備忘録として。
福島県談合 佐藤工業元会長に実刑 東京地裁判決
福島県発注の下水道工事をめぐる談合事件で、競売入札妨害罪に問われた県内建設最大手、佐藤工業(福島市)の元会長佐藤勝三被告(67)に対し、東京地裁は28日、懲役6月(求刑懲役10月)の判決を言い渡した。談合事件で業者側が実刑判決を受けるのは異例。勝三被告は控訴する。
小池勝雅裁判長は「公判で県民に対する謝罪がなく、反省している様子はない。談合を必要悪とする風潮を根絶するためにも厳しく処断する必要があり、佐藤工業が指名停止などの社会的制裁を受けていることを踏まえても、安易に刑の執行を猶予できない」と述べた。
勝三被告は、自社や共同企業体(JV)を組んだ東急建設(東京)などの談合担当者との共謀を否認し無罪を主張したが、小池裁判長は「自社の談合担当者から報告を受けて指示しており、共謀関係は成立する」と一蹴(いっしゅう)。「県経済界の中心として正当な経済活動を主導する立場にありながら、落札率を95%以下に下げる提案をするなど積極的に談合を推進した」と認定した。
判決によると、勝三被告は佐藤栄佐久前知事の弟佐藤祐二被告(64)=競売入札妨害罪、収賄罪で起訴=らと共謀。2004年8月に行われた県北流域下水道整備事業の競争入札で、東急建設と佐藤工業のJVが落札できるよう、仙台市青葉区の奥村組東北支店の事務所などで、ほかのJVと談合した。
◎佐藤元会長 顔紅潮させ不満げ
公判で言いたいことを言ってきた佐藤工業の元会長佐藤勝三被告(67)。判決公判に臨む28日も「きょうも自然体でいくよ」と報道各社に明るく答えて東京地裁に入ったが、実刑判決を受けると顔を紅潮させ、不満げな表情を見せた。
勝三被告はこれまでの公判で「自分が起訴されるならばゼネコンの役員も起訴されるべきだ」と供述。逮捕前の記者会見で繰り返した内容と同じ主張を展開し続け、自然体で公判に臨んできた。
起訴事実については「談合があったことは認めるが、これで(自分が)罪に問われるかどうかは、裁判所に判断してもらいたい」とあいまいな表現を繰り返した。小池勝雅裁判長に「どういう意味か」と問われると、「裁判所に判断してもらいたいということだ」と突っぱねた。
「経営トップが談合に関与しないシステムを盾にして部下の責任を認める一方、自らの責任の有無には言及せず、裁判所に判断してもらいたいという供述に終始した」「自らの責任の重さを自覚させるため、刑の執行猶予は相当でない」
判決公判で小池裁判長が量刑理由を読み上げ終えると、被告人席の勝三被告は指示される前に席から立ち上がった。小池裁判長が「控訴するでしょうが」と前置きして、控訴手続きを説明すると、紅潮した顔で傍聴席や弁護人を眺め回した。
2007年02月28日水曜日
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/03/20070301t61031.htm
佐藤福島前知事 5年間の立候補禁止 仙台高裁
2004年の福島県知事選で当選した前知事佐藤栄佐久被告(67)=収賄罪などで起訴=派の選挙違反事件の連座訴訟で、仙台高裁は27日、前知事に同知事選への5年間の立候補禁止を命じる判決を言い渡した。
判決は仙台高検の請求通り、公選法違反で有罪が確定した前知事の元私設秘書の郡山市堂前町、馬場幸蔵元被告(53)が連座制対象者に当たり、連座の要件を満たすと判断した。前知事は第一回口頭弁論に出廷せずに答弁書も出さず、1回の審理で結審した。
判決によると、馬場元秘書は選挙告示前の04年8月上旬、同市大町1丁目の事務所で、運動員だった同市並木1丁目、会社役員日下健一元被告(59)=有罪確定=に現金500万円を渡して票の取りまとめを依頼するなどした。
馬場元秘書は昨年12月、福島地裁で懲役1年6月、執行猶予5年の判決が確定した。前知事は県発注工事をめぐる汚職事件で昨年9月、辞職した。
2007年02月27日火曜日
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/02/20070228t63032.htm