安倍晋三首相は北京を訪れ、胡錦濤国家主席、温家宝首相ら中国側要人と会談し、未来志向での関係再構築を図ることで一致した。
 小泉純一郎前首相の毎年の靖国神社参拝をめぐる確執で昨年4月以降、首脳会談ができない異常事態は一応、解消した。靖国問題では、双方が基本的立場を述べ合い対立を避けることを優先した形だけに、依然、火種は残り、本格的な関係修復は今後の信頼醸成にかかる。

 一連の会談では、核実験を予告している北朝鮮に対し、連携して自制を促すことを確認した。中国首脳の訪日と、11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、12月の東アジアサミットでの再会談などでも合意した。

 安倍首相が初の外遊先に中韓両国を選んだのは、アジア外交立て直しの意欲を内外にアピールするため。中国側は、政権交代を機に関係改善に乗り出す意欲を示すとともに、新首相の器量や信頼性を測る狙いもあったのだろう。

 日中は北朝鮮の7月のミサイル発射時には、安保理決議案をめぐり対立したが、首脳会談では核実験を決して許さない強い意思を一致して示した。拉致問題でも中国は協力を約束した。緊急課題での協力関係は順調に滑り出したと言える。

 両国間の最大の懸案である靖国問題では、事前に一定の歩み寄りがあったとみられる。
 中国は参拝自粛の確約なしに会談再開に応じたことを譲歩とし、一方の安倍首相は就任前の対中強硬路線やタカ派的な政見の修正をもって中国側への配慮とする。相手のメンツを尊重する姿勢を修復に向けた「互いの努力」と認め合ったのだろう。

 会談で、胡主席は安倍首相に「政治的障害を除去してほしい」とやんわり参拝自粛を求めた。首相はこれまでの「あいまい戦術」で参拝の有無を明確にしなかったが、「今後は適切に処理していきたい」と述べ、1995年の村山首相談話など、これまでの政府見解に沿う歴史認識を表明した。

 しかし、首相の「あいまい戦術」を中国側もあいまいにしたままで相互理解は深まるだろうか。中国側は、首相の任期中の参拝はないとの心証を持ったに違いない。首相は事実上、自らの参拝について手足を縛ったに等しく、国内の反応が注目されよう。

 両国はこれまで靖国問題が足かせとなって、東シナ海のガス田開発問題など二国間の懸案解決をより難しくしたり、東アジア共同体構想などで主導権争いを繰り広げたりするなど、多くの時間と労力を浪費してきた。
 日中は関係再構築のスタートラインに着いた。大所高所から確実に歩を進めてほしい。

2006年10月09日月曜日



ブログ管理者:fooling

あんたらが「靖国、靖国」とご注進しなければ、これだけで収束に向かうよ。中国も迷惑しているんだから(^_^;)

それと「あいまい」でいいやんか、戦術なんだから。後が大変だけど・・・・・

「相互理解」とはどのような意味で使用しているのか知らないけど、文字通りの相互理解なんぞ有り得ない。国益のぶつかり合いなんだから、寝言言ってんじゃない。


首相就任早々に中韓に訪問してやったのだから、少しは評価してみたら。取敢えず何でも批判なんだよな。反対、反対、反対、あぁつまんねぇ。やっぱり産経に変えようかな。