水谷建設事件の捜査で浮上した福島県の下水道工事をめぐる談合事件で、4日深夜に逮捕された福島県知事の支援者が、工事を受注した建設会社から謝礼として、およそ1000万円の現金を受け取っていたことが関係者の話で分かりました。
この事件はおととし、福島県が発注した『流域下水道整備工事』の入札に絡み、佐藤栄佐久・福島県知事の支援者で会社社長の辻政雄容疑者(59)と、地元の建設会社『佐藤工業』の営業部長・八巻恵一容疑者(47)の2人が、佐藤工業と東急建設の企業共同体が落札できるよう、他の業者と受注調整したとして逮捕されたものです。
工事は佐藤工業と東急建設側が8億円余りで落札しましたが、先月、特捜部の任意聴取を受けた東急建設の東北支店長が談合を認めたうえ、「辻容疑者に謝礼として1000万円を渡した」と供述していたことが関係者の話で分かりました。
この東北支店長は、聴取の翌日に宿泊先のホテルから飛び降り自殺しています。
辻容疑者は福島県内の公共工事の『仕切り役』とされていて、関係者によりますと、県知事の『私設秘書』を名乗る名刺を持ち歩いていたということです。
特捜部は今後、辻容疑者が工事の発注元である福島県側へ口利きしていたのかどうかなど、実体解明を進める方針です。(05日10:52)
(TBS Newsi)
