最近、新しいテレビを買った。
数ヶ月前から、テレビの色調機能がイカレて、画面が全体に黄色くなった。いつでも黄昏時の、黄昏テレビである。ドラマを見てもバラエティを見てもニュースを見ても、常に黄昏。お笑い番組でさえどこか物寂しさが漂っていた。
色調以外は全く問題なく映像もクリアなので、私は黄昏画面もそれはそれとして楽しめばいいと思っていたのだが、夫が黄昏テレビはもうイヤだと言い出して、年末までに新しいのを買うべきだと主張した。黄昏紅白も黄昏お笑いヒットパレードも、趣があっていいじゃないかと思っていた私は反対したが、粘る夫についに根負けして夫の要求を呑むことにした。
最新機器については全く分からないので、モノ選びは夫に一任していたら、画面サイズがどんどん大きくなり、HDD録画システムだの、画面分割機能だの、一体何がどうなっているのか見当もつかないような最新機能がたくさんついたテレビを買われてしまった。しめて25万円ナリ。いくらなんでも高過ぎる。
画面サイズは42インチである。横幅がなんと1メートルもあるのだ。そんなに大きい画面なのに、奥行きは10センチ程度しかない。つまり極端に薄い。フラット画面なので照明の映り込みが無く、スイッチが入ってない時は真っ黒である。今や我が家のリビングは、巨大な黒いスクリーンが、部屋の真ん中で強烈な存在感を放っている。
このテレビ、地デジ対応のため、チャンネル番号が今までと違う。新聞のテレビ欄をよく見ると、地デジのチャンネル番号もきちんと書いてあって驚いた。世の中既に地デジに対応しているらしい。地デジになったからか、ハイビジョン放送も見られる。やっぱりハイビジョンだけあって画面がきれいだ。しかし番組自体はそんなに面白いのはやってない。元々あまりテレビを見ない方だったので、画面が大きいとか映像が鮮明だとかにあんまりありがたみは感じない。
録画方法も独特で、DVDやビビデオテープは一切必要なく、テレビに内臓されているHDDに記録するシステムだ。テレビデオのようなものか。ボタン一つで録画予約でき、70時間分の番組が録れる。もうテープ残量を気にすることもない。Gコードも必要なくなった。テレビも録画も、同じリモコンでできるのは便利だ。・・・あんなに薄いテレビのどこにそんな情報を詰めるのか、と考え出すと頭が痛くなって来るが。
新しいテレビが来たことによって、とにかく我が家は「地デジ化」した。CMで地デジ地デジとしきりに言っているから、きっと地デジは良いものなのだろう。画面も大きくなったし、映像もきれいになったし、チャンネルも増えたし。
ところで「地デジ」って一体何?