ネジのライブはいつも、
過去への扉をあける。
特に今日の曲たちは、
やたらと古傷をえぐってきて、
痛くて気持ちいい。

ひろさんがシルエットロマンス歌った時はドキッとした。
消しちゃったけど、
夕べ会いたいとかいた奴のバンドで、
この曲のコピーをしてて、
私、ヴァイオリンで参加したんだ。
大学一年の春か。
いろいろ辛かったし、
居場所を探してもがいては、
誰かにすがり、
誰かを傷つけ、
何かを得るたびに心が少しずつ欠けていった。
そんなころ。

でも、
いま、
振り返ってみると、
そんなに悪くもなかったかもね。
いま、
胸の奥には、あの頃、
必死に集めたきれいな破片たちが沢山残されていて、
どれも今でも、
悲しいくらい美しいから。