相手の言葉が、心にグッサリと突き刺さることってある。


別に傷つけようとしたわけじゃなく、思いやりから来る言葉だったとしても、ひどく傷ついてしまうことが、不幸にして時々ある。


ある人と話をしていて、たまたま子供の話になった。流れから、私が約10年不妊治療をして、2回流産し、子供はすっぱり諦めたという話をした。今はさばさばしたもので、主人と2人、楽しくやろうと思ってるんです~などと言い、実際それは本音だった。


ところが、何を思ったかその人は、『私の知り合いに整体と気功をやってる人がいるんだけど、成功率90%なんで良かったら…』と言って連絡先を渡そうとした。


私はなんでそんな流れになるのか意味が分からず、『いえいえいえいえ結構ですから』と固辞した。尚もその人は『気が向いたらでいいから。私に気を遣わなくていいから』と言って押し付けて来る。

『気遣ってません!私が困るんです!』と思わず強く言ってしまった。そして、気持ちは有り難いがそういうのは却ってプレッシャーになること、東洋治療は以前散々試したこと、子供はもう本当に望んでいないこと、などを言葉を選んで話した。


相手は、果たして納得したのかどうか分からなかったが、気まずい雰囲気のまま別れた。


あの人に悪気がなかったのは間違いない。しかし申し訳ないが、ひどくデリカシーに欠ける発言だったと思う。私から求めたのならともかく、『こうすれば妊娠できる云々』などという情報、しかもちゃんとした医学ではなく民間療法をいかにも親切顔で教えるなんて僭越というものだろう。


不妊治療中、この種の当てにならない情報にどれほど振り回されたことか…成功率90%などと言っても所詮向こうが言っているだけなのだ。

つくづく、言葉って難しい。明るく普通に話したつもりだが、深読みされてしまったのだろうか?『夏ばこさん、本当は子供が欲しいんだな。かわいそうに』と、哀れませれしまったのか?それとも、『やっぱり女は子供産んで一人前!諦めたらあかん!』という、叱咤激励の意味だったのか?


いずれにしてもかなり上から目線で傲慢な態度だと思う。本人にその自覚はないと思うが。


正直、まだモヤモヤしていて、抗議でもしてやりたい心境である。しかしここで『傷ついた』なんて逆切れしたら、同じ土俵に立つことになりそうだ。


こんな風に考える私がひねくれているのか?