相談者は31歳男性。元カノ34歳に貸した約100万円を、どうやったら回収できるかという相談。
相談者は半年前に彼女と別れたのだが、交際中にサラ金と車のローンの名義を貸して、全部で200万ほどの借金を作った。借金の名義は全て相談者で、つまり表向きには彼が借りていることになっているのだが、彼女が毎月相当分を現金で相談者に手渡していた。交際中は順調に返済してくれていたのだが、半年前に関係が壊れて以来、一切お金を払ってくれなくなった。彼女は相談者と別れてすぐ、別の男と結婚し、(相談者の名義で買った)車も売ってしまった。連絡は取れる状態にあるので、借金を返してくれと言うと、「金が無いから払えない」と言われた。借金の残りは100万ほどあるのだが、何とかして回収したいがどうしたものかと悩んでいる・・・ちなみに借用書等は、一切存在しない。
パーソナリティの加藤諦三も、回答者の高中正彦弁護士も、答えは共通していた。
「お金は返ってきません」
すがすがしいほどの一刀両断だった。
「あなた、騙されたんだよ」
と高中弁護士。
相談者は、自分は騙されたつもりは無いと言う。騙されて、悔しいと思わないの?という問いにも「思いません」。
「現実逃避してるでしょ?」
と加藤諦三。
相談者は、「イヤ、そんなことはないです・・・」と弱々しく反論。
しかし恐らく誰が聞いても、この相談者は34歳のしたたかな元カノに騙され、そしてその自覚がないと言うだろう。ここまでの事態になってもこの31歳の男は、まだこの事を自分の身に起こった災難として認識していないのだ。弁護士に頼めばきっと何とかしてくれる、誰かが何とかしてくれると高をくくっているのだろう。
しかし彼にこれから起こる現実は、名義を貸したサラ金と車のローンをひたすら払い続けなければいけないこと。何と既に別の借金があり、その返済でけっこう生活が苦しいらしいのだが。
そんなことは債権者には知ったことじゃない。
借金の名義を貸したり保証人になったりすることが、どんなに重いことか、この相談者は全く理解していなかったのだなぁ。「貸したお金はあげたと思え」「保証人にはなるな」「名義は貸すな」これ、社会人の三大原則のはずだ。31にもなってそんな事も知らなかったのか。
「高い授業料払ったと思いなさい」
と高中弁護士。
「それからね、少しは悔しいと思いなさい。でないとまた同じこと繰り返すよ」
果たしてこの相談者はもう一度同じ事を繰り返すのだろうか?
繰り返すに一票。