小泉純一郎首相は9月の退任後、何をするのか。その関心は、安倍晋三官房長官が自民党総裁選でどれだけ圧勝するのかといった関心と同じ程度大きい。
 マスコミの世論調査では、小泉内閣の支持率はいまだに高い。退陣する政治リーダーが新たに登場するリーダーに匹敵するぐらいの注目を集めること自体、異様である。

 小泉首相は自身の退任後の対応について「口出ししないよう、控えめに新総裁を支える」と述べている。「当分は(派閥に戻らず)1人でやる」とも明言している。「小泉美学からして、議員辞職するかもしれない」という憶測は既に消えた。

 こうした言葉や見方から、小泉氏が今後どんな行動に出るかは分からない。が、私たちが関心を持たざるを得ないのは、小泉氏が新政権に対してどの程度の影響力や求心力を持つかだ。

 5年間の小泉政治を貫いてきた「小泉的なるもの」は、小泉氏の退任後も色濃く残るとみたい。それは「院政」などという言葉では表せない、見えざる引力のようなものではないか。

 「小泉的なるもの」とは、政治風土的に言うなら、政策より人気、理念や論理より感性や情緒を優先させるポピュリズム(大衆迎合主義)、外交政策的には、日米基軸万能主義と対中国・韓国強硬路線であろう。

 また、安倍氏は「再チャレンジ支援策」で部分的な修正を目指しているものの、政策理念的には、格差という代償を払いながらも自由と競争と市場価値を重視する「市場原理主義」が小泉改革の底辺に流れていた。

 小泉首相が退任しても、「小泉劇場」は終わるまい。9月26日に予定される新首相指名の臨時国会で劇場の第二幕が開く。その意味で、現在の党総裁選は第一幕と第二幕の幕間(まくあい)の出し物にすぎないかもしれない。
 新たに選ばれる自民党総裁が、小泉首相を乗り越えられなかった場合、あるいは小泉劇場と別の舞台をつくり得なかった場合、自民党は来年夏の参院選で敗北する可能性が大きい。

 そこで待ち受けるのは、政権交代や政界再編へ向かう政治の激しい価値転換だろう。佐藤栄作、吉田茂両氏に次ぐ小泉長期政権からバトンを受けた新政権は「長期政権の後は政治が流動化する」という歴史の轍(てつ)を踏むことになりそうだ。

 一部でささやかれる「参院選後の小泉再登板説」は参院選敗北の恐怖心が背景にある。しかし、仮にそんな選択をしたら、自民党は「人材がいない政党」として空中分解するはずだ。
 かなり可能性が高い政治の流動化を前にして、私たちは政治に何を迫り、どうかかわっていくか考えざるを得ないだろう。

 財政再建では国と地方に何を求め、日米・東アジア外交では、在るべき姿をどう思い描くのか。地域や所得の格差は決して避けて通れる問題ではない。
 そして、輪郭の定まらないナショナリズムの台頭に私たちはどう対応していけばいいのか。
 そうした確たる視点と座標を持たなければ、私たちは政治の乱気流に翻弄(ほんろう)されるだけだ。

2006年09月15日金曜日



ブログ管理者

馬鹿馬鹿しい、唸るような社説は書けんのかな。


>かなり可能性が高い政治の流動化を前にして、私たちは政治に何を迫り、どうかかわっていくか考えざるを得ないだろう。

>輪郭の定まらないナショナリズムの台頭に私たちはどう対応していけばいいのか。
 そうした確たる視点と座標を持たなければ、私たちは政治の乱気流に翻弄(ほんろう)されるだけだ。

考えてないのはあんたらだけだよ。

現在のナショナリズムは輪郭もハッキリしているし、輪郭の内部もハッキリしている。

何をみて「輪郭が定まらない」と総括するのか全く理解できないが、但し一部分をみて全てが同じという論調は相変わらずだ。この手法が「誘導」になるし「捏造」ともなる。


>ポピュリズム(大衆迎合主義)

>日米基軸万能主義と対中国・韓国強硬路線

>小泉劇場

誤ったイメージを植えつけるには、もってこいの言葉です。


対中国・韓国強硬路線

以前の日本と表面上の比較をしたら確かに強硬路線かもしれませんね。

でもね、ネットが普及して「言論の自由」がバ韓国や共産独裁中国と違い保証されており、多種多様の情報がマスコミより早く「正確」に手に入るから、あんたらが韓国様、中国様言ってもね、国民は知ってしまったのだよ。

あんたら、中国に対し内政干渉的な記事は出さんだろう? しかし、中国から内政干渉的な事を言われたらそれに乗っかって、日本政府をこき下ろそうとするだろう?


あんたら、どこの人なの?

外面だけいいんですね。業務だけでしょうかね、家庭でもおんなじでしょうかヽ(゚◇゚ )ノ 外面のいい人間を身内に置くと大変ですね。にひひ


団塊世代の編集さん、あんたらが過ごした全共闘の想い出が残っているのかな(笑)