ニュースでインフルエンザ流行をとりあげていました。皆さんは大丈夫ですか?
鳥取にも流行の波がやってきました。ビッグウェーブです。苺が巻き込まれてしまいました。
インフルエンザにかかると熱が出ます。これはまぁ普通ですが、苺は熱が出ると面倒くさいことになるのです。
熱性痙攣(ひきつけ)。これは熱が出ると痙攣を起こし、体が硬直して気を失ってしまう症状です。
困ったことに苺の場合は熱が出る直前に痙攣がきます。予告なく突然です。
しかも痙攣といっても体はぐったりで目はうつろな感じです。ピクピクしません。
知らない人が見たら「テンションが大幅に下がった子供」に見えます。
目は開いているのですが、呼びかけに反応しません。叩いてみてもダメです。息はしていますが、死んでいるみたいになります。
そしてそのあとは錯乱状態がやってきます。もう大暴れ。
「お父さん!お父さん!お父さーーーん!!!!」
目の前に私はいるのに気が付きません。呼んでも無駄。痙攣どめの薬が効いて眠るのを待つしかありません。
以前、大学の偉い先生に診てもらったことがありましたが、「CTも脳波も特別異常はないし、珍しいね」と言われただけで終わりでした。
そして今回も突然やってきました。幼稚園から帰ってきて様子がおかしい。座って遠くを見つめています。
すぐに異変に気がつき薬を使い病院に向かいましたが、病院に着く頃に錯乱状態がやって来ました。私と妻と看護師さんの3人がかりで押さえつけます。薬が効くまでこれしか方法がないのです。
10分ぐらいで静かになってきた頃に熱が上がってきました。
先生に「前回と一緒ですね。入院して様子を見ましよう。」と言われました。
入院にあたっていろいろ検査をすることに。CTとか脳波とか、熱が出たのでインフルエンザの検査も受けました。
病室に移動して「やれやれ」と眠っている苺の横で座っていたら、先生がやってきて「前回同様、CTも脳波も異常は見られませんでした。ただ、インフルエンザが陽性だったので熱の原因はそれです。熱が下がって元気がでたら退院できますよ」と言われました。
「退院」の言葉を聞いてほっとしましたが、珍しい痙攣は謎のままです。
みなさんも外から帰ったら手洗いうがいを忘れないようにして下さいね。