私は普段案外冷静で、あまり感情的に振舞ったりしないため、周囲の人たちからは「落ち着いた人」としてみられているようだ。人に相談することに比べて相談されることの方が多い。しかし、真実の私は情緒不安定で感情の起伏が激しく、精神力がメチャクチャ弱い。ちょっとしたことですぐ凹んでしまう。多分、一人では生きられないタイプだろう。


 いつも、常に、誰かを力いっぱい愛していたい、誰かから死ぬほど愛されていたいと強く願っている。「愛」なくしては生きる甲斐を見出せない。究極の寂しがりやだと思う。「愛情乞食」と言うべきか。


 昨日、夫と久し振りに派手な喧嘩をした。原因は些細なことだったのだが、離婚を考えるまで思いつめてしまった。(喧嘩のことを記事にしたがあまりに感情的だったので削除した)夫が私を愛しているのか、私は夫を愛しているのかが分からなくなり、結婚生活の全てが虚しくなり、夫から離れたくなってしまったのだ。離婚相談のサイトまで検索した(笑)。


 結局仲直りして、今は平常心を取り戻している。夫とは離婚せずに済みそうだ。しかし不安感はまだ残っている。夫と私は性格が違うから、愛情の濃さというか密度が違うように思う。その溝は多分ずっと埋められない。夫は夫なりに私を愛してくれていると思うが、その愛し方が私にとっては「薄い」のだ。だから時々物足りなくなる。突き詰めれば喧嘩の原因はいつもそこにある。夫が私を不安にさせるのだ。(私だけの一方的な言い分であることは十分承知している)


 喧嘩して頭に血が上るといつも、普段は気にしない夫の性格上の欠点とかが急にものすごくイヤになり、こんな男とはやっていけない、結婚したのは誤った選択だったと思い、きっと私はもう夫に愛されていないし夫を愛してもいないのだと決め付け、離婚しかないと結論づけてしまう。こんなことなら一人で生きた方がマシ、と。


 しかしちょっと冷静になると、性格的な欠点は自分にもあることと、たまらなく好きなと夫の美点を再発見し、自分は夫のそこに惚れたのだということを思い出し、離婚は思い留まる。


 なんとも落差の激しい、まるでジェットコースター並の感情の起伏の激しさだ。気持ちが高ぶっている時は、そのこと以外考えられなくなっており、自然に涙が溢れ、動悸も速くなり、食欲も気力も無くなり、眠れなくなる。その状態が1週間続けば間違いなく体を壊すだろう。夫のことだけではなく、何か問題が起こると私はいつもそうなる。気性が激しすぎるのか?


 その代わり問題が解決すると嘘のように気分も体調もよくなる。現金なことこの上ない。軽い躁鬱病かも知れない(笑)。


 私は正直、誰かから「本当に必要とされ」「心から愛され、慈しまれ、大事にされた」経験が無い。いつも誰かを愛する時は「死ぬほど好き」なレベルなので、同じように相手にも要求してしまう。大抵相手は逃げるか、私の気持ちに付け込んで「都合のいい女」扱いするかのどっちかだ。だから若い頃の恋愛は、あまり幸せな恋とは言えなかった。


 夫と結婚した理由は割り合い平常心でいられたからだ。もちろん好きだったがそれまでのような激しい感情ではなく、穏やかな、落ち着いたものだった。これなら安心して一緒に生活できると思ったのだ。それでも結婚してしまうと、やっぱり激しい愛情を求めている私がいる。どんなに夫に愛情表現をしても、期待どおりのものが返って来ないので、私はいつも寂しい思いをしている。しかしそれが夫にどうしても伝わらない。


 夫はこんな私にいい加減愛想を尽かしているかも知れない。それを考えると不安になる。私は決して完璧な女房ではなく、むしろ悪妻の部類に入るのだからと、無理やり自分を納得させているのだが・・・それでももし夫に嫌われていたらと思うと、悲しくて死にそうになる。


 一体私はどうしたいのか。私は夫が好きなのか。夫を好きな自分が好きなのか。それとも自分だけが好きなのか。誰でもいいから愛したくて、愛されたいのか。全く分からない。ただ一つ分かるのは、関係を継続させるのは本当に難しいと言うことだけだ。