ずっと行きたくて行けなかった、「崖の上のポニョ」をやっと観に行った。
う~ん・・・思ったよりシュールな話。( ̄ー ̄; 確かに余計な説明は全くない。絵を楽しんで、動きを楽しんで、ポニョの表情の愛らしさに和んでいる内に、ストーリーは不条理に進行して行く。
何でだか知らないが突然家出をしたくなって、クラゲに乗って海の外に出てきた人面魚。船のスクリューに巻き込まれそうになって、瓶に顔がはまってもがいているところを、偶然宗介に拾われる。宗介は「金魚だ!」と言いながら「ポニョ」という名前をつけ、可愛がる。(ちなみにこの宗介って子供、親のことをパパママとかお父さんお母さんじゃなくて、名前で呼んでいる。個人的にはこういう子供は嫌い)突発的に二人の間に愛情が芽生えて、ポニョは宗介を大好きになる。突然「ぽにょ、そうすけ、すき」とか言い出すのだ。
ポニョは魚だけど父親はフジモトとか言う人間(やめたらしいが)、母親は海の女神(または観音様)。だからか知らないが、予め言葉を喋れるし、魔法が使える。宗介が指を怪我して、その血をポニョがなめたら怪我が治ってしまうのだ。ポニョは宗介のために人間になりたがるが、父親のフジモトに無理やり連れ戻される。そして宮殿(?)のような所に監禁されるが、「人間になりたーい!」と叫ぶと何故か手足が生えて、半魚人となる。この半魚人状態のポニョ、はっきり言ってキモチワルイ。
ポニョはたくさんのポニョもどき(ポニョのきょうだい)の協力を得て、再び陸に上がろうとする。その時たくさんのポニョもどきが何故か巨大魚になって大波を立てたため、海が大嵐になるのだ。宗介の住む町は大嵐のせいで大被害に遭い、街はほとんど水没する。(この間の豪雨を思い出した)その中をポニョは大波の上を駆け抜けながら、宗介の住む崖の上の家(水没して小島の家になってしまったが)を目指す。そして、めでたく宗介の家の前で宗介の母親に発見され、宗介に再会できる。
それから先は勢いでストーリーが進行して行く。自身の勤める老人ホームのおばあちゃんたちの安否を気遣い、大嵐の中出かけて行った母親を追いかけるため、宗介とポニョはおもちゃの船で大海原(水没した街)に繰り出す。ちなみにおもちゃの船はポニョが魔法で大きくした。(魔法を使う時だけポニョは半魚人になる)理由は分からないが海はいつのまにか古代の海になっている。
色々あって老人ホームにたどり着いてみたら、水没しているのにおばあちゃんたちは自由に動き回っている。フジモトが魔法を使ったらしい。一方、海では船乗りである宗介の父親(脇役顔)がポニョの母親である、海の女神に遭遇する。(遭遇しただけ。何もドラマは起こらない)そして唐突にも、ポニョを人間にすることが両親の間で決定していた。ポニョが人間になるには古い魔法が必要で、そのためには宗介の、ポニョを愛する強い意志が必要だそうだ。さもないとポニョは、海の泡になってしまうらしい。5歳児に女を愛する強い意志を期待するのもどうかと思うが。
その古い魔法とは、陸に上がったポニョに宗介がキスをするというものだった。しかし宗介がポニョの正体を知って、もしポニョがイヤになったら、魔法は解けてしまうらしい。ポニョの母親が、「ポニョの正体は半魚人なのよ」と教える。・・・そうだったのか。宗介は、「たとえポニョが半魚人でも、僕はポニョが好きだよ!」と力強く答える。5歳児は物事を深く考えない。
フジモトと海の女神が帰って、宗介とポニョが陸に上がった瞬間(この時のポニョは魚の形)、ポニョが飛び上がって宗介にキスをする。するとポニョが人間の女の子になって、めでたしめでたし。
映画を観終わった後、何個かのクエスチョンが脳裏に浮かんだが・・・ポニョがかわいかったから許そう。あ、半魚人のポニョは除く。
しかし・・・「ぽ~にょぽ~にょぽにょさかなのこ・・・」あの主題歌は耳に貼りつく。どうでもいいが。