今日の昼頃、名古屋駅西側のビックカメラの裏にある、ミニストップに寄った帰り。店の前の交差点で、男がタバコの空き箱をポイ捨てした。間髪入れず、通りすがりの正義感の強い人が「こんな所に捨てるな!拾え!」と注意した。捨てた男(派手なアロハを着てサングラスにパンチパーマのチンピラ風。しかし身長160センチ以下、肩幅狭し。)はビビッた様子で軽く頭を下げながら、自分が捨てた空き箱を拾いに戻った。注意した人が強面だったのだろう。


 そのチビンピラ(チビのチンピラ。私が命名)は、自分よりも上背のある、子牛のような体格の女を連れていたのだが、女の前で叱られたのがよほどバツが悪かったのか、歩きながら後ろを振り返り、舌打ちを繰り返していた。連れの女も一緒になって振り返り、仏頂面を作っていた。


 私はその二人のすぐ後ろを歩いていた。するとチビンピラはおもむろに、さっき拾ったタバコの空き箱をくしゃっと潰し、何食わぬ顔で再びポイ捨てした。さっき注意されて面子(?)がつぶされたと思ったのか、女の前でいきがった所を見せたかったのか。(道路にゴミをポイ捨てするのがカッコいいと思っているのか?)それにしてもバカな男だと思った。


 私はここで、ちょっとした悪戯心を起こした。チビンピラの捨てたタバコの空き箱を拾い、彼と子牛女の後を追った。そして二人が信号待ち(赤信号ではちゃんと止まるらしい)している二人の横にぴったり並んで、これ見よがしにタバコの空き箱を掲げて見せた。


 チビンピラと子牛女は気づいたらしく、こちらをチラ見している。私は何気なく横目でチビンピラを見て、にっこり微笑んでやった。チビンピラはバツの悪そうな顔をして目を反らした。子牛女は眉間に皺を寄せてこっちを睨んでいる。私は視線の端で女を捉えた。若いかと思ったらけっこう年がいっているようだ。40過ぎと見た。


 何か因縁をつけられたら、「ゴミが落ちていたので拾ったんです」と言うつもりだったが、何も言って来なかった。信号が青に変わるまでの間、チビンピラはどんな気持ちだっただろうか。捨てても捨てても、自分の所に戻って来るタバコの空き箱。私の嫌味を、理解しただろうか?少しは良心が痛んだだろうか?(それはないだろうな)


 どっちにしても、ヤツが意識した時点で私の勝ちである。( ̄ー ̄)


 タバコの空き箱をどうしたって?もちろん、ちゃんとゴミ箱に捨てましたとも!