相談者は28歳男性。相談内容は妻の浮気について。近頃掃いて捨てるほどある相談だ。


 27歳の妻がキャバクラに勤めだしたのだが、最近客の一人と浮気をしているようだ。それらしいメールのやり取りが携帯に残っていた。問い詰めたら「妄想だ」と一蹴されたが、浮気だと確信している。妻は相談者に愛情をもはや感じていないが、「子供がいるから仕方なく」一緒にいるつもりだと言う。相談者は正直もうダメだと思い、離婚したいが迷っている。どうすべきか相談したいと言う。ちなみにこの夫婦の子供は1歳9ヶ月。二人は籍を入れて1年半だという。やはり最近掃いて捨てるほどある、「デキ婚」だ。


 あまりにも最近よくあるケースで笑える。しかも突っ込みどころが満載過ぎてどこから突っ込んでいいのか分からなくなる。まず、デキ婚。乳児がいるのに妻がキャバクラ勤め。定番どおり客と浮気。夫が妻の携帯を盗み見て浮気が発覚。妻開き直る・・・。これだけ列挙するとまるで起承転結。安い物語が成立しそうだ。


 夫も妻も、バカ過ぎる。この一言に尽きると思う。おそらくこの二人は、出会って間もなくエッチして、女が妊娠して結婚したのだろう。長い時間をかけて愛を育んだカップルでないことは断言できる。夫は妻の勝手放題に何一つ意見できず流されっぱなし。普通赤ん坊がいるのにキャバクラで働きたいとか言い出したら止めるだろ。(妻は元キャバクラ嬢だそうだ)働き出してしばらく経ってから、つまり妻が他に男を作ってから、文句を言っても遅いって。妻がキャバクラで働いている間、子供の面倒は一体誰がみていたのか。


 自分の意見を持たず流されっぱなしの頭の悪い男と、したたかでずるがしこくて奔放な女が一緒になったら、男の方が手玉に取られるのは分かりきっている。実際この夫、面白いほど手玉に取られている。夫は妻のアバズレぶりに失望し、妻は夫の知性の無さに失望する、早晩壊れることが目に見えている結婚だった。最近この手のカップルが多過ぎるように思う。


 パーソナリティの加藤諦三は、相談者の話が進むに連れ、「ああ、はいはい・・・」と態度が投げやりになっていた。恐らく「またかよ」と思ったのだろう。担当の弁護士先生も「別れるのがいいでしょう」とさらりと言ってのける。いい加減この手の相談に慣れっこになっているのだろう。弁護士先生曰く、平和な状態が長く続くと男の性欲は減退し、逆に女の性欲は増大する。最近の夫婦はほとんど妻が浮気をするケースで、女性が元気な時代なんでしょう、とのこと。なるほどそうかも知れない。ある意味女には、いい時代だと思う。


 相談者はあっさり「別れます」と言って一件落着。安易にくっついた二人は安易な理由で別れる。嗚呼、インスタント人生。