第6夜


 こんな夢を見た。


 昼寝から目を覚ますと、部屋の様子が何かおかしい。寝ぼけ眼で物音のする方を見ると、若い男が布団を担いで寝室を出て行こうとしていた。


 (賊だ!)とっさに判断し、飛び起き、布団泥棒を捕まえようと駆け寄った。


 「待ちな!」布団泥棒はあっさり私に組み伏せられた。男の肩と急所を押さえつつ、私は携帯で110番しようとした。しかし、何回かけても話中だ。何故か体に力が入らず、しっかりと男を押さえつけておくことができない。とうとう男は隙を見て、私の体の下から這い出してしまった。


 その時、私は急に怖くなり、ニューヨークのひとみさんに電話をかけた。



あ、もしもしひとみさん?今ウチに泥棒が入ってさ~・・・(´Д`;)


え~大丈夫?\(゜□゜)/


うん・・・布団取られて逃げられちゃったよ~(´Д`;)


怖かったやろ~ 今すぐタクシーでウチにおいで!(`・ω・´)



 ひとみさんの親切に甘えることにし、ニューヨークまでのタクシーをつかまえるべく、駅へと向かった・・・・・・・・



 というところで目が覚めた。



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 しかし、まだ続きがあったのだ。


 目覚めた私は、夢だったのか、夢で良かったと安堵し、ベッドから出た。若干人の気配がするような気がしたが、まぁ気のせいだと思い、居間へと向かった。


 そこで、私はなんと、賊と鉢合わせをしてしまったのだ。今度は外国人風の窃盗団で、居間を荒らし、金目の物を物色していた。彼らは私に気づき、こっちを見た。私は賊の一人と目が合ってしまい、、腰を抜かしそうになりながら、ほうほうのていで家から脱出した。今度は、取り押さえる勇気などなかった。


 家を飛び出した私は、ひとまず近所の柴咲コウの家でかくまってもらうことにした。柴咲コウは箒で庭を掃いていた。 パジャマ姿のまま走ってきた私を見て、ただ事ではないと思ったのだろう。中へ入るよう、目で合図してくれた。


ありがとうございます。トイレお借りしていいですか。


 柴咲コウの義侠心に感謝しながら、私は広い家の中へ入った。


 中へ入ると、何故か大竹しのぶと国分太一が、英会話のレッスンを受けていた。講師は森山良子である。しかも私と面識があるらしく、私と目が合うとにっこりと微笑んだ。


あっ先生、お久し振りです。


 そういえば私も以前、森山良子から英会話のレッスンを受けていたことを思い出したのだった。


 柴咲コウ宅のトイレは、一般民家のそれとは思えないほど広かった。私は、こんなに広いトイレを何故作ったのかと、ぼんやり考えながら用を足していたが、いくら考えてもさっぱり分からなかった。