『New Story of AURA BATTLER Dunbine』★★ 他。 | 瀧川歩夢のさようならニッポン

『New Story of AURA BATTLER Dunbine』★★ 他。


瀧川歩夢のなまけもの三段

OVA

New Story of AURA BATTLER Dunbine』★★

発売年度=1988製作国=日本 製作=サンライズ 

監督=滝沢敏文

概要

テレビ版ダンバインより700年後の時代を舞台としたOVA

「黒騎士」を名乗り、バイストン・ウェル征服に踏み出したラバーン・ザラマンドとそれにより滅ぼされた、「バランバランの秘宝」を守護する一族の姫、レムル・ジルフィードを偶然助けた狩人の少年シオン・ザバとのオーラバトラーによる対決が描かれる。

総評

ストーリーはありきたりの極みなのでコメントしない。まあこんなもんか程度。 

そんな事よりも、アニメーションという事を考えさせられる作品。

「動かない」のだ。作画枚数やら予算やらアニメーターが足りないのではなく、演出としてオーラバトラーが動かない。ゴッドマーズ並み。

その変わりオーラバトラーにはイラスト調の処理がされており生々しく、有機的だ。デザインだけなら屈指のカッコ良さ。だけどもそういうのはやっぱり動きで表現するべきではなかろうか。

「アニメ」なんだしさ。



瀧川歩夢のなまけもの三段

OVA

『バイストン・ウェル物語 ガーゼィの翼』 ★★

発売年度=1996/09/21 製作国=日本 製作=サンライズ 

監督=富野由悠季

概要

ダンバインと同じくバイストン・ウェルのストーリー。が、オーラマシンは一切出てこない。

純粋なファンタジー作品。黒富野製。

総評

Vガンダム後、色々欝でテンパっていた富野が初挑戦したOVA作品。

「オラもうスポンサーとケンカすんのヤダ」と思ったかどうかはさておいて、オーラマシンは一切出てこない、「海のトリトン」以来のロボ無しアニメ。これは貴重だ。

……その結果何の変哲も無いただのファンタジーアニメに。

面白みも何もねぇ。打ち切り気味なのはご愛嬌。

ただ何も期待しないで見ればそれなりに楽しめる。あくまでそれなりだけど。


瀧川歩夢のなまけもの三段


WEBアニメーション〉

『リーンの翼』 ★★★★

発売年度=2005/12/162006/09/08 製作国=日本 製作=サンライズ 

監督=富野由悠季

概要

白富野によるダンバインとはパラレル設定のバイストン・ウェルのストーリー。

小説版とはパラレルのアフターストーリーとなっている。

アメリカ人と日本人のハーフで大学浪人中の青年、エイサップ鈴木は、海より突如現れた異世界の戦艦に乗っていた少女、リュック・サコミズと彼女が持っていた「リーンの翼」によって「海と陸の間にある世界」バイストン・ウェルに飛ばされる。

召還された先は特攻隊として散ろうとした日本兵、サコミズ・シンジロウが王となったホウジョウ国であり、サコミズは超兵器、オーラマシンによって祖国日本を攻める作戦を立てていた。

エイサップはリュックと共に、それを阻止しようとするが--

総評

130分、全6話の一昔前のOVAで見られた王道構成の尺の短さのため描写不足、説明不足はいなめない。そのため知識無しで見ると序盤でついていけんくなるかも。

が、ダンバインとはデザインラインの全く違うオーラバトラーの有機的な動き、サコミズを初めとするキャラクターは強烈。富野節ダダ漏れなので堪能したい人には。