今日は通院の日。

この2週間、とても気持ちが安定していた。

元気になった分、仕事も楽しめて張り切って働いたら金曜日にダウン。調子に乗りすぎた。

土日は泥のように寝た。

気分はとても安定してるのに
途中覚醒が始まった。

多分、土日に寝過ぎたんだと思う。

今の精神科医に出会うまでの心療内科で
たくさんの薬を処方されていた。
その副作用で日中は眠くて、産業医から日中眠くなったら寝てもいい許可を出してもらってた。

今の精神科にかかった初診で服薬量を指摘された。
診断名は統合失調でも双極性障害でも何でも書ける量だと言われた。
てんかんに効く薬もてんかん患者と同じ量出されてるよ、と。

とりあえず出た診断名は鬱病とパニック障害

そりゃ眠いわけだ。

徐々に減薬して、やっと日中寝ずに仕事ができるまで回復した。
突然の睡魔に襲われない日々は過ごしやすい。

ただ、やっぱり疲れるし
昼休みは必ずお昼寝するようにしてる。

最近、浅い眠りにかかった時に自分が飛び降りる映像が脳裏に流れる。

飛ぶ瞬間はとても開放的で気分がいい。
ただ、半覚醒してるのでその思考に気付いて怖くて起きる。

この10年、ずっと消えてしまいたい気持ちが消えない。


2年前、弟のお嫁さんである義妹が自殺した。
第一発見者は当時4歳の甥っ子。
今も甥っ子はママがいなくなった理由を探して探して探して苦しんでいる。

辛い時にずっと傍にいた私に甥っ子はとても懐いている。

パパにもバァちゃんにも言えないことを
一歩外側にいる私には言えるようだ。

私まで自殺してしまったら...
あんな幼い子に何度も大切な人を失う悲しみを負わせたくない。

だから、自殺は絶対にしない。
2年前のあの日からこの事だけは心に決めた。

だからといって消えたい気持ちが無くなるわけではない。
もし、万が一死ぬのなら最後ぐらい自由に飛んでやりたい。
決意と矛盾するけど、消え方は明確になった。

自分が飛び降りる夢を見た後に続いた夢は
義妹が1日だけ生き返る夢。

甥っ子がとてと嬉しそうに笑ってる。
ママの傍から離れない。
洗い物をしているママの横でママの家事を
ずーと見ている。

「見てるねん」と言う甥っ子に
「見てるの?」とニッコリ微笑んだママが言う。

これは、母から聞いた、まだ鬱になる前の義妹と甥っ子の会話だ。
まだ言葉があまり出ていなかった甥っ子が、
洗濯を回しているママと交わした会話。

義妹は、家でもいつもマスクをしていたらしい。
でもとても優しい目だったと母から何度も聞かされた。

夢の中の義妹はマスクはしておらず
甥っ子と普通のママと息子としてやりとりしていた。
その夢の中では、ママがまた消えてしまうことは
全員が分かっている設定だった。

甥っ子にとって夢のようなひと時。
誰もが永遠に続いて欲しいと願った光景。

私は夢から醒めた。
悲しくて、悲しくて、悲しくて
何故、愛した人との間に授かった
愛しくて大事に大事に育ててきた息子に
こんな辛い思いをさせるんだろう。

私は冷たいのだと思う。
2年経っても、心のどこかで義妹が許せない。

ただ、その何倍も鬱で苦しんでいた義妹に
寄り添い、踏み込めなかった自分が許せない。

鬱の苦しさと怖さは身をもって知ってる。
何故、自分勝手に振る舞う弟を見逃したんだろう。
弟も苦しそうだった。
結婚して日に日に老けていく弟が可哀想だった。
理由はあるけど、どうしてもそう思う。

それでも、どんな事情があっても、私と義妹との間にあった壁をぶっ壊すべきだったんだ。

遅かった。
全部後の祭り。

甥っ子に対する懺悔
義妹に対する懺悔
弟に対する懺悔
弟夫婦に対する怒り

感情がごちゃ混ぜになって涙が止まらない。

そんな中でも気持ちを切り替えれるようにまでなった。
鬱である状態を自覚して、無理をしなければ
問題なく社会生活を送ることができる。


通院時、先生は必ず「調子はどうですか。」と聞く。
今日の私は「安定しています。」と答えた。
ただ...と、夢の話をした。

先生は、「毎回飛び降りるという同じ内容の夢を見るのは珍しい」と言っていた。
「死にたいと思うんですか?」と質問された。

私は「死にたいとは思いません。でもずっと消えたいとは思っています。」と答えた。

“死にたい”と“消えたい”だと結果は同じだけどね、と言われたが私の中では全然違う。

日中、普通のメンタルで仕事をしている時と、夢や夜のメンタルとの乖離が大きくてそれが逆に怖いけど...

先生の「突き詰めて考える性格なんですね」
「あなたは真面目なんですね」との言葉。

それ、鬱になる人間の特徴だしな。
だから私は鬱から抜け切れないんだよ。

と思ったけど、当たり前のことを先生の考察として言われて、それで着地させた。
どこかで着地させないと、また狂う。

減薬に積極的だったのに、今回はまだ薬は減らせなかったけど焦らずゆっくりまずは立ち続けることを目標に心穏やかに過ごしていこう。