行っても行かなくてもどちらでも良い時ってありますよね。

でも、なぜか心が動く時もある。

 

 

先日、日帰りで神戸にある夫の実家に行ってきました。

 

施設に入っている義母から、

家にまだ残っている荷物をもう一度確認したいとリクエストがあったので。

施設へお迎えに行って、一緒に実家へ行くことに。

 

わたしは、行っても行かなくてもよかったんです。

実は夫と娘は泊まりがけで行くことを少し前に決めていて。

体調不良でダウンしていた私には

「神戸に行くことにしてるけどどうする?一緒に行く?無理はしなくていいよ」と。

直後に楽しみにしている旅行の予定も既に入っていたのもあり。

お言葉に甘えるならば、行っても行かなくても良い、行かない選択もできる立場でした。

 

相談した友人からは

「私なら絶対行かない。行く必要ないよ。」と言われ。

たしかに、そうかもしれないなぁと。

 

さらに当日の午前中に、別の予定も舞い込み。

ますます行かない方向に傾いていました。

 

それでも前日の夜、ふと思ったのです。

 

やっぱり、義母に会いに行きたい。

 

これは理屈ではなく感覚。

 

いま、義母に会いたい。

神戸ならサクッと日帰りで行って帰ってこれるじゃないか。

 

以前のわたしなら、

予定や体調を理由にして行かなかったかもしれません。

結果としていくとしても

「お嫁ちゃん」としての義務感からの決断だったかもしれない。

 

でも

あの時は違いました。

 

行ける。

そして、行きたい。

だから、行くことにした。

 

ただ、それだけ。

 

とはいえ、、、

息子と孫に会えたら嬉しいのは間違いないけれど、

嫁には気を遣うんじゃない?

わたしが行って、疲れさせてしまわないかなぁ。。。

そんな思いもよぎりましたが。

わたしが会いたいから、行ってきました。

 

 

実際に会った義母は

「いやぁ!ほんまに来てくれたんやね!盆と正月がいっぺんに来たみたいやわ!こないして会えるやなんて嬉し過ぎるわ!ほんまにありがとうね。遠いところありがとう。ありがとう。』

そう言って、何度も何度も手を握ってくれて。

でもその手は、記憶より小さく、か細く、冷たくて。。。

 

なんだか泣きそうになるくらい、

来てよかったんだなと思えました。

 

 

 

これって、今思えば

自分で選んだからこそ、この出来事を心から「よかった」と思えるのだろうなと。

 

もしも夫に「一緒に行くべきだよ」とか「一緒に行こう」と言われていたら?

その後、何度もどうするのか予定の確認をされていたら?

行ったとしても

きっと「やり遂げた」「義務を果たせてよかった」という感覚での「よかった」になっていたかもしれません。

 

 

いま、わたしが感じている「よかった」は

純粋に、義母に会えて幸せだったなというただそれだけの感覚。

 

 

アドラー心理学では

「自分の課題は自分で選ぶ」と考えます。

 

行くか行かないかは、わたしの課題。

どう感じるかは、相手の課題。

 

あの時、わたしは

「こうあるべき」ではなく

「会いたい」を選んだ。

 

だからこそ

わたしにとっての正解になったんだろうなと思います。

 

ところで。

この出来事にはどんな意味があったんだろう?と

タロットカードを一枚引いてみました。

 

引いたカードは

ワンドの8

ワンドは火のスート

直観と前進を意味するカード

 

タイミングが来た時、

棒は自然に放たれる。

 

あの時わたしは、

誰かに言われたからではなく、

その時が来たから

自分の中の火に従って行動をした。

 

それだけのこと。

 

頭であれこれ考えなくても

感覚が教えてくれることがある。

それでいいんだろうな。

 

 

義母と帰った実家では

棚の引き出しをひとつひとつ開けて確認し

必要なものと、これからも不要なものとを仕分けしていきました。

 

施設に住んでみた今だからこそ

わかることもあるようです。

すぐに全部を処分してなくてよかったのかも、、、

 

義母がどうしても持ち帰りたかったのは

花鋏、帛紗、印鑑、買い置きしていたマスク、手作り作品各種

 

リハビリをして歩けるようになってきたので

お出かけにも行けるようになったからと

靴と折り畳み傘もお持ち帰り。

 

 

棚の中には、何年も前に他界している義父のものもたくさんあり。。

品々が出てくるたびに話してくれる、それぞれの思い出話も面白く。

とっても盛り上がるのだけれど

「全部いらないから処分するなり持って帰るなり好きにして」と。

 

思い出の品々なのにいいの?

と、少しドキドキするけれども

いずれ業者さんにお願いすることになるのかもしれません。

 

施設も、コロナの頃の厳しさから変わって

面会にも行けるようになっており。

 

またちょこちょこ会いに行けたらいいな。

 

必要だからではなく、ただ会いたいから。