全国各地の高校で、学習指導要領に定められた必修科目を履修していない実態が明らかになった。このままでは、多数の3年生が卒業できない異常事態が生じる恐れがある。

 未履修の原因は、はっきりしている。大学進学に向けた授業を最優先し、学校側が入試に必要ない科目の履修を省いたためだ。

 未履修の生徒たちが卒業するためには、不足分を今から履修する必要がある。

 受験勉強が追い込みに入る時期に、突然の混乱に巻き込まれることになった生徒たちは気の毒と言うしかない。同じように未履修でありながら、そのまま卒業、進学した先輩たちがいるのに、といった不満や憤りを感じる生徒も多いだろう。

 だが、ルール違反は許されるものではない。

 未履修が分かった高校のほとんどは、教育委員会に対し指導要領通りに履修していたと虚偽の報告をしていたという。生徒の成績の原簿となる生徒指導要録にも虚偽記載した可能性がある。違反が明らかになった以上、改めなければならない。

 文部科学省は早急に全国の実態を把握し、問題を明らかにする必要がある。学校長の責任は厳しく問われるべきだろう。

 各学校には、一刻も早く今後の方針を示し、生徒一人一人にきめ細かく対応していくことが求められる。この問題で卒業できなくなるような生徒を1人でも出してはならない。

 それにしても、教委はこうした実態に気付かなかったのか。本当に知らなかったとしたら、職務怠慢ではないか。

 必修科目でありながら授業を省かれてしまった担当教師にも言いたい。教師としての誇り、教科に対する誇りはないのだろうか。

 高校で必修科目の未履修が表面化したのは初めてではない。過去に何度も起きている。

 根本的な問題にメスを入れなければ、同様の事態はまた起きる。しかも、一層「巧妙に」行われるに違いない。

 少子化の進行で、大学の門は全体としては広くなった。だが、有名大学の門は依然狭い。名門大学への進学実績が高校や教師の「評価」となる状態が続く限り、入試最優先の授業も続くのだろうか。

 しかし、入試に合わせて授業の在り方を変え、入試に必要ない教科を切り捨てるのでは本末転倒と言わざるを得ない。高校は予備校とは違うはずだ。

 児童生徒の「学力低下」問題から、これまで進めてきたゆとり教育からの大転換が国の大きな方向になってきている。

 中教審は指導要領の全面的な見直しの作業を進めている。安倍晋三首相が設置した教育再生会議も、現在の教育を取り巻くさまざまな問題について議論を始めた。

 今回の事態を契機に、高校における学習の意味もあらためて問い直したい。生徒にとっては、何のために勉強するかだ。中教審や教育再生会議には、この根本的な問題についても幅広く議論をしていってほしい。

2006年10月27日金曜日




だが、ルール違反は許されるものではない。

そうだよなぁ、ルール違反はいかんわなぁ。

だったらさぁ、教員の国家斉唱・起立拒否、国旗を認めないことなどは、公務員である以上ルール違反じゃないの? 違反でしょう? 


パンチ!違反だ!!パンチ!


あんたらの思想的立場で物事を考えるなつうぅの!!

思想の自由とかで「職務放棄」をするんじゃないよ。

新聞社はこういうダブルスタンダードなところを直さんといかんなぁ。