楽で。
いつか自分が感じた感動を、与えられる様になりたいと思った。

そういうことだった。忘れてないつもりだったんだけどなあ。
だから、小さな覚悟を自分の中でしてみた。小さいよ。
でも少し歩き方を変えようと思ったんだ。
8年間好きにやってきたんだから、少し頭を使わないと。
時間はかかるかもしれないけれど、自分の為に。

あとは、すこしづつ人に伝えているんですが、
まだ確定ではないんですが、本当に渡米するかもしれません。
高校生の時から想い描いていた夢の1つではありますが、
今となっては問題や悩みや不安だらけの通過点になりました。
きっとこれから、僕の中の多くの夢がそうやって点になる。
でもきっとそれで良いとおもいます。

色々手続きに追われていますが、書類の準備と、
何より一番大変な金策がなんとかなれば、夏に日本を発ちます。
8月の中旬位でしょうか。行けると良いな、と思っています。
自分に自信が無さ過ぎて、「行くどー!」と言えないチキンで、
まあ自分なりに確実に進んでやろうという粘着物質みたいです。
意思や自信ももっと持たなきゃなあ、と思う。前に、前に。

なんか眠くなってきてしまいました。寝ます。
明日から、8年の間ずっと異常に汚かった僕の部屋を、
何日かかけて、綺麗にしてみようと思います。

何が上手くいくかなんて、誰にも分からないと思う。

今までの生き方が正しいと思った事は無かったし、
だからといって間違いを正さない事も無かった。
僕はどれだけ他の人達と同じかは分からない。
やっぱりどれだけ考えてみても、
違うという事しか僕には分からなかった。

だから、明日から違う歩き方に挑戦してみようと思います。

どうやって伝えたら良いのか分からないし、
どれぐらい気持ちが伝わるか分からないけれど、
本当に皆に感謝しています。ありがとう。


ねみい、寝ます。おやすみなさい。



知らない人々と知り合い、友達になる事は、その人々の魅力を知り、人々を好きになる事だと今分かった。とても素敵な事に気付けた。